ぷくぷく日和-ぷく太郎と本と夫と諸々-

息子(ぷく太郎)と夫と読書の日々の記録♪*
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97/イ キ モ タ エ ダ エ

2023-08-30 16:02:55 | 日常


お、お、お、…

お久しぶりです…!!!
皆さんお元気にしてますか!?
ぷく太郎ママです

ぷく太郎3回食スタートして、ミルク減らすようになって……


ぜんっっっぜん昼寝しなくなって

しばらくは寝かしつけにも夜かなり
時間かかるようになって…
それが落ち着いたと思ったら昼寝を寝室でせずにサークルでするようになって、寝落ちする形だからすぐに起きちゃって…

子育ての洗礼を受けております…(白目)


最近のスケジュールは

6時半〜7時 ぷく太郎起床
7時〜8時 ぱぱのお弁当と朝用のおにぎり準備

9時〜10時 ぷく太郎と室内で遊ぶ
10時〜12時 午前中のお出かけ
12時〜14時 お昼ごはんやお昼寝がちょろっと(眠くてママ必死な時間)
14時から16時 午後のお出かけ
16時〜17時 ぷく太郎と室内で遊ぶ
17時半〜18時 ぷく太郎夜ごはん
18時〜20時 ぷく太郎を誤魔化しつつごはんの準備、ぱぱ帰宅
20時〜21時 ぷく太郎お風呂、寝かしつけ
21時〜22時 ごはん、一息タイム
22時〜23時 自分時間
23時半〜  自分時間とってもいいけど、眠すぎて起きてられない、就寝

毎日こんな感じです。
ご近所のママ友さんからは
《毎日ぷく太郎くん、午前も午後もお出かけして偉い
と褒められましたが、え?お宅のお子さん、室内で泣きわめきませんか!?室内でふたりきりだと、ギャン泣きに狂いそうになるので外に連れ出したほうが楽なのですというのが真実
(ちなみにそこはインドア派?でお外にお出かけするのも2日に1回くらいらしい、羨ましい笑)

保育園からも入園前面談の日程を決める電話が来たり、職場ともちょこちょこ復帰の話をしたりして、いよいよ仕事復帰が近づいてきた…!

だが、毎日こんなスケジュールでへろへろなのに、やっていけるのかな!?

そして、皆さんのブログを読めてないことがすごーーーーく悲しい…

今はそういう時期と思って向き合います。
そして、もし良ければ、かなりスローペースの更新になるかと思いますが、温かくぷく太郎家を見守り下さい


以上、生存報告でした!笑



96/お 盆 と じ い ち ゃ ん

2023-08-18 09:55:15 | 日常

こんにちは、ぷく太郎ママです
お盆が終わりましたね。
我が家はぱぱの5日間の休みがあり、帰省もしなかったのですが、なんやかんや充実した時間でした。

前回、前々回の記事と重複するところもありますがちょっと振り返り。

◆10日
小中時代の友達(学校は別でした)と福岡に引っ越してきたことで再会を果たした去年。
SNSで出産報告をしたら、実はもうすぐこっちも産まれる〜と聞き驚き!
再び1年半ぶりに再会したら、子どもたちはお誕生日1週間違い。こんな縁もあるのだな〜と嬉しくなった


◆11日
子育てのアプリでやり取りしていたママ友さんが、実は同じ系列の会社で働いており、それこそ子どもがお誕生日1週間違いくらいで意気投合!
リスケもありながら、ようやくそのママ友さんと初めて会うことができた♡(こういう出会い方って時代を感じますよね

お会いしてみたら年はほとんど変わらないけれど、この仕事でのキャリアが全然違くって、私は入社2.3年目のペーペーですが、彼女はマネージャー職をしているキャリア組
ぱぱにぷく太郎は任せていたので、子育てトークそっちのけで仕事の話で2.3時間話し続けていました
育休に入って、やっぱりどこか仕事復帰に前向きでない気持ちが出てきていましたが、彼女と話すことによって
「やっぱりこの仕事は好きだな」
と思うことができた
次は子育てトークしようね、と笑い合ってバイバイしました

