ぷくぷく日和-ぷく太郎と本と夫と諸々-

息子(ぷく太郎)と夫と読書の日々の記録♪*
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94/7 月 読 書 ま と め 

2023-08-06 23:06:23 | 読書

こんばんは、ぷく太郎ママです
早くも8月も1週間が過ぎましたね


またまた本の話ですが、7月もたくさん読めたので共有したいと思います

その前に今週のパン




ぱぱはブラックオリーブ好きじゃないとのことで今週はナッツもりもり
前回の反省?を活かして、夜に作ったのですが、最初に作ったときのようにもちもち生地で好みの仕上がりに…

では、早速


題名:きみはポラリス
作者:三浦しをん
出版:新潮文庫

■実は初めましての作家さん。読書会で三浦しをんさんの話で盛り上がっていた参加者さんたちがいて読みたくなって、ずっと積読だったこちらを。
様々な、形に囚われない「恋愛小説」。前半部分は、心がひりつくような作品が並び、ちょっと読むのがしんどくなりそうに…ところが「森を歩く」以降、心が温かくなる作品が次々と…

その人がその人であること、自分が自分でいられること、そんな関係性の居心地の良さを最終的に感じ取ることの出来た作品

題名:世界で最後の花
作者:ジェームズ・サーバー
翻訳:村上春樹
出版:ポプラ社

■とても分かりやすい寓話。そして、世界が永遠に学び取ることのできない「何か」

それでも、あとがきで村上春樹さんが書かれているように

「世界で最後の花を守るために、一人ひとりがひとつひとつの力を合わせて行くこと」ができるといいのにな、と思う

題名:ゴリラ裁判の日
作者:須藤古都離
出版:講談社

■カメルーンで生まれたニシローランドゴリラのローズ。
彼女は幼い頃から母親とゴリラ研究チームの教育を受けて手話を操り、人間と会話することができた。
アフリカの大自然の中で暮らしたり、その才能が反響を呼びアメリカの動物園で暮らすこととなるが、その動物園で夫のゴリラが射殺されてしまう。
その事件に憤慨したローズは人間相手に裁判を起こす…!

表紙とタイトルに惹かれて、最初の数行を読んで、ポップな話かと思いきや、ものすごく問題提起してくる作品でした。
そもそも、この作品は実際に起こった『ハランベ事件』をモチーフに描かれたものらしい。
ローズがあまりに知的で、冷静に物事を捉える様がなんだか現実離れしていて、そういう私の感じ方こそが、心の何処かでやはり生き物の頂点は人間だと驕っているのかもな…なんて考えてしまいました。
動物に人権…なんて、かんがえたことなかったけれど、そこについて世界がもっと真剣に考えることができたのであれば、社会がもっと生き物に対して、その命の重さに対して、配慮した社会づくりができるのかもそれない。

題名:すいかの匂い 
作者:江國香織
出版:新潮文庫

■11人の少女の、かけがえのない夏の記憶の物語。
言葉にしたいけれど、うまく言葉にできない、そんな素敵な読後感を今回もくれた江國さん大好きです


題名:cocoon
作者:今日マチ子
出版:秋田文庫

■今まで存じ上げなかった今日マチ子さん。
柔らかいタッチの絵で、女学生たちの日常と戦争、その凄惨さを描いた作品。
どこかファンタジーちっくなのが余計に苦しくて、カフェで読みながら思わず泣いてしまった作品。
沢山の方におすすめしたいけれど、多くは語りたくない。

題名:インナーアース
作者:小森陽一
出版:集英社文庫

■海猿の原案者でもある小森陽一さんら初めまして。

表紙の宇宙服が気になって、宇宙が出てくるSFかな〜と思いきや、目指すは地下。
ケイビング(洞窟探索)の描写が面白くて、もっとそこを掘り進めてほしかったり、なんならケイビングの小説を読みたくなるくらい魅力的だった。
前代未聞のことにチャレンジする割には展開が早くて、他の陰謀も相まって、なんだかお腹いっぱいになる作品。
帯で大吉先生が映像化について言及されているけれど、確かにこれが映像化したらかなり面白そうだと思いました。
主人公の雰囲気や、社内の人間関係などなど、図書館戦争とものすごく似たものを感じた。

