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慈善事業の援助で貧困者を本当に救済できるか?(主に霊脳通信1993年10月号より抜粋)
政治家を始めとして、富豪の資本家や経営者などの指導的な立場に立つ人が、国民とか社員に対して物質的または形式的に眼前の利益となるようなことを行う場合には、受ける人々には自己の利己的な本能に合うものですから必ず喜びます。
例えば、○○救済運動のような慈善事業とか、生活保護のような社会事業などは、ほとんど人間の利己的な本能に合いますから、これらの援助を受ける側の人々は、その受けた一時は大変に喜びますが、それと同時に徳テク(創造ゼミ)を併用せずに、物質的な恩恵だけを続けていたならば、彼らはだんだんに慣れてきて、後には援助して貰うことが当たり前になってあまり喜ばなくなり、金品をますます与えるにもかかわらず不平不満を増すようになるのです。
ですから、どのような問題であっても、人間の利己的な本能に訴えて解決がつくと考えることは大きな誤りを生むことになります。
高尚で高度な精神生活を営む人間にとっては、単なる物質的な援助のみの恩恵では、援助を受け取る人々にとって決して真の安心とか幸福にはならないばかりか、かえって高慢心とか不平心を抱かせるようになったり、或いは乞食根性さえ生むことにもなるのです。
この様な人々は他者から援助を受けることにより、自らの今までに貯えた徳を食い潰すことになり、運命的に観ますとますます前途を悪くさせる結果になります。ところが、その重大なことに気付く人はほとんどいないのが現実です。
ですから、人を真に救済することは物質的な恩恵だけでは不可能であると言わなければならないでしょう。
本当の救済とは
宗教(真理、倫理)的な見方による人助けである本当の愛行とは、人心の開発であり人心の救済でなければならないわけです。つまり、総ての愛行の内で、その人を神仏の心(真理、倫理)に導くような愛行を実践することを持って、最大の価値ある愛行とするのです。
例えば、チャリティとか○○救済運動のような慈善事業とか、生活保護のような社会事業などのように、金品を持って愛行をしたとしても、その与えた金品が無くなれば、その人には不足や窮乏の感じが再び起こって来るのでありますが、その人を真理に導いてあげた場合は、相手方は金品とは全く異なるところの、何物にも優して深き魂の悦びと、永遠の救いを得ることが出来るのです。
皆さんは、人類や民衆の人心を開発し救済する事業の普及に協力して金品を与える(寄附)とか奉仕活動をするならば、それはもっとも神聖な行為であり、もっとも価値のあることであり、自らの品性を高め徳を積み幸運への近道となり必ず自分に還って来ることになるのです。
つまり、諸聖人の示された神仏に基づく教えの真理を体得して実践することで自己と神の一体感から、人心は開発されることで日々の生活はあらゆる点に於いて神から十全の護りを受けることになります。
愛行で導いたその人もまた真理を体得して実践し自発的に愛行を実践するように気付かせることから心が救済されて、その人の悦びは尽きることが無いわけです。
この様に人々へ真理に導く愛行のことを「無盡燈を捧げる」とも言います。
人心を開発し救済する事業とはどういうことかの説明はこちらへ
つまり、「無限供給への道」でも述べていますように、貧困者や被災者などの人を救うために金品を与えるにしても、安易な思い付きではなく下記で述べるように高次元の智慧が必要になるわけです。
それは単に誰に与えても同じ結果を生じるのではなく方法によっては大きな違いがあるということです。
現象界の摂理を知らずして人の救済はならず
主に霊脳通信 特別 号外号より抜粋
地上世界は人間を始めとして動植物に至るまでそれぞれ魂の学習する場所であると云われ、私達を取り巻く全てのモノや事象を大生命(神)から無償で与えられて、それぞれの魂のレベルに応じて自ら学習しているのです。
何故そのようなことが行われているのかと云いますと、大生命の慈愛からなのです。
大生命より知らず知らずの内に無限の育み活かす力が、自分の内へ流れ入っていることに気付くのです。
こうして人々は皆、何時か大生命の慈愛という摂理を悟り、魂の学習というステップを一歩一歩と経て、実相(高次元の世界)ヘと目覚め入って行くのです。
ですから、日々の生活に於いて私達を取り巻く全ての人も事も物も単なる現象的な存在でなく、大生命の慈愛の現れとしての教材であり、常に私達一人一人の霊(魂)的レベルに応じた方法で対処しているのです。
全ての事象に対して大生命の現れである慈愛の摂理を感じて感謝しましょう。
目前に与えられた課題を速やかに終了して次なる課程へと前進して、意識を浄め霊性を高めて人格を気高いものにしましょう。
ここで間違えていけないことは、誰に与えても同じ結果を生じるのではなく方法によっては大きな違いがあることです。
例えば、悪人や道楽人に援助として金品を与えたら、その金品は悪事や道楽の程度を益々と増大するように循環して堕落するものであり、何時かそのとばしりが自然界の「超巨大サイ情報網系」を通して自分に循環して還ってくるものです。
学問的な知識や技術のみでなく、日々の生活で様々な事象の体験を通して身体や魂で学ぶことも多くあります。人格としての魂的な心境が高まらないと真理とか倫理など本当の真髄や摂理は理解できないものです。
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