2013年が終わる前に…
ずーっと気になってた「日のあたる方へ」の
マリアの歌の歌詞を意味を自分なりに分析してみた~(^^)
あの歌詞、ジキル先生にしか分からないのかと思いきや…
調べてみると非常に意味深で面白かったので備忘録として残しときます。
歌詞は木村先生が考えたのかな?
であれば、物語の伏線が張り巡らされてて、すげぇ~~~!
と、さらに尊敬ですw
ではでは、早速、最初のプロローグのマリアの歌から↓
♪マリア♪
「ポルックスとカストルは
クロノス様に断ち切られ
今宵も~互いを~求めて、夜空をさまよう~」
ポルックスとカストルはジキルも説明している通り、
ふたご座のもととなったゼウスの双子の息子。
この二人がクロノスに断ち切られたということは、
人格が二つに分割させられたことを意味している。
ここのクロノスはゼウスの父親であり、
農耕神であるが、時の神でもあるとされている。
(クロノトリガーのクロノとか、英語でchronologyが年代学というのも多分ここから?)
つまり、クロノスという時空によって引き裂かれたことで、
マリアの片一方の人格は5歳まで遡ってしまったということを意味しているっぽい。
注目したいのは、クロノスがゼウスの父で
ゼウスがポルックス&カストルの父なら、
ここで言ってるゼウスはマリアの父である市長、そしてクロノスにあたる市長の父が、
市長の結婚に反対しマリアの治療に協力しなかったことが
市長の殺人の原因になった。
最終的にはそれが人格分離につながったと言っても過言ではない!
そして、マリアの意識は暗闇の中を彷徨っている。ここは歌詞通り。
「ゼウスのいかずち~」
ここでいう、ゼウスというのはマリアの父、市長であり、いかずちは殺人を意味してる?
「今宵も互いに呼び合い、暗闇さまよう~」
文字通り、マリアの引き裂かれた人格はお互いを呼び合って、暗闇を彷徨っている。
「ウラノスからクロノス
クロノスからゼウスへ
予言はめぐるよ~」
ギリシャ神話では、この予言は「息子に権力を奪われる」というものだけど、
少し捉え方を変えると、「息子から復讐される」とも取れる。(実際にゼウスはクロノスが子供たち(ゼウスの兄弟)を食べた復讐をします)
ここの歌詞は、二通りの考え方ができそう。
権力を奪われるという点では、マリアの人格が分かれた片方の人格に乗っ取られたことだけど、
父と息子という点で考えると、物語の伏線的には、ジキルの父が殺された復讐はその息子(ジキル/ハイド)がやるということ!?
そうすると、ものすごく納得がいくのだが。。
真相は木村先生のみぞ知る。。
「女の顔をした
子供のふりをした
蛇の頭のメドゥーサのように」
メドゥーサがもとは美少女だったことを考えると、
もともとは正常な精神を持っていたマリアが精神疾患で子供の意識になってしまったことを意味してる。
メドゥーサに例えるのは少しやりすぎな感じがしますが…^^;
ただ、ジキルのセリフで「予言は全てを石に変えてしまう」から考えると
この予言は、「ジキルの父を殺したのは市長」ということかも。
そうすると、それを聞いたマリアが石のように片一方の人格が凍結されたことと同じ意味に捉えられそう。
-----------------------------------------------------
では次は、中盤のジキルとマリアの中庭での治療のシーン↓
♪マリア♪
「ヴィーナスのアドニスは
赤い血潮の丘の上
アネモネの花に囲まれ
息一つしない」
難しいのは、このアドニスをどう捉えるか…
ジキルの解説では、マリアの病気が一向に良くならないことと言ってるけど、
違う意味もある気がする。。
もともと神話ではこんな感じ↓
美少年アドニスは美と愛の神ヴィーナスのほかに、ペルセポネという別の女神にも気に入られていた。
しかし、アドニスが、ヴィーナスをより好んだために、ペルセポネは不満が募り、
ヴィーナスの恋人である軍神アレースに二人のことを告げ口する。
その結果、アドニスはアレースから狩りのときに殺されてしまう。
悲しんだヴィーナスはアドニスの死を大いに嘆き、アドニスの流れる血から深紅のアネモネの花が咲いた。
これって…ペルセポネはあんまり関係ないかもやけど・・・
ヴィーナス=マリア、アドニス=ジキルって考えられないか!?
だって、幼いころ、マリアとジキルは仲良かったみたいだし、
ジキルの父の死によって、ジキルが心の血を流したとも考えられたり…
もしくは、父親の血しぶきがジキルに飛んだことを意味してるのかも…
息一つしないっていうのは、マリアだけじゃなくて、ジキル/ハイドのことも暗に意味してそう・・・
ちなみに、アネモネはギリシャ語で「風」を意味する花。
風ちゃん、このこと知ってるかな~??
木村先生、さすがっすw
「ダフネの祈り
アポロの悲しみ」
もともと神話ではこんな感じ↓
エロスの金の矢を受け求愛し続けるアポロと
鉛の矢を受けてその求愛を拒み続けるダフネ。
追い詰められたダフネは月桂樹に自分を変えるように父に頼みこんで、
月桂樹に変えられてしまう。
これはストレートに解釈すると、治療をあきらめないジキル=アポロと
拒み続けるマリア=ダフネを示してるのかなw
矢を受けたことは外的要因であり、その要因はどうにもできないってことかも。
でもマリアは月桂樹じゃないとジキルが言ってて、最終的には人格を取り戻すのだから、
ジキルの治療の甲斐があったね♪
「レーダー」
白鳥の姿のゼウスに誘惑される美女レーダー
ジキルは恥ずかしいと訳してたけど、
ゼウスをジキルと考えると、ジキルと海岸で出会ったマリアの気持ちとか?
この辺は情報が少なすぎてわからんけどw
「イオ」
神殿の美しい巫女であり、ゼウスの恋人
やっぱりだめ、とジキルが訳したのは
正妻にヘラという存在がいながら、ゼウスに迫られるイオの気持ち?
イオをマリアととらえると、踊りに誘うジキルへの素直な気持ちかな~?
「ヘラ」
ゼウスの正妻
いくら浮気をしても最終的には一緒になるゼウスとヘラ。
最終的にジキルの妻になることを意味してるっぽいな~ジキルは浮気してませんがw
「ヘリオス」
ギリシャ神話の太陽神
太陽を意味する言葉。これはそのまんまやね。
と、こんな感じで、独断と偏見で書いてみました♪
こんなことを考えながら作品を見るのも楽しいですね~
てか、真風っちの作品ってランスロットとか神話と絡んでるの多いよね~
そういうの調べるの好きやから、これからもそういう作品でお願いしやっす!
2013年もこれでスッキリ~★
★ぽちっとお願い致します★
宝塚好きな方♪↓↓
にほんブログ村
映画好きな方♪↓↓
にほんブログ村