宙組アナスタシアの公演も残り少しとなりました。
宙組トップコンビまかまどが見られるのもあと少し…
まかまど、そしてまどかちゃんへの想いを今書き記しておかないと後悔すると思い書き始めました。
(アナスタシアの感想もまだTwitterでしか呟けてないんだけど…これは千秋楽後にちゃんと書きたいと思います。)
私はスタンスとして、まかまどはもちろん好き。だけど星組時代からわかばちゃん、風ちゃん、あーちゃんなどと組んできた姿を見てきた身としては真風っちの隣がまどかちゃん以外あり得ないとまでは思っていない感じです。
まかまど就任前にうららちゃんかまどかちゃん、どちらがトップ娘役になるか?という話題で持ちきりだった時も個人的にはどちらになってもそのコンビでしか見られない真風っちが見られると思っていたのでどちらが絶対いいという気持ちはなかった。
どちらがなっても新しい化学反応見られると思っていた。
そしてまかまど就任が決まった。
一体どんなコンビになるんだろう?とワクワクドキドキしていた自分を思い出す。
ヴァンパイア・サクセションで一度組んではいてその時は歳の差カップルだったけど、この先どんな関係性で行くんだろう?と未知数だった。
そんな中、トップコンビとしてウェストサイドストーリーから始まった。
初めてまかまどというコンビの可能性をものすごく感じた公演だった。
コンビとしてこんなにもピュアな雰囲気を出せるのか!と。
大人の駆け引きを知らない、まっすぐな愛。
真風ファンとしては真風トニーがめちゃめちゃ新鮮でこんな引き出しもあったのか!と初めは戸惑いながらもその魅力に今まで以上にどんどん引き込まれていったことを覚えてる。
2番手時代は大人な色気があったり威厳のある役だったり、星組時代はヘタレや人外だったりそんなイメージが多かったけど、トニーはそのどれでもない、やんちゃだけど頭がちょっとお花畑で突っ走っちゃう青年で、こんな真風っち見たことない!こんな演技できるんだ!とかなり衝撃だった。
あれはトニーの役そのものがそういう青年像っていうのもあるけど、やっぱりまどかちゃんのマリアとだからっていうのも大きかったと思う。
まだ何も知らない夢見る少女だけどいざとなったらとことん強いマリア。
新しい引き出しを見つけるきっかけとなったのはまどかちゃんだったのかなと。
その後の博多座 黒い瞳もすごくよかった。
真風ニコライはお坊ちゃんだけど芯が一本通った青年。色気は封印。
まどかマーシャは本当に可憐で可愛くて、でも彼女もまた精神的に強い。
時代に翻弄されながらも成長して強くなっていく2人の姿が素晴らしかった。
最初の頃は個人的にこんな爽やか青年を演じるのか!ってちょっと戸惑ってたんだけど、だんだんそれがすごくクセになってきて、そういう役も真風涼帆の一部となっていくのがとても嬉しかった。
そして極めつけが今回のアナスタシア。
真風ディミトリは詐欺師だけど心根はまっすぐで、自分の幸せより他人の幸せを優先できる青年。
まどかアーニャは自分にまっすぐで目的に向かって行動できる芯の強さを持ちながらもどこか寂しさを抱えた少女。
喧嘩しながらも距離が縮まっていき気づいたら、あの人が心の中にいた…的なね。
本当にね、まかまどはピュアがよく似合う。
心がまっすぐであることの説得力がある。
こんな真風っちを見られたのはまどかちゃんとだからこそだと思ってます。
そしてまかまどで一番好きだったのがデュエットダンス。
本当に幸せを具現化したかのような2人のダンスは見ているだけで涙が出ました。
私の中では異人たちのルネサンスのデュエダンが至高でもう世界で一番好き。
最後のアナスタシアではお互いを慈しむような幸せな表情。
その一分一秒を惜しむような2人に涙が止まらなかった。
2人のデュエダンを見ている時の幸福な気持ち…そんな宝物を残してくれただけで感謝しきれない気持ちでいっぱい。
本当にありがとう。
まどかちゃんはこれから専科を経て花組に行ったらどんな役を生きるのかな?
最近大人っぽくなったと言われるし、実際そうだと思う。
でも個人的にはまどかちゃんの武器はやっぱり少女力だと思ってます。
大人になりきる一歩手前の女の子が女性として強くなっていく、一番輝く時を演じるのが抜群に上手い。
もちろんそれ以外にもこれから色んな魅力をを身につけて唯一無二の舞台人になると思う。
その姿を側で見られないのはただただ寂しいけど、これからも舞台で輝き続けることを祈ってます。
きっと大丈夫。
安心していってらっしゃい!!