題名:さざなみのよる
作者:木皿泉
出版:河出書房新社

■またまた初めましての作家さん。
いくつか作品の表紙を見かけたことがあって、勝手に女性作家さんだと思っていたけれど、夫婦脚本家さんなのですね。
43歳にしてこの世を去った小国ナスミ。
各章ごとに、ナスミと関わった登場人物が、ナスミを、ナスミの言葉を思い出し、自分の胸にストンと落としていく。
こんな風に、死んだあとも誰かの心に残っていくような生き方をしたいな。
ナスミさん、特別優しいとか、出来た人とかではないんだけれど、ガハハと笑う豪快な感じとか、やっちゃえ〜!と走ってしまう感じとか、すごく好きだった。
人は誰かからこんな風に受け取って、そしてそれをまた誰かに贈って生きていくのでしょう。

題名:注文の多い料理小説集
作者:柚木麻子他
出版:文集文庫

■珍しくアンソロジー。
集中力が途切れてしまうのであまりアンソロジーは好みじゃないのですが、最初の柚木麻子さんの「エルゴと不倫鮨」と最後の柴田よしきさんの「どっしりふわふわ」がとっても良くて、アンソロジーでは珍しく手元に置いておきたい作品に。
特に最初の柚木麻子さんのエルゴと不倫鮨。もう、最高!大好き!
おじさんが若い子を連れて行く薄暗くムーディな『今風の鮨』を出すお店。そこにいきなり登場してその場の空気を掻っ攫っていく、抱っこ紐で子どもを抱いたぼさぼさ髪の女性ー

もうこれだけでインパクト大!!出てくる料理もどれも美味しそうだし、ラストはやっぱり柚子さんらしい終わり方でした。
料理の表現が素敵な作品に間違いはなし(完全なる持論)

題名:うつくしい羽
作者:上村渉
出版:書肆侃侃房

うつくしい羽とあさぎり、の2篇が納められている。これまた初めましての作家さん。
装丁が美しくて、手に取ってみました。
■うつくしい羽
ひょんなことから何もかもを失ってしまい実家に出戻った主人公。余計な世話を焼いたばあちゃんのせいで、縁もゆかりもないフレンチレストランのオーナーに拾われ接客係をすることに。
そこのオーナーの作る料理は確かに素晴らしいが、地産地消にこだわり、こだわりが強いからこそ他のスタッフに求めることも多く、仕事中も怒号が飛び交う。
続かないと思っていた仕事なのに、気づけば休みには都内へフレンチを食べに行くように…。
料理人として師事していないからか、各スタッフが尊敬の念を抱き関わるオーナーにもジョークを飛ばせる主人公。
そして、仲が深まることで見えてくるオーナーの過去。
料理が繋ぐ人と人との形。

料理の表現が美しくてお腹が空いちゃう。そして、現代の「消費される食」の問題にも一石投じているのではないかな。

■あさぎり
女だらけで営む弁当屋。もともとは嫁ぐ形で店の運営に関わってきていた主人公だけれど、夫が亡くなり、フィリピン人のリナさんを雇い、娘が孫を連れて出戻ってきた。
そんな中勝手に娘が学校と話をつけて、中学校の職業体験で生徒を預かることに。
その時に預かった女子生徒「田代」と弁当屋の家族の、血の繋がりのない繫がりのお話。
こちらは、描きたかったものはなんとなく分かるけれど、ちょっと消化不良な感じがした。
どちらも御殿場が舞台のお話だけれど、著者さんが御殿場出身なのだそう。
また機会があれば、別作品も読んでみようかな


