今月は3の倍数で更新を休んでいる夜勤週のピロEKです
夜勤といえば…今日の夜勤は忙しいみたいで少し憂鬱
今日だけじゃなくて今週はやる事が多くて…会社行きたくないなぁ
そんなネガティブな心もちはさておき、以下は読書記録です。
(あ、丁度TVドラマ「チーム・バチスタの栄光」の再放送やってる)
「チーム・バチスタの栄光(下)」
(海堂尊著、2007年11月26日初版発行<※文庫版>、宝島社)
先日記事にした「チーム・バチスタの栄光(上)」の下巻で解決編。
こちらも嫁さんが文庫版をブックオフで買ったもの。
私は3月下旬ごろから前半をお風呂で読んでいたんですが、半分から後ろは…面白くて一気に寝床で。
短時間づつですが読み始めから2~3日で読み終えたと記憶(上下巻あわせて一週間ぐらいかな)。
前回の記事にも書きましたが、医療専門用語が沢山出てくるにも関わらず、読みやすかったです
なので、意外とサクサク読める感じです
この下巻のストーリーですが…
田口の目の前で4例目の術中死が起こってしまう“チーム・バチスタ”。自分の手に余ると判断した田口は高階病院長にリスクマネジメント委員会の招集を求める…その要請を受けた高階は“火喰い鳥”と呼ばれる厚生労働省の変人役人・白鳥がやって来る。白鳥は独自の手法で現場をかき回しながら田口と共に事故(事件?)の調査を進める。
というような感じ。
で、ピロEK的感想?
この下巻になって、主人公の一人白鳥圭輔が登場。
田口公平がワトソンで、白鳥圭輔がホームズ。そういう感じらしいです。
ホームス相当(解説・あとがきによればそれ以上の人物)の白鳥は、ホームズ相当キャラのご多文に漏れず、なんでも分かっているかの如くの人物
映画での白鳥は阿部寛なんですよね…それ知っちゃうと榎木津礼二郎(姑獲鳥の夏)とか上田次郎(TRICK)とかの変人っぷりがカブってしまって困ったことに脳から離れてくれませんでしたが…文章内の描写読むと小太りでオシャレが似合わず下品に見えちゃう人物…との事。そう考えると全然阿部寛ではありませんね
話は阿部寛から白鳥圭輔に戻しますが…
…上巻を読んでいた時は、神経内科医の田口公平って何でも分かって最強…と思っていたのに、あっけなくそれ以上の人物が登場してしまいます
森羅万象を見通し、勝手な行動・発言を繰り返すも結局結果に結び付くある意味憧れの人物、白鳥ですが…まぁ変に憧れて真似はしない方がいいでしょうねぇ…普通
白鳥の登場で、この下巻は上巻と結構雰囲気が変わってしまいます…ちょい強引かなぁ?
…このあたりで賛否両論ありそうですね。私が上巻の方が少し面白いと思ったのもそういう部分だし。
で、犯人はちょっと意外なほどベタな人物
…この犯人も古いタイプのミステリー小説だったらモリアーティ教授になのかも知れませんけど…そこまでの人物ではない…ってな感じなんでしょうか。まだ他の本は読んでいないから何とも言えませんけどね
で、前回の記事で書こうとした作家・海堂尊氏のお話。
最近、報道系バラエティ番組のコメンテーターとして良く見かけるこの方ですが…
(何となくの見た目は…白鳥の外見に田口の中身が入ったような方)
TVで彼が話してる内容って、ほとんどこの本に書かれてる内容なんですね。
「たかじんのそこまで言って委員会」等で話していた検死率の問題とか、オートプシー・イメージング(Ai)の話とかね。「死因不明社会」(※私は未読)とか読まなくても、「チーム・バチスタ…」を読んでたらその概略はつかめるんじゃないかなぁ
(当ブログ内の関連記事)
2010年04月05日 【小説】チーム・バチスタの栄光(上)…文庫版
では、今日はこんな感じで
下巻になると田口の愚痴みたいな上巻とは打って変わってテンポが良くなりますよね。僕的に上巻は苦痛だったんですけど、下巻で楽しめました。
もしよければ続編シリーズも読んでみると面白いですよ。
(主人公は違うことはありますが、みんな登場人物はリンクしていますので)
さて、
<<白鳥の外見に田口の中身が入ったような方
確かにそうですよね(笑)
白鳥の外見といっても原作のイメージで(笑)
ドラマも映画もかっこよすぎかな?(^^;
コメントありがとうございます
しのぷ~さんって、某模型店のしのぷ~さんですよね??
あちらでもこちらでもお世話になっております。
あちら(※某呟く場所)から、URL辿って来ていただいた感じでしょうか(?)…わざわざありがとうございます。
>僕的に上巻は苦痛だったんですけど、下巻で楽しめました。
私とは逆方向の感想なんですね。下巻のテンポアップも面白いですが、上巻のキャラクターの掘り下げや心理学的な田口調査は個人的にはポイント高いんですよね。私の嫁さんが医療関係者だからなのか?、はたまた私が「たかじんの…」ファンだからなのか?
では、是非是非また来てくださいね。今後ともよろしくお願いいたします。
いつもコメントありがとうございます
>昨夜から始まった『ジェネラル・ルージュの凱旋』
TVドラマはほとんど観ていないです。
再放送している『チーム・バチスタ…』はチラ見程度はしていますが…なんか全然違いますねぇ原作とは…。
>もしよければ続編シリーズも読んでみると面白いですよ。
現在「ナイチン・ゲールの…」を読んでいるところです。
こっちは確実に事件が起こっていて、一般的なミステリーって感じですかね。今のところ。
>ドラマも映画もかっこよすぎかな?(^^;
ですねぇ。
原作のイメージだと…たとえば田口浩正とかじゃないですか?…白鳥役が田口だとちょっとややこしいですけど
では、また来てくださいね。今後ともよろしくお願いいたします。