◆12日
お盆休みに入る少し前に、大学時代のフットワーク軽すぎるお友達から「佐賀の友達のとこでバーベキューするんだけど、ぷく太郎君と同じ月齢くらいの子がいるファミリーだし、よかったら遊びにおいで〜」とお誘いが。
そういう誘いに一切躊躇なく「行きたい!!」となる私。ぱぱは、「会ったことない家族のおうちにお邪魔するの!?」と驚き気味でしたが、そうです、私もどちらかといえばフットワークの軽さとコミュニケーション能力はお墨付き
誘ってくれた友達と夫は何度か会っていて、彼がいるなら…とバーベキューに参加することに。


結果、とっても幸せな時間を過ごすことができました
あちらのご家族の娘ちゃんがそれはそれは可愛らしくて、誕生日も半月ほどしか違わず、このくらいの月齢の子が2人いるだけで、ものすごくピースフル…
夜の寝かしつけなんかを考えてゆっくり最後まで参加はできなかったけれど、帰りの車ではぱぱも行ってよかった〜!と。
ぷく太郎もたくさん可愛がって頂いて、満足そうでした

◆13日
この日は、午前中、ちょっと検討していたぷく太郎の英語の教材の無料体験会?に参加しました。
とはいえこの教材。新しくサービスをスタートさせたばかり。サンプルDVDをぷく太郎が気に入っていたのでいつか取り入れたいな〜とは思っていましたが、教材を使っての体験会は都市部でしか開催しないとのこと。
オンラインなら対応できると言われてはいたが、ぷく太郎が実際に触ったり見たりできないのに契約するのはちょっとね〜と営業の方に話していたら
「体験会自体はオンラインになるけれど、よかったら教材は無料貸出するのでぜひ触れてみて下さい!」と。
ぷく太郎、既に別の教材に触れさせているので、そちらの教材すぐすぐには購入刷るつもり無いですよ、と伝えても構いませんとのことだったので、そのように対応して頂きました。

色々と説明して頂き、教材にも触れてみて、ぷく太郎はやっぱりいい反応
まだ新しくスタートしたサービスだから、正直不足部分もあると思うけれど、1.2年後ぷく太郎に購入する頃には更にブラッシュアップされているだろうね〜とぱぱと話していました

午後は義理の妹ちゃん夫婦が我が家に来てくれました。実は彼女11月に出産予定。ぷく太郎埜お下がりを一通りもらっていってくれました
妊娠中、私は出産前準備やら入院に備えて、産後の手続きについて、早々と調べで、産後の手続きなんかも全てぱぱに任せるべく、チェックリストなんかも作って…なんてしていたタイプでした。
妹ちゃんは、話してみると、なんだかマイペースで準備もなかなか…という感じ。
ぱぱは
「妹が出産なんて大丈夫かな〜、あんな感じだし…
なんて心配してるけど、大丈夫大丈夫、産まれてからでもなんとでもなるし、みんなそんないきなり母になるわけじゃないし、それぞれのペースで一つ一つ階段登っていくのよ〜と話しました
なんせ、初めての出産。何に不安になればいいのかも正直分からないし、産後私達にできることがあればなんでもしようね、とぱぱと話しています。
でも、主導権や決定権は妹ちゃんに任せて、離れすぎず近づきすぎずね!!
と私の産後の状態を参考に話しています笑

