時計泥棒

一度の人生。ゆったりまったり生きるのだ。

やっと落ち着きました。

2012年04月21日 | 日記
また引っ越しました。
結局前にお話しした家には5日のみの滞在でした。

結局は、向こうのミスということは間違いなく、さらに大家さんがほったらかしということにも問題があるようなので。
突然出たということもあり、保証金を返してもらうために後に入る人を探していたのですが、その人も昨日何とか見つかり、無事解決されたのでした。

こちらの人は色んな意味でおおらかというか…情報が錯綜することが多くて、特に外国人連中は振り回される。
また、ハウスシェアは、住人同士でいろいろな手続きを済ませてしまうことが多いというのも面倒が起る原因となっていますね。

前に住んだ2件とも、家を出る人が新しい人を探さなければならなかったり(本来は大家さんが探すべきなのですが)、請求書関係に関しても、誰が払った払わないというもめ事が面倒で大家さんは一切関与しようとしなかったり。

終いには、自分の持ち家のことなのに、お金のことになると関係ないと放り投げて請求する分だけは請求する。という大家さんも多いのですね。しかも契約書なんて書かされないこともほとんどですから。もうめちゃくちゃ。

今回のことも、確かに住人同士の情報の行き交いにも問題はあったのですが(彼らが、申し訳なかったとそこは謝ってくれました)、大家さんがやるべきことを放棄しているおかげで住民の責任が増えるという。

アイルランドの人達は、基本的に親切だし楽しい人達ばかりなんですけど…もうちょっと人との手続きややりとりをしっかりしてほしいと、ハウスシェアをしていると特に思う。
あと、サービス業なんかでも、わからないことを自分で勝手に判断して適当に客をあしらう人が多いし。同じ店に同じ用件で行っても、店員によって言うことが違うというのは、よくある話…統一しろ、と言いたくなる。

ということで、一件落着しました。
でも、5日しか住まなかったそこのハウスメイトとは、今まで住んだ3件の中で一番仲がよかったり…
うち二人が同じ歳だったって言うのもあるかもしれませんが、気が合う。
この間も、私が出した広告を見て家を見に来るという人がいたので訪ねたら、彼らがスパゲッティを作っていて、「食べる?」と言われたのでごちそうになり。結局家の見学者は来なかったので、夕飯食べに来たみたいじゃん、と言いながら。

どこへ行っても、ハウスメイトには恵まれているみたいで、それはありがたい。

近々またあの家に行って、肉じゃがでもごちそうしようと思います。

人生楽ありゃ苦もあるさ

2012年04月14日 | 日記
昨晩、引っ越しをしました。

そして、
また引っ越すことになりそうです…。

残り三ヶ月強とビザの期限が迫った今日この頃、うまくいかないことだらけでちょっと精神的に参っているのですが…

全ての流れとしては、自分の要領の悪さや至らない部分が多いことも災いしているのですが、少なくともまた引っ越すことになりかねないこの状況に関しては、この家の人達の責任…。

嘘の情報はアカンよ。

いえ、私をだますつもりではなかったのはわかります。嘘というよりはミスでしょう。でも…結果として嘘になってしまったのはまずいです。よりにもよって私が一番重視していたものの情報が誤っていたのですから。

そこは譲れない。

だからまた引っ越しかぁ。仕方がありませんが、なんだかやるせない。
安けりゃいいってものじゃないってのも実感しましたし。

うーん…

家探しは自分のペースで、なんて言っていた気がしますが…そんな甘いものじゃなかった、という。笑。
むしろ振り回されまくりの約2ヶ月。6ヶ月前、最初に家を探したときは全面的に助けてくれる人が何人もいたのと幸運も重なりそんなに手間がかからなかったのですが、今回は一人だった(助言をくれる人はいました)のとタイミングの悪さでそうもいかず。

それ以外のことでも、ちょっと落ち込むことが多いこの頃ですが…

少し嬉しかった今日の出来事。

友人宅で預かってもらっていた荷物の移動のためにタクシーを呼んだのです。
本当はスーツケースでがらがらと移動するつもりだったのですが…
思った以上に重かったのと友人宅から自分の家までただでさえ歩いて1時間近いので断念。予期せぬ出費にまたもちょっと気分はがた落ちだったわけですが(これは完全に自分の見込み違い)。

