ぼくぽてちん忘備録

a chainless soul
ずーっと夏休み

宿のない筋肉

2022-05-20 14:51:00 | 日記
今週ずっときらきら月が張り付いてた
「あ、なくなってます」
9歳の時に突然お兄ちゃんと2人でここに飛ばされたんだって、豪邸住まいから突然こんなとこ来て幼い兄弟2人どんな思いで4年間を過ごしたんだろう
解体されてる現場見て寂しそうだった
こんな歳(24)で良い背中じゃん
おれ(46)より哀愁あるよ


「社長、社員は仕事を囲い込んじゃだめなんですよ」
この人は兎に角いつもわたしを立ててくれる
昭和な女性(63)だなと思う
外で散らかり倒したわたしの言葉を集めて文脈を辿ってくれる
だから齟齬なくどの様な1対全員に応対できる
文句も提案もストレートな物言いにいつも助かってる
安心して外で稼いでこれる
いつも心配かけてごめんね


「アル中じゃなくなって怖いです」
おれは業界的にもまだまだ若いプレイヤー(46)で経営者だから、言葉に重さがないんだよね
だから理屈と成績で圧倒するしかないのよ
遊びなく怖いよね
ただお前ももういい年(37)なんだから言葉に重しをつけなよ課長


「あぁ人って死ぬんだなって思ったよ」
これは本当に記憶がなくて申し訳無いんだけど、なんか1週間くらい前に突然「飯奢ってくれない?」って始まったみたい
で、弁当買ってくとベロベロで座ってるんだって
訳わからん薬が散乱してて
ぼろっぼろだったみたい
んで、一週間後来たら動かないんだって
悪いなって思うけどあのまま終わっていてもそれはそれで良かった


「櫻井さん実はずっと勘繰ってました」
これには爆笑した
でも嬉しいよ今は信頼してんでしょ
あなたみたいなトッププレイヤー(26)にそんなこと言われて少し疲れが取れたよ
あの町に関しては作為的じゃないのよ
おれには都合がないのよ
いちいち都合を作らないの
安っぽいしかっこ悪いから
ありがとうまたウチにご出店ください
一同お待ちしております


一同にはもう居るか分かんないんだけどね
病的なこの性格は結構治んないかも
おれは女々し過ぎるんだよね
この町は誰よりも必死だよ
媚びずに、正に生きてるよ
衆に流されないで、安い言葉に踊らされずに、拙い言葉で自分で考えている子たちが最前線にいる
腐ってもなければ、搾取もねーわ
そんな町から頼られる歳になって少し泣けてきた
ただ隙間なく生きてきたけど、万年更年期障害のようなおれにはもう無理かな

冒頭と近しい境遇に、幼少期わたし(当時5歳くらい?)が家に1人で居ると、中島のおばちゃんがドアをそーっと開けて腰をかがめて「あきぼうあきぼう」と呼ぶんだよね
どうやら母の元旦那の借金取り(極道さん)が毎日追い込んで来てたらしくわたしを奪回しに来たみたい
おばちゃんは、母のホステス仲間なんだけど喫茶店経営しててよく飯食わせてくれてた
なんか苦労したとか辛かったっていう思いは皆無なんだけどやっぱり家がなかった影響は大きいのかな
都合がないのではなく都合を許されず、ヒトの都合ばかり聞かされてきた
久里浜で教えてもらった通り
そうそう「あぁ人って死ぬんだな」から3日後らしいね
その3日も酷いもんだったらしい
まぁまぁ久里浜で気づかせてももらった通りそれを凌駕する

「先生(55)、烏龍茶間違えられてウーロンハイ飲んじゃったんですよね」
「見た目分かりませんからねぇ」
あははスルーかい!
まあまあ信用されているんだろう
呑まないよ多分


「インベストインキシダ(64)」
これが一番笑ったセリフだよ
財務省に言えよ馬鹿
政府はなんにもしないから国民海外に向けてサービス頑張れ。。。預金吐き出して、買い物もしないで博打頑張れ。。。株式、不動産売買高はGDPに計上されないし、海外に頭下げて。。。こいつの新しい資本主義は。。。。
あははもう消費税とかPBとかの問題じゃないよ
もうだめだよ
これだけは言える
永田町より歌舞伎町の目は死んでない
永田町が世界一搾取している町だよ
喜んで搾取されてな日本人
都合を大切にして貧困を嘆いてなよ


大丈夫大丈夫必ずうまく終わる
ひとつ都合を作ってみる
自分の都合に慣れてみる

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