頑張れ、ということの難しさ。言葉の難しさ。
私の子どもたちが小中学生の頃でしたか、がんばれ、という言葉を使わないような風潮が生まれた時期があったように記憶しています。
その後「頑張ることはかっこいい」というような、肯定するような言葉が復活してきた時期もありました。
先生のブログには、以下のような言葉が書かれています。
>>
頑張ってという言葉。
使い方を誤ると、傷つける言葉になり、
上手に使うと、背中をそっと押す力になります。
何と難しい言葉でしょう。
前者は、Work harder
後者は、Good luck
を含むメッセージなのかもしれません。
<<
素晴らしい表現だと、感動しました。
*先生のブログは「緩和ケア医の日々所感」というタイトルです。
私自身、人生の中で何度か、頑張れ、という言葉にプレッシャーを感じたことがあります。
最後は、手術の前後です。
あの人も同じ手術をしたけど、今はバリバリ仕事してる、だからつるさんも頑張って、と言われると、
応援してくれている気持ちはわかるんですが、人はそれぞれで、受け止め方も環境も違うのに・・と、内心つらい思いをしました。
放っておいてよ、、とか、頑張れない自分は、ダメ人間だと感じました。
言葉というのはとても難しいという事は、このブログでも何度か触れました。
同じ言葉でも、投げかける人の意図や、受け止める側の気持ちで、まるで違うものになる。
諸刃の剣だと表現されている方もおられました。
全くその通りですね。
人間は、言葉という便利なものを生み出した。
言葉によって、幸せな気持ちにもなれば、言葉で傷つくこともある。
ネットでの誹謗中傷は、悪い典型なのでしょうが、人間にとってなくてはならないコミュニケーションツールでもある。
わたしはこたろうに、がんばれ~と声をかけることが、よくあります。
こたろうは、その言葉の響きに、素直に従ってくれるように感じます。
が、人間は複雑ですね。
言葉の裏返し、作為、うそ、誇張。疑心暗鬼。
頑張る、という言葉ですが、
語源は、眼張る(がんはる)が転じて「頑張る」となった説。
目をつける、見張る、といった意味から、一定の場所から動かないという意味に転じ、さらに転じて今の意味になったという説もあるそう。
そういえば、一生懸命と、一所懸命という言葉もありますね。
私のように浮草的な人間には、がんばることもいっしょうけんめいも、縁遠い言葉なのかも、です(苦笑)
まあ、私はわたしですので、それなり、私なりにがんばります。
あっ!忘れとりました。
昨日、今年二頭目のナミアゲハちゃんが羽化しました。
この子は少し弱弱しい感じもしますが、とってもかわいい子です。
「頑張って」生きてね^^
今日もつつがなく過ぎますように
感謝をこめて
つる姫
私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。
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