☆つる姫の星の燈火☆

つる姫のぷらっと一人旅~仁和寺から東寺までてくてく~

廊下や隣の物音でよく眠れませんでしたが、翌朝はゆっくり起きてホテルの無料コーヒーと買ってあったコンビニのパンで朝ごはん。

今日の予定は、とりあえず地図で言えば北の左の方、仁和寺までバスで行って、そこから行き当たりばったりの寺社などに立ち寄りながら、京都駅の反対側の方にある東寺までいくつもり。

帰りの新幹線は夜の8時。時間はたっぷりあります。

時間を持て余すようなら、京都水族館に行ってみようかなあと思いながら、チェックアウト。

やってきたバスに乗り込み、いざ仁和寺へ。

このお寺は徒然草等に出てくるお寺ですが、行ったことはありませんでした。

真言宗御室派の総本山でご本尊は阿弥陀如来。

バスが停まり、目の前に山門が見えます。

ここはお部屋もお庭も素晴らしい。さすがは御室御所と呼ばれていた皇室ゆかりのお寺です。

好きなお寺ナンバー3の一つになりました。

水かけ不動様がおられました。長い柄杓でお水をかけて。

この寒いのにご苦労な事です。

さて、真言宗と言えば弘法大師様。

大師堂にお参り。

朝一でまだ誰もお参りされていないようです。僭越ながら真ん中にお線香を立てさせていただきました。

誰もいないお堂の中に入り、正面にお大師様が鎮座されているのをみた瞬間、ふいに涙がこぼれました。

よくきたな、と迎えてくださっているように感じました。

信仰というものは、そういうものなのだろうなあと、漠然と想いながらしばらく誰もいないお堂で心を鎮めました。

この時期でなければ、こんな時間はもてなかったでしょう。

お堂を出て、バスで来た道を二条の方に歩いて戻る事に。 

途中に妙心寺というお寺があったので立ち寄ってみました。

このお寺は、失念していましたが、有名な龍の天井画があるところでした。

江戸時代初期の絵師・狩野探幽55歳の時の作。製作には実に8年の月日を費やしたんだとか。仏教では龍は仏を助ける存在とされており、一説にはこの天井画には「仏の教えを雨のように降らす」という意味が込められているのだそう。また別の説では、「(水を司るとされる龍が)寺院を火災から守る」ためとも言われています。

圧巻の迫力「雲龍図」784835

実際にこの天井画を見上げながら、お堂を廻ると、龍の眼が動いているようにみえます。

首が痛くなりましたが。

引きで見ると、目が絵全体を囲う円のほぼ中心になる構図であることに気が付きます。実はこれが、「目が動く」「表情が変わる」と言われるゆえんなのです。この技法は「八方睨み」と呼ばれ、どの位置から天井を見上げても龍と目が合うようになっています。本当に素晴らしい龍の絵に、圧倒されました。

*上の説明は一部コピペ。

その後で案内されたのは、明智風呂。

書くと長くなりますが、本能寺の変で謀反を起こした光秀を弔うための浴室だそうです。

何故にこのような形で弔いをしていたのかは、気になる人だけググってください。

サウナのようになっています。

ここの鬼瓦が立派でした。

さて、思いがけず素晴らしい龍を見れて、ご満悦。

一時間ほどかかって二条に戻りました。駅の近くでコーヒーとサンドイッチを食べて、去年も来た神泉苑に。

ここは当時の朝廷が、”東寺の空海”と“西寺の守敏”に雨乞いを依頼し、空海が雨を降らせることが出来た、などという伝説がある所。善女龍王がこの池に住みつき、どんなに日照りが続いても枯れる事はないそうです。

この時守敏がずるをしたので、そのうち東寺が栄、西寺は廃れて行ったのだとか。

さて、行こうかなと思っていた二条城はパスして、西本願寺、東本願寺を経由して駅の向こう側の東寺へと向かいます。

方向音痴で余計な歩きをすることになりますが。

大汗

 

つづく

 

明日で終わります。もうしばらくお付き合いください。

感謝をこめて

つる姫


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

コメント一覧

つる姫
ふっきーさん
あこがれていただいて
水かけ不動尊にはそんな逸話があったのですか。
今度京都や奈良に行くときはふっきーさんのおすすめポイントを参考にしたいです。
だいぶ前は奈良に嵌っていたのです。本当は去年から奈良に行きたいと思っていたのですが、奈良は範囲が広いので、ポイントを定めきれなかったのです。
仁和寺の桜は有名だそうですね。きっとすごい人出になるのかな。
冬枯れの京都もよいものですね。
ふっきー
冬の京都ええですね
一人旅のつる姫さんにあこがれるわたし(^-^)
仁和寺の水掛け不動尊の足元の石は
宇多天皇に目通りを願った菅原道真が
あの石に座って待ったけど目通りがかなわずに
大宰府に流されたと言う話が残っているそうですね。

旅は冬が良いです。
特に京都、奈良はね。
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