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ザッツ・インポシブル

2019-06-13 20:32:00 | 海外

シンガポールに来ています。
今夜はジャンクフード系を食べたくなり、
巷で話題の、インポシブルフーズ社が開発した植物肉"インポシブルミート"を使ったハンバーガーをいただいてまいりました。お味はいかに!
 
 
お店はバリに本店を置くポテトヘッド( Potato Head)というレストランのシンガポール支店。アールデコ調の感じがいいですね。
 
ここは普通にお肉のバーガーがメインですが今回、自分はインポシブルにしか興味ありません。
 
メニューの中でとりわけグリーン色でハイライトされているのが、インポシブルミートを使ったバーガー類。4種類ある中でオーソドックスと思われるTHE IMPOSSIBLE DREAM(27SGD=約2200円、高っ!!)を注文。名前がいいですね。
これにフライドポテトとビールを頼んだら50SGDになり、ちょっと高すぎませんか!と叫びたいところですが、シンガポールは総じて食事代が高く(特にアルコール類)許容するしかないでしょう、それに植物肉は希少部位だからといいきかせて。
 
やってきましたよ。ワクワク
 
 
"THE IMPOSSIBLE DREAM" 登場
てゆうか、薄暗い店内だからということもあるでしょうが、見た目は大きめのパティが挟まったハンバーガーそのもの。脳が混乱しております。
 
ひとくちいただいて、、
 
オー! ザッツ・インポシブル!!
 
これはうまい!そして新しい経験値を上書きしてよいものかどうか、脳の海馬あたりがますます混乱している。
なにせ、明確に言えるのは豆腐バーガーやら、野菜パテ加工したものとは、全くの別物。肉に限りなく近似した食感と味には正直驚きを隠せません。特に食感は粗挽きミートそのもの。本物肉との差が自分にはわからない。
 
これでインポシブルミート由来のコレステロールはゼロで身体にも優しく、それに同じ量の牛肉を(牛を生育させて)得るよりも、99%少ない水、半分のエネルギーで作ることができるそうで、これが本当ならすごい発明ですね。
 
 
ここで少し脱線しますが、赤岳鉱泉小屋もインジェクションビーフ(牛脂注入加工肉)を名物ステーキとしてまだゲストに出しているようでしたら、そろそろ植物肉に切り替えてはいかがでしょう。(写真は2014年当時の小屋での夕食に出てきたインジェクションステーキ)
 
わざわざ仕上がっている本物の牛肉に、牛脂を機械で注入して霜降りへと加工するために追加で人の手間やエネルギー、余計な工程間でのゴミも出るわけで、たとえそれが自然な霜降り肉より安く安定的に得ることはできても環境フットプリント的には歓迎されるものではないのでは?なんて思います。
 
いやしかしこれはうまい! 自分はSHAKE SHACKバーガーのファンですが、勝らずとも劣らず美味しい。
 
 
 
インポシブルミートはインポシブルフーズ社の商品名ですが、同様のものでビヨンドミートというのもあり、こちらの会社はそのままの名前で先月にIPOを迎え、株価(ティッカー: BYND)は凄まじい勢いで上昇しています。
そしてインポシブルフーズも近々IPOになると噂されているようで。
 
しかし自分も、今回実際にいただいてこの植物肉が期待される理由の一端が少しわかった気がします。
 
ただ単に健康食としてだけではなく、肉の味、食感を楽しむにあたって環境を考慮したら肉以外もある、という選択肢の広がりをみせるのは歓迎できる流れではないでしょうか。
 
まだこの植物肉は量産には程遠く各スーパーに置かれるような状況ではないですが、いずれ人にも環境にも優しいものとして当たり前に食卓に、BBQに登場するときもそう遠くない気がします。
 
さて、150gパティのバーガーを2つも食べたのに全然ムカムカしない。
 
That's IMPOSSIBLE!!
 
 

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