売店に行く途中の廊下で、消化器外来部のウエキナースが僕に気付いて小走りで寄ってくるなり「今井さん、三途の川渡ったんだって?」。やっぱり一般常識的に胃部静脈瘤破裂(食道静脈瘤破裂も)って生死に関わる一大事なんだろうね。大出血をした日から1ヶ月後の生存率が50%なら、過去に4回やってる自分はいつどっちに転んでもおかしくないよな…。洗面器1杯分出した割にはヘモグロビンが2桁キープできているし、輸血も1パックで済んでるのは不思議だ。水曜日午前中に抜いてから5日経過していると腹の中に5000ccは溜まっいる計算。そのせいで、昨日今日は内圧がひどくて息苦しいってもんじゃない。術後のリスクを恐れて先生達が抜きたがらない空気がビンビン伝わっている。病棟ナースには散々訴えていたし、「もう死にたいです」って言おうとした3秒前に水を抜く準備をして新米君がやってきた。3000ccしか抜いてもらえなかったけど、それでも楽になれた。「こんなに入っていたら、さぞかしつらかったでしょうね」と言われた。朝までは『潰瘍三分』という流動系のとてもじゃないけど人間の食べ物には見えないメニューから昼には『術後五分』という、柔らかめだけど肉団子とか食べ物らしいメニューに昇格したのに脳は嬉しがっていても物理的に食べられなかった。水曜日にもう一度内視鏡検査して処置痕に問題が無ければ木曜日に出られそう。一番厄介なのは血や塊に隠れて縛り忘れがあって、その場で縛ったので退院が延びるってパターン。もし、あと1000cc抜けていれば日高屋のラーメンチャーハンセットに餃子ぐらいなら食べられそうな感じ。今夜はグッスリ眠れそう…
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