姉からムラの観劇レポートが届きました♪
姉のレポ読んでたらまたムラに行きたくなってきたぁ~( ̄▽ ̄)
てか、色々とうらやましぃぃ。。。
ということで…
お楽しみください☆
※ネタバレ含むので要注意です!
↓↓↓
「黒豹の如く」
稽古場も初日映像も見ずに、ガマンガマン・・・・の日々を耐え、
ついに行ってきました。
ドキドキしながら開幕した1回目。
進んでいく話を噛み砕きながら、所々出てくる古っぽい言い回しと、
昭和を感じさせる雰囲気に少々面食らう。これは・・・・・
翌日2回目。演出の感じと話の展開が分かったので、覚悟して臨む。
すると今度は深く入り込めました。
派手な盛り上がりはないけれども、じわじわと胸に沁みるお芝居。
クサい台詞にフフッとなりながら、でも不思議とキュンときたりして。
だんだん癖になってきます。なんだろう、この感じは。
あまり味わったことのない感覚。
舞台に流れるクラシカルな空気が、優雅で品があって。
そして情熱的。
主役二人、或いは主役と敵役など、二人芝居をたっぷりと見せる。
濃密な空気が舞台に充満し、客席まで包み込む。
綺麗な音楽と照明に彩られ、展開する人間模様。
完成した一つの世界。この美しい世界に身を委ね、心を酔わせる。
とても幸せな時間に感じました。
好きです、この作品。
ちえさんアントニオ
骨太で、ドンと構えていて、とにかく存在が大きい。大人の男。
衣装は、基本シンプルな軍服がほとんどだからこそ、
ちえさんの男役の魅力が堪能出来ます。
その広い肩に、その逞しい胸に、思わず飛び込んで行きたくなる衝動に駆られます(危険)
ちえさんは、舞台上で「性別:女性」であることを絶対に感じさせない。
だから入り込めます。夢が見られます。
アントニオは、同じ軍人でもナポレオンのようにギラギラした野心家ではない。
思慮深く、周りに惑わされない強い心を持っている。
自国を想い、愛する人を想う。とても魅力的な人物。
ツボは、強い男なのに、話し方が柔らかい所。
「覚えてる?」とか「どうだろうねぇ」とか、キュンキュン心臓にきて困る。
・・・・・・好きです。
かなり高い位の人なのに、部下に優しいのもツボ。
カテリーナへの深い愛は、羨ましくなるほど。
二人の心は強く結びついており、誰にも侵すことはできない領域。
最後の作品で相思相愛って、幸せになるなぁ。
ねねちゃんカテリーナ
綺麗でした。見た目もですが、心根も美しかったです。
どんな噂を流されようとも、どんな危険に晒されようとも、けして汚されない心を持っている。
いつもアントニオの事を想い、別れの時も自分の気持ちを通して、引き止めるようなことはしない。
次いつ会えるのか、生きて無事に会えるのかも分からないのに。
聡明で芯が強く、アントニオに愛されるべくして愛された女性でした。
紅さんアラルコン
にっこりと微笑む綺麗な顔の裏では、ギラギラとした野心がたぎっており、
自分の思い通りにならない者は簡単に切り捨てる、冷酷な人物。
でも貴族然とした振る舞いが美しく、悪い男と分かっていても惹かれてしまう感じ。
ちえさんとがっつり対峙する役にふさわしい存在感がありました。
個人的には、もっとカテリーナへの恋心を描いてほしかったなー。
報われない恋に焦がれる男、という図式が好きなため(笑
しかし、クラブの裏部屋でカテリーナに迫るシーンはヤバい事この上なかった。
最初は紳士的に振舞っていたのに、帰ろうとするカテリーナの手を掴んで引き寄せ、コートを脱がす速さ!笑
そして自分のネクタイに手をかけ、荒っぽくほぐす。露わになる首筋。その色気に目眩がしました。
真風氏ラファエル
ちえさんの直近の部下で、そこまで話には絡みませんが、軍服の似合いっぷり半端ない。
肩から腰にかけての線が綺麗。美しいフォルム。
英真さんにからかわれる所が好きでした。
あと、海賊の開襟とカーニバルで踊っちゃう所の黒ターバン(だったかな)でダンス。
格好良かった。黒が似合います。
まさこさんの軍服の破壊力も相当なもので。大人の色気・余裕が感じられて、素敵でした。
しーらん・みっきー・琴ちゃんの3人組は、とっても可愛い。