移動中アイルランドの音楽に合わせて鼻歌を歌いながら上機嫌の運転手さん。

家に着くちょっと前にかかった曲が私の大好きな曲で。

『You Raise Me Up』

という、割と日本でも有名な曲なのですが(トリノオリンピックで荒川静香選手がエキシビジョンに使った曲。もともとは「Secret Garden」というユニットのものですが、多くのアーティストによってカバーされています)。
それ自体が好きな音楽な上に、歌詞もなんというか少し落ち着かせてくれる内容でして…。
思わず、私も(小さい声でですが)口ずさんだのですね。
そうしたら、運転手さんが驚いたご様子で「この歌知ってるの?!」
と聞かれたので
「大好きだもの。綺麗な歌よねえ。」と答えたら、「嬉しいから」と€2(日本円でおよそ210円)おまけしてくれまして。
しばらくこの歌を聞いてなかったのでたまたまでも聞けたのも嬉しく、さらに私がその歌を知っていたことで喜んでくれた運転手さんの心意気に元気づけられたのでした。

この国は、感情に正直な方が多くて落ち着きます。嬉しければ目を輝かせてサービスをしてくれるし、機嫌の悪いときも態度に出まくりなのはちょっと困ることもあるけれど…でもとても正直で人間らしい。哀しいときはハグをしてその哀しみを分かち合い。飲みに行けば何を強制するわけでもなく自然とその輪の中に入れてくれる。

うまくいかないことだらけで落ち込むことも多いけれど、アイルランドに来てよかった、と同時にいつも思う。そして、また帰ってこよう、とも。

とはいえ、ひとまず残りの3ヶ月を充実したものにしないと、ですね~。

Summer Time has come in Ireland

2012年04月02日 | 日記
大変お久しぶりです。
更新増やすと言って、増えていませんでした…。申し訳ございません。一月以上…。
忙しかったか、と言うと…精神的には忙しかった気がします。いろいろなことに一喜一憂した一ヶ月です。
とはいえ、更新をおろそかにしていいものではないです。すみません。

さて、そろそろ北海道にも春が訪れてきたでしょうか。4月です。
アイルランドでは、夏。
です。

はい。
基本アイルランドには夏と冬しかないようです。

あまり気候に差が出ないんですね。

昨日Salthillというゴールウェイ中心部から20分ほど歩いたビーチに行ってきたのですが、薬局の温度計が21℃になっていました。晴れている日は、汗ばむほどの暖かさです。が、日が沈むと急激に気温が下がります。服装に困るこの季節。

冬の間は9時間の日本との時差も、3月第3週の日曜日からは8時間になります。
そして、ここのところ、夜の8時でもまだ明るい。

こちらへ来てからというもの、2日以上雨が降らないということは一度もなかったのですが…先週は日曜日から木曜日まで曇ることもなくいい陽気が続いていたのでした。

友人と
「みんな、晴れるとバカの一つ覚えみたいに外に飛び出すよね」と言いながら、私たちもビーチの隅でアイスを食べていたのでした。笑。

いえ、馬鹿にしているわけではないのです。
アイルランドは、決して大きな国ではなく(一番の大都市ダブリンですら札幌より小さいかな、と)、勿論娯楽も少ないのです。都会好きの人は飽きてしまうようですが、でも、見方によっては、人間らしい生活をみんな送っているなあ、と日々感じます。

晴れれば、外へ出て日光浴をしながらアイスを食べたり外で食事をしたり。
仕事が終われば、友人とパブでお酒を酌み交わし。
誰かの誕生日となれば、年齢など関係なく盛大にパーティをしたり。
落ち込んでいる人がいれば、ハグをしてその悲しみを共有したり。

とってもシンプル。
まあ、郵便やインターネットや医療などのシステムが整っていないのでやきもきすることもたくさんあるのですが、でも時間の流れがゆったりしていて、みんな自分の感情に正直で、落ち着く国です。

と、いうわけで。話がそれましたが。

3月の写真とともに、まだ寒い北海道に春をお届けしましょう♪

   

あちこちで花が咲き乱れてとってもきれい。アイルランドは、3~6月がいい季節のようです。雲一つない日には、川で釣りをしているおじさんの姿も。

<<余談>>

ゴールウェイで一番有名とも言えるパブ、Kings Head。いっつも旗が二つ立ててあって、イベント等によって変わることもあるのですが、3月11日は、一日だけ日本の国旗になっていました。そして、アイリッシュやスパニッシュなど新たに人に会う度に、地震のことを聞かれる。それだけ世界に大きな衝撃を与えたのだな、と思います。大陸の反対側でも日本への励ましの声をたくさんいただきます。ありがたい。