題名:すべて真夜中の恋人たち
作者:川上未映子
出版:講談社文庫

■先日の三浦しをんさんのきみはポラリス を除けば、久しぶりの恋愛小説かも…?
避けてるわけじゃないし、積読の中にも恋愛小説いくつかあるのだけれど何故か読む気になれず、久しぶりの長編。
とはいえ、恋愛小説かといわれると違うか。
主人公の冬子のもどかしい性格に、ハラハラさせられ、その恋愛の行く末に胸が締め付けられ、久しぶりに恋愛の部分で涙が出そうになった。
たくさん好きなフレーズが出てきて、どうしてこんな素敵な表現が思い浮かぶんだろうと読みながらうっとり。
短いけれど、密度が濃くて、それはまさに真夜中のような密度で、じんわり沁みてくる小説。

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わぁー!長くなってしまった
ここまで読んでくださりありがとうございます
7月は積読消費の月でした
本当にどれくらい前から積読の中にあったんだろう?という作品も読むことができて、読書的にも充実した月でした

みなさんのブログを読みたいけれど、まぶたが閉じてきたのでまた明日お邪魔しますね
今週もおつかれさまでした。
また来週もぼちぼちいきましょうね




80/6 月 の 読 書 ま と め

2023-07-02 23:15:40 | 読書

こんばんは、ぷく太郎ママです

月が変わったので、先月読んだ本のまとめをしたいと思います♫


題名:インタビューズ
作者:堂場瞬一
出版:河出書房新社

■平成の初めから終わりまでをインタビューで振り返る構成。
一応平成生まれの私は、後半は懐かしみながらだったが、前半はまるで社会のお勉強のように歴史を振り返るような作品でした。青春時代と平成が被っている方には、あー!懐かしい!と思わせてくれる作品。面白かったかどうかはまた別の話

題名:女の子がいる場所は
作者:やまじえびね
出版:ビームコミックス

■世界のあらゆる場所で、自分の意志や選択とは関係なく、『女の子だから』で決められてしまうこと、奪われる物事について描かれた作品。1冊のコミックなので深堀りとなると難しいけれど、ジェンダー問題について触れる導入の1冊にはいいのでは、という作品

題名:アウトサイダーズ
作者:羊の目
出版:実業之日本社

■読書会でも紹介した作品。
多感な青春時代の痛みに寄り添ってくれる作品。青春時代を懐かしむ世代に刺さるだろうけれど、青春時代を送る若者に読んで欲しい1冊。

題名:口笛の上手な白雪姫
作者:小川洋子
出版:幻冬舎文庫

■小川洋子さんワールド全開の8話の短編集。ひっそり、じわじわ、楽しませてくれます

題名:本日はどうされました?
作者:加藤元
出版:集英社文庫

■ある病院で起きた連続不審死を調べるフリー記者のインタビューによって展開されるストーリー。会話で進むのがこのミステリーのミソだけれども、ミステリーというよりホラーな作品

題名:シーソー
作者:ティモパルヴェラ
絵:ヴィルピダルヴィティエ
出版:ランダムハウス講談社

■人生で一歩踏み出したり、歩み寄ったりすることの大切さをシーソーをなぞらえて教えてくれる哲学絵本。
絵柄がとっても愛らしい。
『相手が大ばかじゃシーソーなんてむりだ』というフレーズに思わず笑っちゃいました

題名:亜シンメトリー
作者:十市社
出版:新潮社

■様々な三角関係が描かれる三篇の短編集。様々な仕掛けや伏線が多く、考えて読むより感じて読むな私には味ちょっと読みにくい。
謎を解きながら読むのが好きな方にはおすすめ

題名:ぼくが消えないうちに
作者:AFハロルド
出版:ポプラせかいの文学

■イマジナリーフレンド視点で描く友情物語。児童文学でありながら、しっかり書き込まれており、読み応えがありました。挿絵も可愛くて、それも楽しみながら読めました♫

題名:カルト村で生まれました。
作者:高田かや
出版:文藝春秋

■高田かやさんの実体験をもとにしたコミックエッセイ。
かやさんの語りや絵柄がほのぼのしてるので勘違いしそうになるけれど、そこで描かれるのは、徹底的に管理された生活、洗脳、支配、暴力、虐待。
他にもいくつか作品出されているので読んでみたい

