還暦を控えて、自分の余生・・とかいうようなものを現実的に考えるようになってきたつる姫です。
還暦という節目であることも大きいですが、何より大病を経験したことも大きな要因でしょう。
手術を受ける前、僧帽弁を修復する「弁形成術」では、修復した弁も7,8年過ぎる辺りから劣化?してくる、的な説明も受けました。7,8年ではまだ60代。ただそれは余命という事ではないのですが、その時私は手術を終えたら、動けるうちに大好きな旅を沢山しよう家族はもちろん、人様に迷惑をかけない程度に、自分の好きな事を全部やろう、って思いました。
しかし人生は思うように行かず(笑)手術をすれば一気に元通りになって、行動できると思い込んでた私の読みは甘く、肉体的な問題でそうもいかなかったこの一年。
でも、そう言いつつ、普通の方より色んな場所に旅をしたかもしれないこの一年のつる姫を、皆さんはどうお感じなのか、とよく思います。こいつ何考えてんだ、と。
私は恵まれた、幸せな病人だと思う事がよくあります(爆)
何やかや言っても、生活のために仕事をしなければいけないという事もなく、急にひっくり返って死ぬような事でもない。
あ~だこ~だ言っても、この一年、色々な所に出掛けて、無事に戻ってくることが出来た。世の中には、もっと大変な病気の方が数えきれないほどいらっしゃる。。。
病気は、罹った本人が一番辛いものであることも知りましたが、その受け止め方も人それぞれ違うという事も分かりました。
病気になって余命を宣告されても前向きに生きる人だって沢山いらっしゃるのです。
私の心臓は、おとなしくしていた方が長持ちするのかも知れないなあ、とか思う事もあるけれど
何も心臓で死ぬとも限らないし、あと何年生きるかわからないなら、いま、今日、やりたいことをやりたい。
そして、今の所それが出来る環境であることに、感謝しかないのです。
病気が発覚し手術した時期が、子供の手が離れた後だったことも、本当に有り難い事です。
恵まれた病人、などと不謹慎な言い方かもしれませんね。でも今の私にとって病気はもう足枷でもなんでもありません。
病気なんてしない方が一番良いのですが、私は病気をしたお蔭で今の自分があると思いますし、病気の人の気持ちにも寄り添える事ができる。
そして、何より足枷どころか、もう人目を気にしたり、我慢しないで今の命を生きてもよい、と許しをもらったような気さえしているのです(笑)
病気をしてよかった、というのは負け惜しみに聞こえるかも知れませんが、今の本音です。
そう言えること自体が、幸せな、恵まれた病人、という言葉になったと受け止めてください。
もっともっとの本音は、病気しなくても今の境地に立ちたかったものですが(爆)
病気をしたつる姫というレッテルははがす、と先日書いたばかりですが、その宣言を翻すつもりはありません。
私がこのところしょっちゅう旅に出ているのも、別に体調が絶好調だからでも、お金持ちだからでもありません(自爆)
好き放題やってて、もし長生きしたら、後の生活どうしようか・・・なんてバカな事を思う事もあります。
まあその時は、おかげさん、と手を合わせる事にします。
さて、そんな事でまたも長い記事になりそうなので、中途半端になりますが・・・
自分の好きな事もやりますが、以前お話ししたように、世の中のためになる事や犬猫支援に関して忘れている訳ではありません。
色んな場所に出掛けて、そのような情報も集めています。
拙著の売り上げの支援先は残念ながらまだ決めていませんが、納得する場所に自らの手で納めさせていただこうと思います。
お恥ずかしいほど微々たるものではありますが、第一歩は大切なので。
繋がって行く命なら、やはり今の世界に生かされた人として、誰かの、何かの役に立つように生きて行かないと罰があたります。
いや、罰は当たらない。自分自身が許さない、という方がただしいですか。
何が言いたかったから分からない記事になってしまいましたが、生まれ落ちて来ておじいちゃんにつけてもらった名前の自分と、そしてつる姫そして燈妃として精進して行きます。
今日も笑顔で過ごせますように。
感謝 合掌
つる姫
イチローさん、ピート・ローズ越えおめでとうございます!
日本人の誇りですね♪