◆14日
午前中にぱぱの会社の社長さんにご挨拶にこの社長、女性でめちゃくちゃ美人!かつ超人的に仕事人間!でもすごく心のある方で、毎回給与明細と共に社員に向けたお手紙を同封してくださっています。
会社への想いや立ち上げ時の様子、今ある状況が当たり前ではないし、改善はスピードをもってしていきたい、利益はしっかり社員に還元したい、そんな想いを毎回書いてくださっており、そしてそれを有言実行されています。
頭の回転が速いし、仕事もできるので下につく人間はそりゃ大変なことも多い様子。ですが、過去の失敗から絶対社員を置き去りにしないように、と色々考えてくださっている。
転職してまだまだ2年目のぱぱですが、5年以上務めた前職の年収は既に越えました。(前職がひどい職場かつ給与も低かったのもありますが…

一人ひとりの社員やパートさんをしっかり見つめ、評価してくださる社長さんに感謝していますし、前職時代、本当に嫌そうに、辛そうに仕事に向かっていたぱぱを見ていたので、忙しくてハードワークでも向上心を持って仕事に向き合えているぱぱを見ていると本当に嬉しくなります。
いい会社に出会えたね。

そして午後ゆっくりの時間から行ってきました!絵本ミュージアム2023

正直な感想を言うと、やはりもう少し月齢が上がってからのほうが楽しめたのかな〜とは思いますが、タイミング良くちっちゃな演奏会をしていたりして、ぱぱもぷく太郎も楽しめた様子。


私も色々写真が残せて大満足でした

◆15日
この日は、夏休み?最後だからちょっとプールいれてみようか、花火もしてみようか、と盛り上がっていたのですがお天気がいまいちだったのとなんだかんだ忙しかったおやすみ期間に疲れてしまいだらだらしてしまいました
それでも近所のキッズスペースのあるところへ出かけてぷく太郎を遊ばせました

ぷく太郎、つかまり立ちメキメキ上達中!ハイハイもあともう少し
10kg超えの体重だもん、頑張ってるよ!笑

一通り遊んだあとは、併設されているカフェで一休み
ぷく太郎、ちょっとした時間ならママ達のお茶タイムにも付き合えるように…!
きなこカフェオレのかき氷中にアイスクリームが入っていて、うっすーいほうじ茶(笑)もついていて350円!ローカルプライス!安い!しかももうひとつの削りイチゴのかき氷もセットで購入すると1つあたり300円に!
ぱぱは苺を食べていました



そんなこんなで、盛りだくさんだったお盆休み。
台風やら線状降水帯で大変な地域も少なくなく…ブロ友さんのブログを拝見していたら大きな被害に遭われた方はいないようで一安心。
とはいえ、本格的な台風はこれから
皆様、防災グッズだけは確認しておきましょうね

そして、タイトルの「じいちゃん」について描くつもりが、長くなってしまったのでこれはまた次回にもち粉します

ぷく太郎一家のお盆の記録にお付き合い頂きありがとうございました



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初めましての方はこちらの記事に目を通して頂けると幸いです17/コメント募金って?-ぷくぷく日和-ぷく太郎と本と夫と諸々-こんばんは、ぷく太郎ママです今日も気づけ...