題名:ひな菊の人生
作者:吉本ばなな
出版:幻冬舎文庫

■主人公の名前がひな菊なのも、そこかしこにスピリチュアル要素が散りばめられているのも、高春との関係性が健全すぎるのも、全部全部、小さなきらきらが散りばめられているようで、そのすべてが私の心をあったかくしてくれる。
ただただ好き。

題名:彌太郎さんの話
作者:山田太一
出版:新潮社文庫

■幼い頃、両親が営む食堂によく来ていた彌太郎さん。ある時からぷつりと姿を見せなくなっていたが、30年経って、唐突に葉書が届いた。
そこから始まる2人の不思議な関係性。
誰にも話せない話を聞いてくれ…と語りだすも、的を得ず、要領を得ず、尻切れトンボになることも。
その後も、定期的に呼び出されては、彌太郎さんの話を聞く。
彌太郎さんは饒舌になったかと思えば、だんまりを決め込んだり、刺すような目を向けたかと思えば、急に弱気になったり…
すっきりしない読後感だけど、まさに『彌太郎さんの話』な作品。

ーーーーーーーーーーーーー

あれ、今見返したら『ひな菊の人生』は昨日點さーっと読んだ作品でした。
ということで、6月はなんと10作品との出会いがありました。
漫画や絵本が多かったりしたので、これだけ読めたのかな

初めましての作家さんも多かったので、読後本棚に残る作品は多くないですが、今月もたくさん出会えたな幸せ幸せ。

ここまで読んでくださった方もありがとうございます

今月もたくさんの作品との出会いがありますように…





78/6 月 の 読 書 会

2023-06-29 22:23:23 | 読書

こんばんは

楽しみにしてくださっている方もいる先日の読書会について記事を書きたいと思います

今回は私含めて8名で開催して11の作品が紹介されました。
4名は初参加の方で、しかもそのうち3名は早速来月の読書会も参加すると連絡がありました

ではでは、以下作品です

■翻訳家、作家、作家であり装丁家の四人が名著『罪と罰』の内容を僅かな手がかりから推理、その後みっちり読んで朗らかに語り合う。

■「幸福」な人生を最適、効率的に達成するための「成功」へのアプローチについて「合理性」という横軸を3つの資本に加えることで新機軸を打ち出した。人生はトレードオフの連続でそれ故に選択が重要になる。同じ成果ならリスクが少ないがよいという「リスパ」など魅力的なキーワードを配しながら、制約の多い現代社会を生きていく上での「合理性」と「幸福」について追及する書籍。

■「会社の不利益になる人間を採る」
不当な辞令に憤る人事部採用チームの小野は、会社への密かな復讐を始める。
(株)Kエンジニアリングの人事部で働く小野は、不当な辞令への恨みから、会社の不利益になる人間の採用を心に誓う。彼女が導き出した選考方法は、顔の縦と横の黄金比を満たす者を選ぶというものだった。自身が辿り着いた評価軸をもとに業務に邁進していくが、黄金比の「縁」が手繰り寄せたのは、会社の思わぬ真実だった……。

■冬期エベレストに、たったふたりで挑む男たちがいた。ひとりは日本の会社員、吾郎。もうひとりはロストマンと呼ばれるアメリカ人。世界の最高峰を次々と制してきたふたりは、エベレストの頂上で虚空に浮かぶ人工衛星を見る。人類最後の未踏峰・宇宙が、彼らの次なる目標となったのだ。

■賢治の生家は祖父の代から富裕な質屋であり、長男である彼は本来なら家を継ぐ立場だが、賢治は学問の道を進み、後には教師や技師として地元に貢献しながら、創作に情熱を注ぎ続けた。
地元の名士であり、熱心な浄土真宗信者でもあった賢治の父・政次郎は、このユニークな息子をいかに育て上げたのか。
父の信念とは異なる信仰への目覚めや最愛の妹トシとの死別など、決して長くはないが紆余曲折に満ちた宮沢賢治の生涯を、父・政次郎の視点から描く、気鋭作家の意欲作。

