
どんな強靭な人でも、3人に1人は癌になる時代。一時期は、自分も命と健康について夜な夜な答えの出ない問題を解いていた。いくら努力しようとしても、主治医から「治せません」とサジを投げられたり、残された時間を告知されたら、もうどうしようもないんだろうか?と思ったり。先月亡くなったミスターラグビーの有名人と親交があった医師が「50代は胆管細胞癌の鬼門の世代」と称して、解説を交えながらエピソードを載せていた。「時間って命の一部なんですよ。今の時間を大事にできない人は、未来の時間もきっと大事にはできない。ここで自分らしく生きることができない人には次なる道は開けない気がするんです」と、ミスターラグビーの名言を紹介していた。最近の研究では、人間の細胞のコピー回数は決まっているから、どんなに医学が進歩しても120才が限界で、多臓器不全(一昔前まで老衰と言っていた)で亡くなる。前述の言葉を言い換えると、1日経つと残り時間が1日減っているという事。次なる道を開きたいなら、時間を大事にしながら自分らしく生きればいい。壊れた友情や信頼は、取り戻す事は困難で、元には戻らないだろう。20代は「未熟者」で済ませても、30代は分別ついているだろうし、40代は言い訳できない。ようやく軌道に乗ったと思った50代に大病を患うと、後悔してもしきれないだろう。やり直す年代は関係なくて、一番大事なのは自分で気が付いて自分で道を開いて行く事。他人から言われても直しづらいし、一時は直ってもまた脱線する・・・というぐらい世の中は複雑で難しい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます