TSUTAYA DISCASの返却をずっと忘れているピロEKです。
…これがネットレンタル返却期限無しの罠なんですね…恐ろしや。
…昨日(2010年5月16日)は日曜日なのにお昼からお仕事でした…と言っても拘束時間は1時間程度
しかも前半は暇で、携帯のワンセグで「たかじんのそこまで言って委員会」とか観てたりして楽勝だったんですけどね
「たかじんのそこまで言って委員会」といえば昨日放送分は結構豪華な出演者でビックリ。
…まぁその分内容が濃かったかというと微妙ですけど。あの出演者で1.5時間しか放送が無いのは勿体ない感じでした
で、以下は小説の読書記録です。
「螺鈿迷宮(上)」
(海堂尊著、2008年11月25日初版発行<※文庫版>、角川書店)
こちらも嫁さんが文庫版をブックオフで買ったもので、やはり風呂の中で4月頃(中旬ぐらいだったかな?)に読んでいた本です。
「チーム・バチスタの栄光」から始まる田口・白鳥シリーズとは出版社が違って、この「螺鈿迷宮」は角川書店から発売されておりますが、田口・白鳥シリーズと同じく、桜宮市を舞台とする小説で“桜宮サーガ”って言うんですかね…そのうちのひとつのお話です。
ストーリーは…
「ナイチンゲールの沈黙」の中に度々登場する“碧翠院桜宮病院”を舞台としたミステリーで、主人公は東城大学医学部で留年を繰り返している劣等生・天馬大吉。
幼馴染の記者・別宮葉子(※「チーム・バチスタの栄光」の中で“チーム・バチスタの奇跡”なる記事を書いた記者)から「碧翠院桜宮病院に潜入して欲しい」と依頼された大吉。看護ボランティアとして潜入した大吉の前で、患者が次々と不自然に死を遂げていくという事態が発生する。
てな感じ。
「ナイチンゲールの沈黙」の冒頭、序章部分のシーンはこの話に登場する病院が舞台です。
時間軸的には「ナイチンゲールの沈黙」&「ジェネラル・ルージュの凱旋」の直後になるのかな
で、ピロEK的感想ですが…
「チーム・バチスタの栄光」は医療システムの中に隠れた犯罪のお話。看板に偽りの無い“医療ミステリー”で、死因不明社会日本である医療現場に潜む犯罪のお話。
「ナイチンゲールの沈黙」は「チーム・バチスタの栄光」と同じ病院が舞台で、同じ主人公が活躍するとはいえ、割と普通に“特に医療現場には潜んでいない” 普通の犯罪が起こって、そこに何故かファンタジー要素(?)が加わった、「チーム・バチスタの栄光」とは少し毛色が変わったお話。
…で、この「螺鈿迷宮」ですが…
またまた毛色が変わって、探偵小説の王道のような設定のお話です
…まぁ探偵役はあんまり活躍した様子も無いんですけど、それでも江戸川乱歩とか横溝正史とかが持つ“ベタ”な雰囲気を持つ作品ですね(…なんて言っても、江戸川乱歩も横溝正史もちゃんと読んだことがない私なのですが)。
双子の姉妹。
病院が舞台。
家族内で隠蔽された犯罪。
その病院と過去に関係がある主人公の青年。
…ってな設定から私の頭の中で浮かんだ他の小説は京極夏彦の「姑獲鳥の夏」でして時代が全く違うとはいえ、結構設定が似ております。
こういう設定ってやっぱベタなんですね
あと、「チーム・バチスタの栄光」、「ナイチンゲールの沈黙」では名前だけしか登場しなかった人物“氷姫”こと姫宮が初登場します。
まぁこういうシリーズものを頭から読んでいる弊害としてですね…
主人公視点だと姫宮は容疑者の一人なんですけど、シリーズを読んでいる人にとっては登場時点から容疑者から除外されちゃうわけで…ソッチ方向にミスリードされる訳もなく…姫宮の正体って何となく知ってますからねぇ
「螺鈿迷宮」を最初に読んだ読者にとっては姫宮も謎の一つになって謎がもう少しは深まるのかも知れませんね。
(当ブログ内の関連記事)
2010年04月05日 【小説】チーム・バチスタの栄光(上)…文庫版
2010年04月07日 【小説】チーム・バチスタの栄光(下)…文庫版
2010年04月28日 【小説】ナイチンゲールの沈黙(上)…文庫版
2010年05月01日 【小説】ナイチンゲールの沈黙(下)…文庫版
では、今日はこんな感じで