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95/友 達 1 0 0 人 で き る か な

2023-08-12 21:30:10 | ぷく太郎

こんばんは、ぷく太郎ママです

昨日からぱぱがお盆休みに入りました
15日までお休みで、ゆっくりできるかな〜と思いきや、今のところ予定がないのは15日だけ

お盆休みは帰省しないし、あまり色々しないかもな〜と先月頃は思っていたのにあれよあれよと予定が埋まって、大変だけれど嬉しい気持ち

もともと、愛嬌とコミュニケーション能力だけで生きてきたような私
しんどい時も、人との繋がりに救われてここまで生きてきたと思う

家族だろうが結局は他人だし、生きていくのは皆ひとり

だからこそ、ぷく太郎には色んな繋がりを作ってあげたい

もともとそう思ってはいたのですが、ぷく太郎を産んで早9ヶ月半
想像以上に、新しい出会いや繋がりが増えていて、本当にありがたい日々です


そもそも。
同じアパートにはぷく太郎と2ヶ月しか違わない男の子がいて、そこのママさんとはしょっちゅうLINEでやり取りしたりイベント情報の共有をしてる

子育て広場に行けば、(私が通い詰めている常連というのもあり)色んなママさんたちが声をかけてくれる

小中時代の友人と久しぶりに再会して連絡のやり取りをしていたら同じ時期に出産していて、じっくり話していたら似たような教育方針で意気投合

子育てのアプリでやり取りしていた人が、割とご近所さんかつ同じ系列の会社で働いていることが判明してママ友かつ仕事の相談もできちゃう相手で、同じ男の子ママとしても仲良くなれそうな方だった

そして、今日は大学時代の友人から声をかけてもらい、佐賀に移住した友達家族とバーベキューするからおいで~と誘ってもらい、また新しい繋がりができた

いつでも遊びに来て〜、会いに来て〜、これからも仲良くして〜

そうやって言ってくださる方たちがたくさんいて本当にしあわせ

社交辞令もあるかもしれないけれど、ひとつひとつ本気にして、この繋がったご縁をぷく太郎が色々分かるようになるまで繋いでいきたいな〜と考えながら帰宅した本日でした

帰りの社内ではぱぱと

「ぷく太郎がいなければ、出会えなかったり繋がれなかった人が既にたくさんいるよね。嬉しいことだよね。結婚して、それだけでも楽しくて幸せだったけれど、更に幸せだよね」

と言い合いながら帰ってこれました




そんなふうに満ちた気持ちを残しておきたくて、いつにもまして自己満足なブログになりましたね…笑

そうそう、実はぱぱの会社で特別賞与が出まして、ボーナスが出たということは、私とぷく太郎にも読書ボーナスが支給されました

早速今日、アプリ会員向けのセール中のブックオフへ行き、いつもお世話になっているVALUE BOOKSでも早速ほんの注文をさました

積読がようやく20冊ほどになったというのに、また一気に増えそうです
いいのですいいのです、いつか読むから

さてさて、今日が楽しすぎたのか、ぱぱが寝かしつけ頑張っているけれど寝室からぐずるぷく太郎の声がまだ聞こえていますたくさん刺激があったもんね

寝かしつけ交代してこようと思います

地震や台風など、全国では大変なところもありますよね。
どうか皆様、大きな被害がありませんように


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94/7 月 読 書 ま と め 

2023-08-06 23:06:23 | 読書

こんばんは、ぷく太郎ママです
早くも8月も1週間が過ぎましたね


またまた本の話ですが、7月もたくさん読めたので共有したいと思います

その前に今週のパン




ぱぱはブラックオリーブ好きじゃないとのことで今週はナッツもりもり
前回の反省?を活かして、夜に作ったのですが、最初に作ったときのようにもちもち生地で好みの仕上がりに…

では、早速


題名:きみはポラリス
作者:三浦しをん
出版:新潮文庫

■実は初めましての作家さん。読書会で三浦しをんさんの話で盛り上がっていた参加者さんたちがいて読みたくなって、ずっと積読だったこちらを。
様々な、形に囚われない「恋愛小説」。前半部分は、心がひりつくような作品が並び、ちょっと読むのがしんどくなりそうに…ところが「森を歩く」以降、心が温かくなる作品が次々と…

その人がその人であること、自分が自分でいられること、そんな関係性の居心地の良さを最終的に感じ取ることの出来た作品

題名:世界で最後の花
作者:ジェームズ・サーバー
翻訳:村上春樹
出版:ポプラ社

■とても分かりやすい寓話。そして、世界が永遠に学び取ることのできない「何か」

それでも、あとがきで村上春樹さんが書かれているように

「世界で最後の花を守るために、一人ひとりがひとつひとつの力を合わせて行くこと」ができるといいのにな、と思う

題名:ゴリラ裁判の日
作者:須藤古都離
出版:講談社

■カメルーンで生まれたニシローランドゴリラのローズ。
彼女は幼い頃から母親とゴリラ研究チームの教育を受けて手話を操り、人間と会話することができた。
アフリカの大自然の中で暮らしたり、その才能が反響を呼びアメリカの動物園で暮らすこととなるが、その動物園で夫のゴリラが射殺されてしまう。
その事件に憤慨したローズは人間相手に裁判を起こす…!

