ポッと 芽が出る うたが出る♪

Violinレイトスターター”ぽっとめ”の 日々のあれこれ。

借り物

2017-12-21 19:23:26 | 日記


友人が 生と死のワークショップを受けてきた模様を話してくれました。

2日間に渡り、「生と死」をテーマにしていろんなワークをします。

実際の自分の半生を振り返ったり、

看取る人と看取られる人役に分かれて、実際に疑似体験ワークしてみるなど。

それぞれに 友人のこころに 深く深く刻まれる言葉が 参加者の中から出てきて

とても 有意義な時間だったそうです。

身体の痛みも取れてしまい、「痛み」とは何か?を 考えさせられたと言います。



私も 興味深く聴きました。

私の身近な人たち、 父、義父、祖母は、死の準備や、心構えなく

ポックリ 還って行かれました。

本人も、「あれ? 死んじゃったよ。。。」と 驚いているのではないかと思うくらい、あっさりです。

遺された私たちの方が、気持ちの整理がつかず、

なかなか 現実を受け入れるのが難しい感じです。



父の時は、東日本の震災の3か月後でしたので、

余計に 気持ちが 揺れました。

お通夜まで 日にちがあったので、

毎日、父の顔に触れ、少しずつ 冷たく、硬くなっていく様子を 実感として感じようとしました。

時間があれば、父のそばで、返事も何もありませんが、話しかけ

現実を しっかり感じて受け入れようとしました。

これが 私の儀式だったのだと思います。



数か月して、思ったことは

「人は、突然 この世から去るんだ。」ということ。

それまでも、”自分の寿命があと3年だったら”と日々を過ごしていました。

あまりに 辛いことが重なり、苦しい時に、

自分で自分に聞いたのです、「私の寿命は いつだ?」と。

その年齢が来ても、死ぬことは無く、こうやって生きているのですが、

あと3年と思ったら、辛さも和らぎました。



でも、父のときは、3年は長すぎると思いました。

その”とき”は、明日かもしれない。

そうなったときに、一番後悔することってなんだ?と また自分に聞きました。

そうしたら、「Violin」というではありませんか!!

なんだかなーーーと思いながらも、

Violinを 再開し、個人レッスンにも 通い始め、

合奏団にも入ってしまいました(*^-^*)



そして さらに Violinを弾くことで 心身ともに 元気になる先生にまで出会え、

やっぱり Violin といった、もう一人の自分は、正しかったのかな?と思います(*^-^*)



楽器は、私より長生きしますから

「借り物」と思って、大事に使わせていただいていますが、

それが 日常生活のいろんなところで 影響がでてきます。

私の肉体も、家も、なにもかも、すべてが 借り物。

汚さないように、壊れないように 大事に大事に使います。

すると

だんだん モノに対する執着がなくなってくるような気がします。



生きていることにも 執着がなくなるのかな…

そうしたら 本当に 楽しいだろなぁ (*^-^*)

おかげさまの世界なんだろうと 思います。