国民性の違いだろうか？

アシアナ航空の客室乗務員の女性の会見を見て

サンフランシスコの空港で起きた航空機事故後の機内の様子を現場にいた客室乗務員の女性が当時の様子を語った。

私はこのニュースを夜、テレビ朝日の報道ステーションで見ていた。

見ている最中から何か違和感があって気になっていた。

何が気になったのか考えてみた。

やはり、日本人的（私個人かも知れないが）感覚で考えると確かにおかしい。

何故かと言うと話の内容が彼女が如何に活躍したかを自慢げに披露しているだけにしか見えなかった。

確かに彼女の言う通りの活躍をしたにしても彼女は大惨事を起した会社側の人間である以上、

あの場で話すべき内容でないと思うからだ。

まして、お客を先に逃すのは彼女の仕事である。

会社が何かを意図して彼女の会見を企画したのであれば不遜としか言いようがない。

報道ステーションの古舘伊知郎氏は「貴重な現場の状況を知る事が出来た」と感想を述べていた。

私は元々、氏のキャスターとしての能力を信じていないから厳しい見方をするが、

これは報道関係者の奢りから出た発言だったと思っている。

何故なら現場の状況を、まして彼女が如何に活躍したかを報道関係者を前に語って良い事と思えないからだ。

恐らく、彼女には当事者の一人である自覚がないのであろう。

仮にも人が亡くなっている事故である、国民性の違いで済まされる問題では済まされないと思うが。