表紙とタイトルに惹かれて、最初の数行を読んで、ポップな話かと思いきや、ものすごく問題提起してくる作品でした。
そもそも、この作品は実際に起こった『ハランベ事件』をモチーフに描かれたものらしい。
ローズがあまりに知的で、冷静に物事を捉える様がなんだか現実離れしていて、そういう私の感じ方こそが、心の何処かでやはり生き物の頂点は人間だと驕っているのかもな…なんて考えてしまいました。
動物に人権…なんて、かんがえたことなかったけれど、そこについて世界がもっと真剣に考えることができたのであれば、社会がもっと生き物に対して、その命の重さに対して、配慮した社会づくりができるのかもそれない。

題名:すいかの匂い 
作者:江國香織
出版:新潮文庫

■11人の少女の、かけがえのない夏の記憶の物語。
言葉にしたいけれど、うまく言葉にできない、そんな素敵な読後感を今回もくれた江國さん大好きです


題名:cocoon
作者:今日マチ子
出版:秋田文庫

■今まで存じ上げなかった今日マチ子さん。
柔らかいタッチの絵で、女学生たちの日常と戦争、その凄惨さを描いた作品。
どこかファンタジーちっくなのが余計に苦しくて、カフェで読みながら思わず泣いてしまった作品。
沢山の方におすすめしたいけれど、多くは語りたくない。

題名:インナーアース
作者:小森陽一
出版:集英社文庫

■海猿の原案者でもある小森陽一さんら初めまして。

表紙の宇宙服が気になって、宇宙が出てくるSFかな〜と思いきや、目指すは地下。
ケイビング(洞窟探索)の描写が面白くて、もっとそこを掘り進めてほしかったり、なんならケイビングの小説を読みたくなるくらい魅力的だった。
前代未聞のことにチャレンジする割には展開が早くて、他の陰謀も相まって、なんだかお腹いっぱいになる作品。
帯で大吉先生が映像化について言及されているけれど、確かにこれが映像化したらかなり面白そうだと思いました。
主人公の雰囲気や、社内の人間関係などなど、図書館戦争とものすごく似たものを感じた。

題名:さざなみのよる
作者:木皿泉
出版:河出書房新社

■またまた初めましての作家さん。
いくつか作品の表紙を見かけたことがあって、勝手に女性作家さんだと思っていたけれど、夫婦脚本家さんなのですね。
43歳にしてこの世を去った小国ナスミ。
各章ごとに、ナスミと関わった登場人物が、ナスミを、ナスミの言葉を思い出し、自分の胸にストンと落としていく。
こんな風に、死んだあとも誰かの心に残っていくような生き方をしたいな。
ナスミさん、特別優しいとか、出来た人とかではないんだけれど、ガハハと笑う豪快な感じとか、やっちゃえ〜!と走ってしまう感じとか、すごく好きだった。
人は誰かからこんな風に受け取って、そしてそれをまた誰かに贈って生きていくのでしょう。

題名:注文の多い料理小説集
作者:柚木麻子他
出版:文集文庫

■珍しくアンソロジー。
集中力が途切れてしまうのであまりアンソロジーは好みじゃないのですが、最初の柚木麻子さんの「エルゴと不倫鮨」と最後の柴田よしきさんの「どっしりふわふわ」がとっても良くて、アンソロジーでは珍しく手元に置いておきたい作品に。
特に最初の柚木麻子さんのエルゴと不倫鮨。もう、最高!大好き!
おじさんが若い子を連れて行く薄暗くムーディな『今風の鮨』を出すお店。そこにいきなり登場してその場の空気を掻っ攫っていく、抱っこ紐で子どもを抱いたぼさぼさ髪の女性ー