ノリノリでナンバーを歌っていて、楽しくなります。
琴ちゃんの顔がシュッとして、格好良さが増してて驚きました。
格好良くなったといえば、ポコちゃん。悪い男の役でしたが、色気ダダ漏れ。
ニヤリと笑うポコちゃんに、いつからこんなイケない男の色気が!?と目飛び出ました。
英真さんとちえさんが、スペインの曲調で歌い上げる海と女のナンバーもワクワク。
二人のこれまでの関係があってこそ、醸し出される温かい空気に、涙。
カディスのカーニバルは、曲も良くて群舞がエネルギッシュで、テンション上がります。
セブンシーズの舞は、幻想的な雰囲気で美しく。
がっつり重い芝居が続くとしんどくなるのですが、
要所要所で、コミカルなシーンや群衆芝居で盛り上げるシーンがあり、
場面ごとの舞台転換もスムーズで、気持ちが途切れることなく観られました。
ラストの旅立ちの場面は、現実とリンクして作ってあって、ずるいですね。泣きます。
「Dear DIAMOND!!」
幕開き。ピンスポに照らされて、銀橋中央に現れたちえさん。
客席から、ワーー!!っと歓声が上がる。
初日映像を見てなかったので、私も声が出そうでした。
シルバースーツで踊るちえさん。なんて素敵なんだ。
そこから大勢口でのリベルタンゴ。
大人っぽくて情熱的な振りがハマってます。
そしてバックがゴールドになり、全員で歌い踊る。
実はあんまり金色ベースのピカピカした舞台は好みじゃなくて、
初回は舞台配色に戸惑いましたが、星組のみんながノリノリで気分も盛り上がっていきます。
次は、ちえさんがドアボーイになって銀橋に登場。
このドアボーイが可愛くて可愛くて。
男役を極めたちえさんが、こんなに初々しくてピュアな雰囲気を醸し出すことに、改めて驚きました。
そこが私にとって、ちえさんを好きである核なのだと思います。
未来を夢見て、瞳を輝かせながら歌うちえさんが、見たことはないのに初舞台のちえさんと重なって。
微笑ましくて、顔がほころびながら、涙が出てきました。
クラブのシーンは、セクシーに踊る真風氏とポコちゃんに、目が釘付け。
お芝居に引き続き、ポコちゃん、何があったんだ? あの美貌にオラオラが増量されると、超危険。
そんな中、シャンパンを必死に運ぶちえさんが可笑しい。ねねさんの服にかけてしまい、追い出される。
最後グラスがスポッと口の周りに引っ付き、退場。これ子供の時にやったやつ笑 誰のアイデア?笑
ねねちゃんは、コメディエンヌっぷりがハマってます。妄想女子が「ちがうっ!」とバサバサ斬る。
ラスト、ドンファンで登場したちえさんの衣装が、ド派手でぶっちぎってます。
紅さんドラキュラの場面。
黒髪長髪に黒のロングコートが似合います。美麗。
こんなドラキュラになら、血を吸われてもいいかも。
愛里ちゃんも白のドレスが綺麗。
汚れを知らない無垢な少女だと思っていた愛里ちゃんが・・・
黒と白だと思っていたものが逆転する話って、
よりその属性が際立つ感じがして、ゾクゾクします。
妖艶な表情で、紅さんを翻弄する愛里ちゃん。ついに闇の世界に取り込んでしまう。
可憐なヒロインタイプと思っていたけれど、実は役の振り幅が広い娘役さんなんですね。
すごく魅惑的な一場面でした。
銀橋でちえさんと女装男役の場面は目が足りません。しーらんの女らしさは別格。
それにしても誰一人カブってる感が無い。星の個性の強さを垣間見れます。
そしてブランコねねさんに吹く、華やかな歌い継ぎからの中詰め。
客席降りは観劇前に情報を入れないで臨んだため、初回はびっくりしました。
センターブロックに座っていたのですが、斜め前にしーらんがきて
アワアワしていたら、横の通路に四角い背中が。
これは・・この広い背中は・・・真風氏!?
サブセンからセンター側に振り返った、その顔は・・・
真風氏!!!わーー聞いてないよーーーー!!!!
もう釘づけです。まぶしいです。キラキラです。
ハイタッチする人たちに乗せられて手を伸ばしてみたものの、
ちょっと距離が遠くて、残念・・と諦めたそのとき。
真風氏が手をぐーーっと伸ばしてくれて・・・!!!
私も肩をいわすほどぐぐーーーっと伸ばし・・・・!!!!
