『プラムくらす』 de TRY日和♪

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地中埋設管工事 -都市部と地方の違い-

2014-09-10 | 建設(建築・土木・設備・電気)関連
以前、内地(北海道から見て本州方面のこと)で建設関連の
業務に従事していた頃には、徐々に配管だけでなく、電線等
も含めた設備を、「インフラ整備事業」の一環として「地中化」
する工事が発注されるようになって行ったのです。

ガス管、水道管、排水管(雨水用・汚泥用等)だけでなく、電
力線、通信線(電話線・信号線等)と云ったものまでを、一つ
の空洞(ボックスカルバートやシールド・トンネル等)に纏めて
敷設すると云った工事です。(正式には「共同溝」と呼ばれる
のが一般的です)

このことにより空中の電線が無くなり、それ用の電柱も交差
点の信号機のポールくらいしか残らず、点検も地中の通路を
通ることで、いつでも安全に作業できると云ったメリットが多く
あったからなのです。

しかし、大きな問題が伴います。。。そう、建設費用が莫大に
掛かると云う事と、例えば、この共同溝内で火災や異常出水
などが発生した場合には、その鎮火や排水のためにかなりの
時間を要することもありますし、最悪復旧しない場合には、ほ
ぼ全ての電力、通信、上水道と云った設備が使用できなくな
ると云う大きなデメリットも抱えていることになります。

この問題は「大都市」なればこそと云った問題であり、地方で
は、予算的な関係もあり「共同溝」工事は基より、電力や通信
と云ったインフラ整備でさえ十分に行われていないこともある
のが現状です。

しかし、国土の狭い日本ですので、この程度で済んでいるの
ですが、広い世界の中にあっては「この問題は贅沢な問題で
ある」と捉えられるのだろうと思います。

狭い日本、、、人として住み易い国ではありますが、「地震」を
始めとする、危険を多く孕んだ国であると云えるのかもしれま
せんね。。。

内地に居た頃には考えたことも無かった内容なのですが、、、
今、北海道は旭川に住んでいて感じることなのです。

※ガス管の埋設工事の件を考えていて、思い出した次第です。


 ↑ ツインハープ橋(忠別川)
   ※自宅から歩いて10分ほどの堤防より撮影
      

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