■どうしても「読み終えられない本」がある――。その名も『熱帯』。
この本を探し求める作家の森見登美彦はある日、〈沈黙読書会〉なる催しでふしぎな女性に出会う。彼女は言った「あなたは、何もご存じない」と。
『熱帯』の秘密を解き明かすべく組織された〈学団〉と、彼らがたどり着いた〈暴夜書房〉。
東京・有楽町からはじまった物語は、いつしか京都、さらには予想もしなかった地平へと突き進む。

■わたしたちには、本が必要だ――。ひとり出版社・夏葉社代表が、自分の体験をまじえつつ、珠玉の49冊を紹介。高知新聞別刷り「K+(ケープラス)」に連載された選りすぐりの寄稿文を加筆・修正し、さらに書き下ろしを3編加えた作品。

■漫画家・さくらももこが小学生時代のエピソードを中心に綴ったエッセイ『あのころ』三部作の第一作。さくら自身による『ちびまる子ちゃん』の舞台裏の解説本、としての側面も持つ


■本作では男子中学生「真鍋」の他にも学校組織に忖度せず生徒を救おうとする教師や、
仕事でミスを連発してしまい毎日上司に怒られ疲れきっている新米会社員など、
さまざまなはみ出し者たち(アウトサイダーズ)が登場。
彼らは現実とどのように向き合い、前へ進んでいくのか。
それぞれの結末を見届けたとき、きっと明日への勇気が湧いてくる

■クイズ番組で史上最高額の賞金を勝ちとった少年ラム。だが警察は、孤児で教養のない少年が難問に答えられるはずがないとラムを逮捕する。しかし、奇蹟には理由があった…。世界16カ国語に翻訳された奇蹟の物語。

■ある日突然、「女子大生殺害犯」とされた男。既に実名・写真付きでネットに素性が曝され、大炎上しているらしい。まったくの事実無根だが、誰一人として信じてくれない。会社も、友人も、家族でさえも。ほんの数時間にして日本中の人間が敵になってしまった。必死の逃亡を続けながら、男は事件の真相を探る。ある日突然、ネットにて「女子大生殺害犯」とされた男。『六人の嘘つきな大学生』の著者による炎上逃亡ミステリー


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以上の作品でした♫読んだことのある作品はありましたか?
今回の読書会ではかなり雑談も盛り上がったので、雑談の内容をキーワードとして共有


◆ガンダム
◆拡張身体
◆どんなシチュエーションで本を読むのが一番集中できるか
◆本を湯船に落とした時の対策
◆浮遊霊ブラジル
◆宮沢賢治さんはタイムカプセル
◆親子(父と息子)の関係性
◆文章、手紙を書くか、書くのが好きか
◆読書感想文を書くのが好きか(好きだったか)
◆サンクチュアリー聖域、おもしろい
◆ちびしかくちゃん
◆何が幸せかは個人の価値観、幸せは測れない
◆進化的合理性、論理的合理性
◆ドストエフスキーの『罪と罰』
◆ミリしら
◆作品を描く時に作家がどれくらい取材
◆稲生物怪録
◆妖怪
◆積読本の読書会

毎回、読書会の度に読みたい本が増えるし、他の皆さんの知識の深さに感心します

あぁ、今回も幸せな会でした
次回ももう予定が決まってます復職後がどういう頻度での開催になるか分からないので、復職まではしっかり楽しみたいと思います

では、今週もあと少しぼちぼちでいきましょ〜



71/今 月 の 読 書 ま と め

2023-05-30 22:56:22 | 読書

こんばんは、ぷく太郎ママです

残り1日では、今読み始めた本を読み終わらないと思うので今月読んだ本をちょっとまとめようかな、と。


題名:アノニム
作者:原田マハ
出版:角川文庫

■原田マハさんのアートエンタテイメント小説。個人的には楽園のカンヴァスの方が読み応えがあって好きでしたが、こっちはこっちで疾走感があって楽しめました。
今回中心となる作家のジャクソン・ポロックさんの絵を調べながら読みましたが、その絵のエネルギッシュさが作品にも現れていたように感じました♫

