ふふふ・・・・世にも奇妙な物語・・・・
では、ありませんよ 笑
今日も、ご訪問ありがとうございます。
昨日に引き続いて、今日も幼い頃のエピソードをひとつ。
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写真屋さんだったつる姫家の近所に
小さな幼稚園がありました。
よく一緒に遊んでいた大好きなお姉ちゃんが入園してしまってから
お姉ちゃんが幼稚園を終わって出てくるまで
ブランコや滑り台に乗って遊んでいました。
ほんとは、部外者は遊んじゃいけなかったんですが
つる姫は可愛いから特別に。。
年度が変わっても、つる姫の入園はまだ。
つる姫も早く幼稚園に行きたいなあ・・
そう思っていた、ある春の朝
遠くから大声で泣き叫ぶ声が聞こえてきました。
誰じゃろう、なんじゃろう、とお外を見ると
見知らぬ男の子が、お母さんに手をひっぱられ
引きずられるように、幼稚園に入っていきました。
お母さんが逃げるように、つる姫家の前を来た方に帰っていくと
ほどなく、幼稚園から脱走した男の子が
泣き叫びながら、お母さんを追いかけて走っていきます。
その後を、幼稚園の先生が必死で追いかけます。
家の前でお母さんと先生と男の子が
あっち行ったり、こっち行ったり大騒ぎ。
「いやじゃ～～いやじゃ～～～！！！！あああ」
と言う叫び声。
つる姫は、毎日のように繰り広げられるその光景を見て
幼稚園って、よほど怖い所なんだろうと思うようになりました。
楽しそうに幼稚園に通っている大好きなお姉ちゃんに
「よ～ちえんて、こわいところ？」
と尋ねると、
「そんなことないよ」と答えました。
お姉ちゃんは、つよいなあ～と思いました。
だから、つる姫が幼稚園に入っても
きっとお姉ちゃんが守ってくれると思っていたのです。
しかし、つる姫が入園するころには
お姉ちゃんは卒園して、小学校に行ってしまいました。
恐ろしい幼稚園に入園する日。
入園式の集合写真を、父が撮影に来ました。
それをみて、なんか緊張が溶けました。
おと～ちゃんが、写しに来るのがうれしくて
つるちゃんのおと～ちゃん？とみんなに聞かれてはずかしくて。
幼稚園の時のつる姫の集合写真は
みんな、変な顔でして写っています。
子どもの心って、面白いですね。
その後、幼稚園は本当に怖い所になってしまったのですが
それは、まあ語らずにおきましょう。
あの泣き叫びながら通っていた男の子も
今では、とある施設の立派な園長さんになられております。
めでたし
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つる姫の今日のことば もう、楽な方を選んでいいよ
感謝をこめて つる姫
