東京は、昨夜から強い風を伴う雨が降っています。
間もなく止んでくるようですが、低気圧は北上中。
東北や北海道の日本海側の地域の方は、これからお気を付け下さい。
この時期の雨を、「催花雨」さいかう、と呼ぶそうです。
春、早く咲けと花をせきたてるように降る雨のことだそうで、日本の美しい言葉の一つですが、春の嵐はちょっと困りますね。
今日は3.11。
あの恐ろしい大震災から8年が経ちました。
何度も言うようですが、私がこのブログを開設したのが、あの年の7月でした。
あの震災で、直接被害を受けなかった私も、人生観が変わりました。
その震災のちょうど4ヶ月後の7月11日に被災地を旅し、その7月末に「つる姫の星のかけ橋」としてブログデビュー。
最初の記事は、震災に関するものでした。
https://blog.goo.ne.jp/pinkymermaid26/d/20110725
小学生が沢山亡くなったという、宮城の野蒜という被災地を訪れて、実際に瓦礫の町を歩きました。
普通の日常が一瞬にして無くなってしまった現実を身体で感じました。
それから、4年後、心臓手術をした年の秋に、もう一度同じ場所を訪ねました。
もちろん瓦礫はすっかり撤去され、茶色い更地が広がっていました。
途切れた線路は取り払われて、新しい駅が高台に新設されていました。
震災で人生観が変わり、心臓病をいただいて、死生観が変わった私です。
当たり前の事なんてない。毎日が奇跡の積み重ね。
人は色んな事を体験して、その時々色んな事を考え意識を新たにします。
しかし、人はそれを忘れることがままあります。
忘れることは、自分を守るための本能でもあります。
悪い出来事を忘れて過ごせる日々は有難いことでもあると思います。
しかし戦争にしても、震災にしても、自分には無関係と思われる出来事に心を向けて祈る事は、人として必要な事だと思います。
8年前の出来事を想って、今日だけでもいいから、手を合わせる、という気持ちは、大切な事だと思います。
犠牲になられた方のご冥福、残されたご家族や関係者の方のために、今日はここから祈ります。
2時46分。
この時間にはムリでも、一緒に祈りませんか?
小さな祈りは小さな燈火。しかしながら、それが集まると大きな光になる。
その光は、私たち自身を照らしてくれる光になるのです。
合掌
感謝をこめて
つる姫
(ブログ開設から2794日)