題名:プリズム
作者:貫井徳郎
出版:実業之日本社文庫

■ある女性教師の死の真相を解き明かすべく、教え子たち、同僚、元恋人、不倫相手が関係者たちに話を聞きながら推理していく。
なんとも嫌な読後感……

題名:小川未明童話集
作者:小川未明
出版:ハルキ文庫

■4月の読書会で紹介されていて初めて知った小川未明さん。紹介されたお話が好きな感じだったので、早速作品を手に入れて読んでみました。
日本のアンデルセン、日本児童文学の父とも呼ばれる高名な方だったなんて…!
作品は少し仄暗い感じがあったり、どれも味わい深く、読みやすい作品ばかりでした

題名:二番目の悪者
作者:庄野ナホコ
出版:小さい書房

■子どもから大人まで、どんな人にとっても伝わりやすいストーリー。そして絵がとても綺麗。
入ってきた情報を右から左に流すだけ、人から聞いた話を誰かに伝えてみただけ。そんな行為の持つ意味、持たない意味。
自分は二番目の悪者になんて絶対ならない!と断言できる人が現代にいかほどいるのでしょうか

題名:ブラックベルベット
作者:恩田陸
出版:双葉文庫

■大好きな恩田陸さん、シリーズもの第3弾。第1弾、第2弾で出てきた登場人物たちが割と勢ぞろいしてきて、シリーズものの醍醐味を感じれた作品。
しっかりミステリーだし、トルコを舞台にしているので異国情緒も楽しめましたこれで終わりかな〜と思いきや、月刊誌で第4弾執筆中?掲載中らしいです

題名:名もなき王国
作者:倉数茂
出版:ポプラ社

■幻想小説…らしい…はて?という感じでした(笑)
ある幻の作家について語られるのですが、その作家が書いた小説としての章、作家の甥が書いた小説としての章、その幻の作家について調べる作家の語りの章などなどややこしく、ラストに関しても…いまいち!私には刺さらなかった作品でした

題名:十五少年漂流記
作者:ヴェルヌ
出版:新潮文庫

■たまには名作でも。ずっと本棚にあったのだけど、なぜだか急に手に取ってみました。
8歳くらいから14歳の計15人の少年と1匹の冒険物語。
冒険と呼ぶには壮大すぎて(いや、それが冒険なのか…)、少年たちが賢すぎて、感心しっぱなしでした。
こんなに読みやすいならもっと早く読んでおけばよかった




以上、7作品でした✨
ぷく太郎が手がかかるようになってきたけれど、まだまだこれからも読んでいくよー!

そして、本の話もしたかったけれど、今日はどうしても皆さんに見せたいぷく太郎の写真が…!!



きゃーーーーリアルクレヨンしんちゃん

ぷく太郎ママ、これを撮ったとき一人ですっっっごくテンションあがっちゃいました



なかなか前に進めなくて苛立つぷく太郎大丈夫、大丈夫、そのうち出来るよ~

雨が続くせいか、今日も1日ぐずりっぱなしだったぷく太郎。ママはへとへとよ〜なんて言いながら、夜はやっぱり今日一日の写真や動画を何度も見返すのでした笑

さて、シャワーをあびてから、皆さんのブログにお邪魔します

いつもおそいじかんにコメント通知とか行ってしまう方、申し訳ございません

では、明日は水曜日、天気も悪いし、いつも以上にぼちぼちで行きましょう


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70/読 書 会

2023-05-29 22:41:51 | 読書

こんばんは、ぷく太郎ママです♫*

各地梅雨入りしたようで、じっっめじめしてますね…
とはいえ、生きとし生けるものにとって雨は大切。恵みの雨と思って心穏やかに過ごしましょう♫

さて、今日は先日の読書会で紹介された作品を今日は共有したいなと思います

まずはこちら
■映画化もされた作品。未だ根強く残る男尊女卑の韓国社会の中で、主人公が生まれてから出産を経た現在に至るまでどのように扱われてきたかが描かれる。
時代錯誤甚だしい…!なんて思いつつも主人公は82年生まれ。私と大きく変わるわけではない。
特に出産を経た自分でも共感する部分もあり、韓国でも多くの女性が『これは私の物語だ!』と共感し話題に。