もうこれだけでインパクト大!!出てくる料理もどれも美味しそうだし、ラストはやっぱり柚子さんらしい終わり方でした。
料理の表現が素敵な作品に間違いはなし(完全なる持論)

題名:うつくしい羽
作者:上村渉
出版:書肆侃侃房

うつくしい羽とあさぎり、の2篇が納められている。これまた初めましての作家さん。
装丁が美しくて、手に取ってみました。
■うつくしい羽
ひょんなことから何もかもを失ってしまい実家に出戻った主人公。余計な世話を焼いたばあちゃんのせいで、縁もゆかりもないフレンチレストランのオーナーに拾われ接客係をすることに。
そこのオーナーの作る料理は確かに素晴らしいが、地産地消にこだわり、こだわりが強いからこそ他のスタッフに求めることも多く、仕事中も怒号が飛び交う。
続かないと思っていた仕事なのに、気づけば休みには都内へフレンチを食べに行くように…。
料理人として師事していないからか、各スタッフが尊敬の念を抱き関わるオーナーにもジョークを飛ばせる主人公。
そして、仲が深まることで見えてくるオーナーの過去。
料理が繋ぐ人と人との形。

料理の表現が美しくてお腹が空いちゃう。そして、現代の「消費される食」の問題にも一石投じているのではないかな。

■あさぎり
女だらけで営む弁当屋。もともとは嫁ぐ形で店の運営に関わってきていた主人公だけれど、夫が亡くなり、フィリピン人のリナさんを雇い、娘が孫を連れて出戻ってきた。
そんな中勝手に娘が学校と話をつけて、中学校の職業体験で生徒を預かることに。
その時に預かった女子生徒「田代」と弁当屋の家族の、血の繋がりのない繫がりのお話。
こちらは、描きたかったものはなんとなく分かるけれど、ちょっと消化不良な感じがした。
どちらも御殿場が舞台のお話だけれど、著者さんが御殿場出身なのだそう。
また機会があれば、別作品も読んでみようかな


題名:すべて真夜中の恋人たち
作者:川上未映子
出版:講談社文庫

■先日の三浦しをんさんのきみはポラリス を除けば、久しぶりの恋愛小説かも…?
避けてるわけじゃないし、積読の中にも恋愛小説いくつかあるのだけれど何故か読む気になれず、久しぶりの長編。
とはいえ、恋愛小説かといわれると違うか。
主人公の冬子のもどかしい性格に、ハラハラさせられ、その恋愛の行く末に胸が締め付けられ、久しぶりに恋愛の部分で涙が出そうになった。
たくさん好きなフレーズが出てきて、どうしてこんな素敵な表現が思い浮かぶんだろうと読みながらうっとり。
短いけれど、密度が濃くて、それはまさに真夜中のような密度で、じんわり沁みてくる小説。

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わぁー!長くなってしまった
ここまで読んでくださりありがとうございます
7月は積読消費の月でした
本当にどれくらい前から積読の中にあったんだろう?という作品も読むことができて、読書的にも充実した月でした

みなさんのブログを読みたいけれど、まぶたが閉じてきたのでまた明日お邪魔しますね
今週もおつかれさまでした。
また来週もぼちぼちいきましょうね




93/7 月 読 書 会

2023-08-03 10:35:22 | 日常

おはようございます、ぷく太郎ママです

昨晩、遅い時間の更新だったのに今日はもう新しい記事を書いちゃいます

昨日はぷく太郎は夜泣きせずに、夜中一度起きたくらいでした

ですが、今日から3回食にするため、いつも朝もう一度寝かせるのを6時すぎにはそのままリビングへ連れて行って、いつもより早い離乳食

ぱぱを見送りがてら軽くベビーカーでお散歩して、帰宅してひとしきり遊んでから、今30分以上かけてようやくおやすみタイムに入りました

私がなんせ夜型人間のため朝が苦手…でも保育園や3回食を考えると毎日この時間に起きなければ…!