第二関節でのタッチでした。笑
後で大人げなかったとちょっと反省したんですが、
こんな至近距離で真風氏を見たのは初めてで。
ニッコリと笑って見てくれた目が温かくて、手を伸ばしてくれた優しい真風さんに
ポーーーっとなったまま、しばらく現実に戻ってこれませんでした。
妹が好きなのが分かったかも。なんというか生の真風氏は、
舞台の上よりも、更にふわっと包み込まれるような包容力がありました。
真風さん・・・・・素敵。
そして歌い継ぎの時の紅さんパート。
ポップスが使われることに少し拒否反応があったのだけれども、
この歌詞を聞いて、この曲を使った理由が分かった気がしました。
もう一度この歌詞を振り返りたくて、帰って調べました。
必ず叶えるという思いと それを決めた自分を信じて
忘れてた自分自身 もう一度とりもどす
僕が心の中に持っている ダイアモンドはいつも輝く
よごれても 曇っても きっとまた輝くよ
キャッチ-なメロディーなので、紅さんは笑顔で歌っているんですが、声は力強くて。
瞳の奥に強い決意のようなものを感じました。
歌詞が紅さん自身とリンクして、聴いていて涙があふれてきて、
もう見ながら「そうだ!紅さん、頑張れーーーー!!!」と心の中で叫んでいました。
ここを紅さんに充てた大介先生は、ほんとに愛にあふれた先生なんだなぁ。
3組の濃厚なデュエットダンス。それぞれ相手役を変えていくけど、ここも目が足りない。
特に琴ちゃんとちえ紅真風が組む所が、各々のコンビから出る雰囲気が変わって興味深かった。
全員と組んだことがある琴ちゃん(男役)ってすごい。
まさこさんが静かに歌い終えた後、ちえさんのソロダンス。
全身を使って生き生きと踊る、ちえさんの魅力全開のダンス。
これが最後かと思うと、なんとも言えない気持ちになります。
最強で恐いものなし、とつい思ってしまうほど、いつもエネルギッシュなちえさん。
ここで倒れてしまう振りを見て、はっとします。
劇団やファンの期待に応え続けた宝塚人生。トップとしての6年間。それ故の孤独。計り知れない重圧。
これまでどれだけの不安や葛藤があったのだろう。そして先を見据える今も。
でも支える組子たちのパワーが、ちえさんを立ち上がらせます。
「ちえさん、大丈夫です。私たちがいるから。」
ありったけの力を込めて歌う組子のみんなを見て、
それを受け止めるちえさんの嬉しそうな表情を見て、もう顔面崩壊。
そして、紅まか銀橋。これも最後か・・・(悲
歌い出し、真風氏の声が震えていて、もう・・もう・・やめてくれ・・・となる(泣
笑顔で見つめ合いながら、入れ替わる二人。
この二人、好きだったなー・・もっと見ていたかった・・・
ちえさん作詞の曲。
宝塚への素直な想いが綴られています。
私の夢は一人でも多くの人に 宝塚を知ってもらうこと
そして深く愛してもらえる 舞台を創ること
シンプルなようだけど、これまでのちえさんを見てきたら、強く強く感じられることで。
あぁ、私はその中の一人なんだなぁと思いながら聴いていました。
ちえさんから、宝塚の素晴らしさを知りました。そして大好きになりました。
ありがとう、ちえさん。
REON祭り。神輿に担がれるちえさん。
初回はいきなり陽のテンションについていけなかったけど、
しーらんの顔がぐしゃぐしゃになっているのが目に入ってきて、
周りのみんなも必死に涙を堪えて明るく送り出そうとしている様子に、
またしても顔面崩壊。
あぁ、温かい。ちえさんの星組らしいなぁと思いました。
最後、大階段を2段飛ばし位の勢いで、駆け上がるちえさんに思わず笑みが。
ちえさんらしいです。
男役黒燕尾
逆三角形の先に立つちえさん。組子の全神経が、中央の一点に集中している。
何度思い出しても鳥肌が立つ光景。
今まで見た星組の黒燕尾で、一番美しかったです。神々しかった。
初回は、実はここが一番泣いた場面。
デュエットダンス
ショパンのピアノが切ない音色を奏でる中、しっとりと舞います。
優雅な振り付けがとても綺麗で、神聖な気持ちになる。
銀橋でちえさんに抱き止められながら、身体を反るねねさん。
そして上げた手を、ゆっくり、ゆっくりとちえさんの耳に添えます。
劇場のシーンとした静寂に包まれて、二人だけの世界。二人だけが持つ空気感。
その集大成を見せてもらいました。
目の前から二人がいなくなって、さぁパレードが始まるという瞬間、
ものすごい喪失感に襲われ、めちゃくちゃ寂しくなってきて、涙が止まらなくなる。
もう何年分泣いただろう・・・あぁ、寂しいよーーー・・・・
大階段に登場したちえさん。
花道までいっぱいに広がった組子全員で、温かくちえさんを迎える。
ちえさんが、階段の上の方にいる組子まで身体を向けて返事をしていたのが、印象的でした。
もうここからはオペラを使わず、肉眼で全体を見つめていました。
ちえさんも組子たちも、キラキラした笑顔で、とっても幸せそうで。
私はこの光景を、きっとずっと忘れないと思いました。
ちえさん、星組の皆さん、ほんとうにありがとうございました。
東京千秋楽のその日まで、お身体を大切に、どうか駆け抜けてください。
長文・乱文、失礼しました。
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