#冬の季語 新着一覧
外套の襟立て駅のピアノ弾き
花りんご帰る
三人称てふ自己愛を石蕗の花
徳を積むくぢらに生まれかはらむと
日短かき川に自転車捨てられて
涸川の橋の上なる停車駅
雪晴や陽気な唄が聞こえませう
こんな夜は不運な火事の物語
寒の月同行二人てふ一人
ジャム舐めて漱石読みて久女の忌
茎の石添えてくれたる青菜かな