進めウエトレ道

2020年はパワリフ・ベンチ大会出ません

ストップ高

2009年02月13日 | Weblog
相変わらずニュースは大企業の巨額赤字決算と人員整理や企業倒産の話題しか無いみたいだ。私たちゼネコン(総合建設業)は仕事を客先から請け負う時の条件は一般的に請負金額のテンテンパー(契約時10%、完成時10%、竣工引渡し時80%)であるが、工事期間中は協力業者に毎月の出来高で払っているので引渡しが完了するまで息を抜けない日々が続く。支払い条件が現金ならまだしも客先によっては手形だったりするが、不動産会社が次々と倒産して引渡しに間に合わなかった場合は手形が不渡りとなり建設会社にも多大なダメージを受ける。うちの会社は過去2~3年赤字決算が続き、メインバンクからかなりプレッシャーかけられていて正に今年度が崖っぷちだった。上半期の状況では黒字決算の予定だったが昨年秋に取引先の不動産会社3社が倒産して工事代金10億円が回収不能に陥った。今は会計基準が変わり粉飾決算も出来なくなり、上場企業などは3ヶ月毎に発表しなければならなくなったが、年度末では赤字に転落する見込みとなった。当然ながら株主に配当金を出せないような企業の株は人気が無く株価は下がる一方。ちょっと前までは50円株ならタバコ銭(200円)を切ったら黄信号だったけど、今は2桁や額面割れも珍しくない。でも今週火曜日に業績予想の修正を発表してフタを開けたら…何と予想外の上方修正で4億円の黒字で今年度は締められそうとの事。途端に相場は反応して98円だった株価はストップ高一杯の126円まで買われた。でもそれで安泰という訳ではない。去年倒産した不動産会社の中には2008年3月決算で過去最高利益を記録した会社もあるからだ。いくら業績が好調でも銀行がそっぽ向いたらたちどころに倒産してしまうから楽観は出来ないし、先行きも見通せない。画像は会社があるオフィスビル。イトーヨーカドーじゃなくて上のガラス張り部分ね。まあ給料上がらず贅沢は出来なくとも嫁と犬を食わせていけるように会社は存続してて欲しい。あとは自分の株価が少しでも上げれば…何せ去年秋から暴落したまま「買い」の材料に乏しいからな…

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