今日はお寺の門徒の行事で、住職のお話を聴くことができ、その中で3つの話から、深く思った事がありました。
その1つが‥地獄の話の中で…作家の司馬遼太郎さんの言葉を紹介されていて‥『人間は、正義の名を自分にかかげたときには、どんな残酷なことでもする』という言葉に‥私は‥だから人間は‥世界は何時まで経っても争いが絶えないんだな‥と思いました。
2つめは‥餓鬼の話の中で…『田あれば田を憂(うれ)う。宅あれば宅を憂う』田んぼとか財産とか、そういう自分の外の物をもって自分を満たそうとする相(すがた)が餓鬼。外の物をいっぱい自分の中に詰め込めば、自分自身が無くなる。
3つめは‥畜生の話の中で…『人間の教養とは、常に相手のことを心の中に入れて考え、行為していける力をいうのである』
今日、その門徒の皆さんとの世間話の中で‥昔、自分たちが小学生の頃は、お正月の元旦には、学校へ登校して、校歌と国歌を斉唱し、みかんとまんじゅうを貰って、それだけの為に雪の寒い中、登校していたものだ。と年配の方は仰っておられました。
いつの頃からか‥テレビのニュースでは毎日のように、人を刺した、切った、殺した、などと、気が滅入るニュースが多くなり、去年あたりから煽り運転など、日本人は大丈夫か?!と思うことが多くなりました。そんなことをいろいろ思う時‥この世は昔からずっと地獄‥そして餓鬼と畜生が存在している世界なのだと思います。
今年は雪が全く降らず‥自然も人間と同じように狂ってきていて‥なんだか書いている最中にも‥哀しくなってきますが‥せめて自分は、自分自身や家族、他人様へ‥そして自然や動物たちへ‥教養のある、感謝の思いと行いをして生きたいと思いました。
泥沼の中の‥蓮の花のように。
今日も一日、感謝の中で…
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