先日焼いたパンと、最近我が家のプチブーム、お手製氷コーヒー牛乳で朝ごはん

このグラス、かわいいでしょ?以前ぱぱへのお揃いTシャツのときにご紹介したCreemaで購入したものです

さてさて本題。
本好きのブロ友さんも多く、毎月楽しく読んでくださっているので、更新するのも楽しい読書会のご報告です
今回は私含めて5人での開催だったので、1人2.3冊紹介することができ、少人数でも時間めいっぱい楽しめた会でした

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■関野浩樹は、往年の名投手竹下竜司のモノマネ一本で生計を立てている。竜司本人にも気に入られ、晩酌のお供をして多額の小遣いまで稼ぐ順風満帆な芸人生活……のはずだった。ある夜、竜司が行きずりの女性を殺してしまうまでは!現場に呼び出された浩樹は愕然とする。竜司が捕まれば、モノマネ芸人は廃業必至!? 咄嗟の機転で完全犯罪を目論む浩樹だったが……。
『逆転美人』の著者、書下ろし最新作。早くも全国の書店で大反響! 死体を埋めなきゃ芸人廃業!? 極上伏線回収ミステリー!

■職場、取引先、身内、ママ友、ご近所…イヤなことをされる、困っている、本当は言い返したい。だけど、この関係性は壊せない。つい「この場さえ我慢すれば」と思ってしまう自分を救う知的戦略。
イヤだ、不快だという自分の気持ちを無視したり、心を殺してなかったことにするのではなく、返す言葉に、「エレガントな毒」として含ませる。
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■人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。
気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。それを阻止するには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。いや、危機の解決策はある。ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす!

■突然の事故で最愛の母を亡くしてしまった、主人公の小学5年の拓也が、父と協力しながら慣れない2歳の弟の実の子育てや家事に四苦八苦しながら日々を過ごす日常生活を舞台にしたホームコメディ。拓也と実を中心に友人やご近所の人と繰り広げられる笑いあり涙ありの物語の中には、家族のあり方や子育ての大変さ、DVやイジメについてのエピソードも多く描かれているため、人として大切なことを教えてくれる作品

■うちに閉じこもらずに、他者に出会うことが、「想像力欠乏症」を治すための方法である。だから、現場に行かなければならない。(「学び、変わる 未来のために あとがきに代えて」より)
理不尽に立ち向かう人、困っている人、明日の世界のために奮闘する人――統計やデータからは見えない、現場の「声」から未来を考える。

■猫のいない寂しさは埋まるのでしょうか。生活に猫が足りていないことは、わかっていた――。SNSには猫画像が溢れ、持つ者が自慢するそれを、持たざる者は眺めるばかりだ。愛猫・斉藤くんとお別れして15年近く、心にぽっかり穴を空けていた著者は、その穴を埋めるべく植物を育て始めた。担当編集者に勧められるがまま、なぜか椎茸から! 椎茸、スプラウト、ヒヤシンス……植物に名前をつけ、水をやり、立派に育てあげ、ときには収穫して食べる(!)。猫に思いをはせながら過ごす約二年の日々を綴るエッセイ集。

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実はもう一つ作品があったのですが、文字数制限に引っかかりました
でもそれは私が持参した作品だったので、また別記事で7月読書記録としてお知らせしますね。

今回も私は知らない作品が多く、参加者の皆さんのお話も楽しんで充実した会になりました

ぱぱにも相談して、仕事復帰したあとも、この会は続けていく方向になりそうです
リピーターさんも増えてきているので、今後も楽しみです

さてさて、実は少し前にぷく太郎が起きまして文句太郎になっています笑

今日もかなり暑い日になりそうです。皆さん、どうか無理なさらないように…!!