早いもので、もう三月。
弥生という言う語源は、三月になると少しずつ春が近づき始め、冬の間は縮こまっていたたくさんの花や木草が一斉に成長する月なので「木草(きくさ)弥(いや)生(お)ひ茂る月」が「弥生(やよい)」と詰まって呼ばれるようになったと言われる説が有力
だそうですよ。
こういうものを見るたびに、日本語って素敵だなあって思います。
そして今日は、母の誕生日。
91歳になります。
本当は顔を見に行くのが一番なんだけど、本当に不便なところで、行くだけで半日かかる。
施設にお花を送りました。
母は、満州で生まれたんですよ。
父親が満州鉄道の駅の助役さんだったそう。
三歳くらいまで住んでいたそうです。
こんなことを生きているうちにたくさん聞いておきたい。
父が亡くなった時も、父の生まれて生きていた軌跡をたどり、もっとたくさんの事を聞いておきたかったと思ったから。
写真屋さんに嫁いで、お人よしゆえにたくさんの苦労をした母は、言葉は悪いかもしれないけど、私にとって反面教師なんです。
先日、反面教師について書いたばかりですが、私にとっての反面教師、というのは、その人の気持ちがわかるからこそ、「教師」となり得る人なんです。
母のような思いをしたくない。だから私はお人よしにはなりたくないし、我慢を美徳としないで生きて行きたいのです。
ということで、私を生んで育ててくれた母に遠くからお祝いを。
高齢でもありますし、あまり良い調子ではない事が増えているようです。
4月になったら、父の命日もありますし、無理してでも会いに行ってこようかなとも思います。
弟に新幹線まで迎えに来てもらえば、ぎり日帰りもできるかも、だし。
親孝行できたのかわからないけど、まあ、孫の顔も見せて、曾祖母にもなってもらえたし、命を繋いだことが恩返しであり恩送りなのかなと思うようにして。
ということで、毎年いきなりやってくる3月1日、母の誕生日。
遠い故郷で、笑顔でお花を見つめる母を想像しつつ、私は東京で頑張る。
今日の言葉
あなたの思い通りに育たなくてごめん
季節じゃないんだけど、母の好きなマーガレット 取りこみ画像
伝える言葉は、やはりありがとう、ですね。
ご訪問いただきありがとうございます
おかげさまです
感謝をこめて
つる姫