☆つる姫の星の燈火☆

宇宙遊泳

ご訪問ありがとうございます。

そろそろ、ホタルの話題を聞く今日この頃ですね。

幼い頃のエピソードをひとつ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

父が、車で出かけるとき

必ず幼いつる姫を、一緒に行くか、と誘ってくれました。

父が用事を済ます間、

小さなつる姫は、 車で待たされる事が多かったのです。

鳴らしてみたいクラクション。

回してみたいハンドル。

踏んでみたいアクセル。

はやる気持ちを抑えながら、父を待っていると

当時はまだ珍しかった車を、子どもたちが取り囲んで

車内をのぞき込みます。

優越感みたいなものを感じたのですが 、

見られているので、はな○もほじくれません。

やっと、父が戻ってくると

子ども達は、クモの子を散らすように車から離れて行きました。

ある日、遠い町まで出かけて、帰りが夜になりました。

街灯のない田んぼの中の道を走っていた父が

何にもないところで、急に車を停め、ライトを消しました。

何事かと思い外を見たつる姫。

そこには無数のほたるが乱舞していました。

父と一緒に、外に出ると

満天の星と、無数のホタル。

どこが境目かわからない、まるで宇宙遊泳です。

すると、父がいきなり車にあった小さな座布団を

空に向かって投げ上げました。

「なにをするんじゃろう?」

幼いつる姫は、変人の父のすることを、息をのんで見ていました。

父は、落ちて来た座布団の下をのぞきこんでいます。

そこには、数匹のほたるがひっかかっていました。

嬉しそうな父の顔が、ホタルの優しい光に照らされていました。

父が集めたホタルを

小さな掌でそっと包み込んで

決して逃がさないように、家まで持ち帰りました。


家に帰って、ほたるを部屋に放ちました。

母は喜び、父の思いは伝わりました。

弟は眠っていて、父のお土産を見る事はできませんでした。

翌朝、ほたるは死んでしまいました。

つる姫は、何も知らない弟と一緒に

庭に、ちいさなちいさなお墓を作りました。

...................................

命の美しさとはかなさを、無意識のうちに学習したことでしょう。

落ちてくる座布団に引っ掛かるほどの

ホタルの数だったのでしょうね。

どこかの高級な庭じゃなく

ただ美しい、名もない川のほとりで

ホタルを見たいな。。。 ひとりで  

ヘビが怖いけどね 

ヘビー級のやつなら、なおさらね

ベビー級でも、いやだね

バーべ級がいいな

 

つる姫の今日のことば         一日一善

                        おにぎりは7個まで   謎

 

素敵な週末をお過ごしください。               つる姫    

 

 

 

 


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

コメント一覧

つる姫
テバネさん
いや、あの時は箒も、網も持ってなかったから、父が思いついてやってみたのでしょう。
あの人アイディアは素晴らしい人なんで 笑
素敵な月曜日を、って今日気づいた、ごめん。
テバネ
http://blog.goo.ne.jp/m1445
へ~座布団で蛍捕まえるんだ。

しらんかったな~(汗)

良い週末・・・・・・・週始めに読んでしまったし。
つる姫
るみこさん
そうそう、竹ぼうき!
ホタルの群れが徐々に近づいてくるのを待って
一斉に網や箒を振り回して捕まえたものです。
それに、蛇の目!!
私たちもそのように教わりましたよ。
そして、夜草むらの中には入らないようにしてました。
懐かしいですね。
自然の中で遊ぶことを通して
色んな事を学んでいたのでしょう。
つる姫
ふっきーさん
そうなんですか。
ホタルも、一時農薬の影響で少なくなりましたが、最近はまた、沢山飛ぶようになっています。
おとなになってからも、父と車でホタルを見に行って帰ったら、車の中にホタルが一匹入っていたことがありました。
ウインカーをちかちかさせると寄ってくるんですよ。
山の中に置き去り・・
お菓子の家を見つけられたかも 笑
それにしても、無免許だったとは 驚
つる姫
天道虫さん
コメントありがとうございます。
蚊帳!懐かしいですね。
蚊帳を張るのは父の役目だったな。
朝、蚊帳を取るときに、わざと中にいて
アミにかかった魚みたいに大暴れして
遊んでました。
年がばれますな。
るみこ
なんて美しい光景でしょう
素敵な思い出ですね。
そして蛍・・・懐かしいです。

私は近所の子供たちと竹ぼうきを持って
ほたる狩りに行きました。

といっても短い命、すぐに逃がすことを学びました。

「ほっ、ほっ、ほ~たる来い♪ あっちの水は辛いぞ♪ 
こっちの水は甘いぞ♪」なんて皆で合唱してね(笑)

足元の草の中で光っているのは避けました。
地上で光ってるのは蛇の目かもしれないからとの
なんとも怖ろしい事が言われていたので(爆)
ふっきー
山の細道
素敵な想い出ですね。
私は、田舎育ちなのにホタルは見た事がありません(T_T)

写真好きな父の作品にもホタルを写したものは無かった様に思います。
要は見る側の感性なんでしょうね。

しかし、私も、小学生の頃に父のバイクの後ろに乗って何度か出掛けた事が有りました。

それが奈良と大阪の県境に来ると、いつも山の細道を走る父の背中に捕まって、
もしや私は、どこかに捨てられる?なんて思いドキドキしたものでした。
後に分かった事ですが、父は何と無免許運転だったそうです!

つる姫さんの、ロマンチックな想い出に水を注すような、コメントでごめんなさい(^_^;)
天道虫
いい話ですね。座布団にホタルが・・・すごく密度が濃かったんですね。私もおじさんの信州の伊那でいとこと蚊帳の中にホタルを放って見ていました。そのいとこももう死んでしまいましたけど・・・
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