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■私が紹介した作品。天界にある動物の「デザイン室」では、神様(クライアント)からのムチャ振りを受けて、日々さまざまな動物がデザインされていた。「ユニコーンってなんで存在しないの?」「美味しい生き物の条件って?」「海で最強の動物は?」「蛇と鳥、どっちが強い?」など、面白くてためになるコメディ満載のコミック



■個人的にとても気になった作品。
イスラム革命後の激動のイランの中で、様々な文学を通して学生たちと交流を図る社会ルポ。なかなか読みにくい、というレビューも多数ある中、頑張って読んでよかったという方も多数。


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魔力の胎動 (角川文庫) [ 東野 圭吾 ]
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■成績不振に苦しむスポーツ選手、息子が植物状態になった水難事故から立ち直れない父親、同性愛者への偏見に悩むミュージシャン。
彼等の悩みを知る鍼灸師・工藤ナユタの前に、物理現象を予測する力を持つ不思議な娘・円華が現れる。
挫けかけた人々は彼女の力と助言によって光を取り戻せるか?
円華の献身に秘められた本当の目的と、切実な祈りとは。規格外の衝撃ミステリ『ラプラスの魔女』とつながる、あたたかな希望と共感の物語

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■俳優として有名な鈴木亮平さんの、フィクション旅行記。
なんだフィクション旅行記ってとなりますよね。作品の中に出てくる挿絵も全て鈴木亮平さんが書いたそうで、鈴木亮平さん、なんでもできる素晴らしい方だな〜と思います。作品もしっかり内容があって面白そうでした

■こちらも私が紹介した作品。絵の美しさに惹かれて購入しましたが、内容もとても素敵でした。
金色のたてがみを持つ金ライオンは、一国の王になりたかった。
自分こそが王にふさわしいと思っていた。
ところが、街はずれに住む優しい銀のライオンが「次の王様候補」と噂に聞く。
ある日、金のライオンはとんでもないことを始めた-―。
登場するのは動物ばかり。人間はひとりも出てきません。
けれど1ページ目はこの言葉から始まります。
「これが全て作り話だと言い切れるだろうか」

■現在上映中の作品の原作ですね。
決して安定した人生ではなく、紆余曲折あった宮沢賢治の人生を父親視点で描く作品


■祖母が、そして次に前夫が何故か突然、生への執着を捨てて闇の国へと去っていった悲しい記憶を胸奥に秘めたゆみ子。奥能登の板前の後妻として平穏な日々を過す成熟した女の情念の妖しさと、幸せと不幸せの狭間を生きてゆかねばならぬ人間の危うさとを描いた表題作のほか3編を収録

■17世紀の日本の史実・歴史文書に基づいて創作した歴史小説。1966年に書き下ろされ、新潮社から出版された。江戸時代初期のキリシタン弾圧の渦中に置かれたポルトガル人の司祭を通じて、神と信仰の意義を命題に描いた




以上の作品でした。
参加されたのは20代〜50代の男女6人でした。
作品関連で、男性社会、女性社会の話になったり、韓国社会の話やキリスト教含む宗教の話も出てきました。
世界遺産についてのお話も聞いて、今回もとっても楽しい会になりました。


そして、読書にの帰りは本屋に立ち寄りたくなる私。
例の読書ボーナスを使って新しい本をまた購入。読み終わったら感想と共にまたお話聞いてください♫


来月の読書会の日程も既に決まっており、今回初参加だった方2名は来月も参加します!と早速言ってくださっていて、しあわせしあわせ。

今月中に、今読んでいる本まで読み切れたら良いな〜

ではでは、雨模様が続きそうですがどうか皆さん無理なさらずに。

ぼちぼちで行きましょう


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