独楽。

小学生の頃でしょうか。

理科の時間に厚紙を丸く切って色を塗って独楽を作ったことがありました。

その時に１２色を等分に塗って回すとどんな色になったか覚えていますか。

その色は白色になります。

今回の衆院議員選挙は初めての多数の政党が競い合う選挙と成りました。

まるで１２色の独楽の様で色々な素敵な公約を掲げてその通りになればどれ程

素敵な世の中になるかと思ってしました。その姿は何の思惑もない純白な思いだけに見えます。

ところが選挙と言う独楽が止まるとそれぞれの色に戻ってしまい公約が何処かに行ってしまいます。

あれ程、国の為にと言っていた人達が議員になると政党優先になって仕舞います。

国の為を思うのであれば何故お互いに歩み寄りをしないのか理解できません。

日本人には他の国はない特徴が幾つかありますがその中に「和をもって貴し」の心があります。

その代表達の集まりですから今度こそ本当に国民の為に協力をして頂きたいのです。

日本人の好きな判断の仕方に「大岡裁き」と言うのがあります。

ご存じ、名奉行大岡越前の裁きで有名な話で「三者一両の損」があります。

この話は損と表現していますが精神は総てが一両の得と言う考え方です。

謙譲の心には日本独特の「性善説」があります。

この考え方が世界の政治に通用するとは思えませんが

せめて国内だけはこの精神で他の国と違った素晴らしい国造りをして頂きたいものです。