冥土院日本(MADE IN NIPPON)

想念が創り出す死後の世界

●臨死体験

皆さんも死後体験を扱った本を何冊かは読まれたことがあるだろう。死後体験の研究は以前から欧米では盛んで、多くの書籍が翻訳されて出版されている。日本でも立花隆氏著の「死後体験」でブームとなり、多くの本が出版されている。これらの本を読んで、死後の世界が存在することは概ね信じられるが、ひとつ合点がいかない事があると思われた方はないだろうか。

以前、私の友人からその疑問に関する質問を受けた。その友人も死後の世界に興味を持ち何冊かを読んだらしい。そして本を読み終えて、人や国籍によって臨死体験のシチュエーションに、幾つかのパターンがあることに気がついたそうだ。

日本人の臨死体験では、臨死の際に綺麗なお花畑を歩いている。まぶしい光に包まれて上昇する。三途の川を渡る。というパターンが多く、欧米人においては、お花畑を歩いている。白い光のトンネルを上昇する。というのはあるが、川を渡るというのは皆無で、天使が舞い降りて迎えに来る。というパターンが最も多かったそうだ。霊界はひとつであるはずなのに、人や国籍によって何故、臨死のパターンが違うのかこれが友人の疑問だった。


●想念が創り出す臨死のイメージ

人間は想念によって現実を作り出していることは前々回に書いた。あるチャネリング情報によると、地球人類は想念で物や事象を作り出す能力が、高等宇宙生物の中でも際立って優れているそうである。成功への道を説いたハウツー本に、夢の実現にはポジティブな考えを常に持つこと。常に成功をイメージせよ。と書いてあるのはこの能力を活かせということなのだ。しかし人は肉体を持つことによって、この能力がある程度制限されていること、また、ある存在の意図による古代からの巧妙な洗脳によって、自己の能力に目覚めていないそうなのである。

人は死ぬ時、肉体から幽体(霊の入れ物、形状は肉体と同じ)となって抜け出す。実は毎日の睡眠も、同じように幽体となって抜け出しているのだ。肉体を休ませるためには睡眠による幽体離脱が必要なのである。幽体離脱は決して特別な能力ではなく、皆が毎夜行っていることなのだ。

睡眠や一般的に言うところの幽体離脱の際は、幽体が自由に伸び縮みするシルバーコードによって肉体と繋がっている。死というのはこのシルバーコードが肉体から切り離された状態をいう。したがって臨死体験は一種の幽体離脱とも言える。

人の魂が幽体と共に肉体を離れると、想念の力が非常に増してくるそうである。幽体になると自分の思いが即座に実現し、その世界が現出してしまうのだ。

人の死が近づくと、霊界から光の存在と呼ばれる上級霊が数名で死者の霊を迎えにくるそうだ。キリスト教を深く信仰し、死を覚悟している者にはお迎えの霊たちが天使に見える。一方死を恐れる者には大きな鎌を持った黒衣の死神に見える。阿弥陀様に深く帰依する者には仏教画の阿弥陀来迎図のように、阿弥陀如来が多くの仏達を従えてお迎えにくる様に見えるということになる。

臨死体験におけるシチュエーションもその人の死後観によって変化することになる。平均的日本人の死後観なら三途の川を渡ることになるし、宗教に影響されていなければお花畑や、白い光のトンネルを上昇するといった形になるのである。


次回は「幽界も想念が創り出す」

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コメント一覧

フォトン
Mr.James様
ご訪問ならびにコメント有難うございます。

Jamesさんのブログを拝読させて頂きました。

その真摯な内容に感心いたしました。



私のブログはJamesさんの説かれるキリスト教の教義に反することばかりを書き連ねているようにも思えますが、広い心で、ご訪問いただきましたことに心から感謝いたしております。



益々のご活躍をお祈りいたします。

今後とも宜しくお願いいたします。
Mr.James
死後はどうなるのか・・・?
http://blog.goo.ne.jp/goo1639/
はじめまして。



人(私)はどこから来て

何のために生きて

どこへ向かっているのだろう・・・?。

この世界の終末はどうなるのか?



私は、若い頃から人生についていろいろ考え、

人間はどこから来て、何のために生きて

どこに向かって生きているのかを問い続けて来ました。



神の存在、人生の意味は何か、いのちと死の問題」など

について、初心者にも分かりやすくブログでキリストの福

音を書き綴っています。



どうか、時間のあるとき、ご訪問ください。



http://blog.goo.ne.jp/goo1639/



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