…これがネットレンタル返却期限無しの罠なんですね…恐ろしや。
…昨日(2010年5月16日)は日曜日なのにお昼からお仕事でした…と言っても拘束時間は1時間程度
しかも前半は暇で、携帯のワンセグで「たかじんのそこまで言って委員会」とか観てたりして楽勝だったんですけどね
「たかじんのそこまで言って委員会」といえば昨日放送分は結構豪華な出演者でビックリ。
…まぁその分内容が濃かったかというと微妙ですけど。あの出演者で1.5時間しか放送が無いのは勿体ない感じでした
で、以下は小説の読書記録です。
「螺鈿迷宮(上)」
(海堂尊著、2008年11月25日初版発行<※文庫版>、角川書店)
こちらも嫁さんが文庫版をブックオフで買ったもので、やはり風呂の中で4月頃(中旬ぐらいだったかな?)に読んでいた本です。
「チーム・バチスタの栄光」から始まる田口・白鳥シリーズとは出版社が違って、この「螺鈿迷宮」は角川書店から発売されておりますが、田口・白鳥シリーズと同じく、桜宮市を舞台とする小説で“桜宮サーガ”って言うんですかね…そのうちのひとつのお話です。
ストーリーは…
「ナイチンゲールの沈黙」の中に度々登場する“碧翠院桜宮病院”を舞台としたミステリーで、主人公は東城大学医学部で留年を繰り返している劣等生・天馬大吉。
幼馴染の記者・別宮葉子(※「チーム・バチスタの栄光」の中で“チーム・バチスタの奇跡”なる記事を書いた記者)から「碧翠院桜宮病院に潜入して欲しい」と依頼された大吉。看護ボランティアとして潜入した大吉の前で、患者が次々と不自然に死を遂げていくという事態が発生する。
てな感じ。
「ナイチンゲールの沈黙」の冒頭、序章部分のシーンはこの話に登場する病院が舞台です。
時間軸的には「ナイチンゲールの沈黙」&「ジェネラル・ルージュの凱旋」の直後になるのかな
で、ピロEK的感想ですが…
「チーム・バチスタの栄光」は医療システムの中に隠れた犯罪のお話。看板に偽りの無い“医療ミステリー”で、死因不明社会日本である医療現場に潜む犯罪のお話。
「ナイチンゲールの沈黙」は「チーム・バチスタの栄光」と同じ病院が舞台で、同じ主人公が活躍するとはいえ、割と普通に“特に医療現場には潜んでいない” 普通の犯罪が起こって、そこに何故かファンタジー要素(?)が加わった、「チーム・バチスタの栄光」とは少し毛色が変わったお話。
…で、この「螺鈿迷宮」ですが…
またまた毛色が変わって、探偵小説の王道のような設定のお話です
…まぁ探偵役はあんまり活躍した様子も無いんですけど、それでも江戸川乱歩とか横溝正史とかが持つ“ベタ”な雰囲気を持つ作品ですね(…なんて言っても、江戸川乱歩も横溝正史もちゃんと読んだことがない私なのですが)。
双子の姉妹。
病院が舞台。
家族内で隠蔽された犯罪。
その病院と過去に関係がある主人公の青年。
…ってな設定から私の頭の中で浮かんだ他の小説は京極夏彦の「姑獲鳥の夏」でして時代が全く違うとはいえ、結構設定が似ております。
こういう設定ってやっぱベタなんですね
あと、「チーム・バチスタの栄光」、「ナイチンゲールの沈黙」では名前だけしか登場しなかった人物“氷姫”こと姫宮が初登場します。
まぁこういうシリーズものを頭から読んでいる弊害としてですね…
主人公視点だと姫宮は容疑者の一人なんですけど、シリーズを読んでいる人にとっては登場時点から容疑者から除外されちゃうわけで…ソッチ方向にミスリードされる訳もなく…姫宮の正体って何となく知ってますからねぇ
「螺鈿迷宮」を最初に読んだ読者にとっては姫宮も謎の一つになって謎がもう少しは深まるのかも知れませんね。
(当ブログ内の関連記事)
2010年04月05日 【小説】チーム・バチスタの栄光(上)…文庫版
2010年04月07日 【小説】チーム・バチスタの栄光(下)…文庫版
2010年04月28日 【小説】ナイチンゲールの沈黙(上)…文庫版
2010年05月01日 【小説】ナイチンゲールの沈黙(下)…文庫版
では、今日はこんな感じで
お返しTBしま~す!
トラックバック&コメントありがとうございます
今後とも宜しくお願いいたします。