読 書 記 録
2023年39冊目
作者:湊かなえ
題名:花の鎖
発行:文春文庫
突然勤め先が無くなってしまった元英語講師の梨花、幸せな夫婦生活を送るも子どもができず悩む美雪、絵画講師の紗月、そしてそれぞれを繋ぐ花の鎖と『K』の存在。
それぞれを『花』『雪』『月』の節として物語は展開していき、物語が進むに連れてそれぞれの節の、3人の繫がりが明らかになっていくーーー
湊かなえさんの作品で初めて読んだのは確か『豆の上で眠る』だったのだけれど、なんて恐ろしい作品を書く人だろうと思った。その後、告白を読み、母性を読み、往復書簡を読み、物語の終わりを読み、手元にはまだ未読の未来がある。
徐々に徐々に湊かなえさんにはまりつつあるし、豆の上で眠る、や告白のような『イヤミス』だけでなく、今回の作品のような爽やかな作品も描けるのだな、なんて振り幅の広い作家さんなのだろう…と感心しています。
早く未来も読みたいし他の作品も手に取る日が楽しみ
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