まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

フェリーきかいで奄美大島へ。

2024-02-19 23:32:03 | 川・橋・船
今年のお正月休みの旅、続き

鹿児島から奄美への往路は、フェリーきかい。奄美行きのフェリーのうち喜界島経由の船で、いおワールド鹿児島水族館の裏手にある
鹿児島本港北埠頭から発着する。奄美大島の先、徳之島、沖永良部まで行くが、沖縄までは行かない。


ターミナルで手続きしてから待っている間に船の全体が見えるところがないかとうろうろ。


やっと乗船開始時間になってターミナルを出ると、大きな赤いALINEの文字が目に飛び込んできた!
うわーい!船腹にかけられたタラップを歩いて上るのだ。わくわく~~






船室の入口にはしめ縄が飾られていた。お正月らしくていいね!


奄美海運は、大島運輸が前身のマルエーフェリーの子会社。
ホールには売店を兼ねた小さなカウンターひとつのみで、あまり旅客に媚びていない(笑)簡素な設備だ。


個室の二等寝台は結構広く、荷物も広げられるし人の目を気にせずゆっくりできてやっぱり快適!
三千円の差額なら断然コスパがいい。




ちなみに他のクラスをちょっと覗いてみると、二段ベッドの「寝台B」も大部屋の「二等席」も結構快適そうだが
近年はもう贅沢を覚えてしまって(笑)。




夕闇迫るデッキに出て船員の作業風景を眺めていると、スマートな船が入港してきて、くるりと転回。
「プリンセスわかさ」、種子島行きの船だ。この港からはいろんな島への船が発着している。
十島行きの「フェリーとしま2」も停泊中。


いよいよ出航。タラップは引き上げられ、船の横っ腹に吊り下げられたまま。
空中通路やタラップはだいたい陸側で用意されていて、客が乗船したら取り外されて船の側では入口を閉めるだけ
なのが多いので、こういう光景は面白いな!




・・・しかし、大阪から奄美までピーチなら数千円で2時間で行けるところを、鹿児島までANAで飛んでまた
往復2万円以上払って船で一晩かけて行くなんて、しかも奄美で0泊なんて、なかなか非効率なことをしているなと
思うが、、、船に乗ることも旅の目的のひとつだからね。







この船は早朝4:30に喜界島に寄港する。ローカルな港の風景を見たいが起きられるかな??自信なかったが、
Wi-Fiもないから本を読んでいるとすぐ眠くなり7時半頃早々に寝てしまったので(そのあとまた目を覚ましたが)
ちゃんと起きることができた(笑)。


こんな時間にも関わらず真っ暗な岸壁にどこからかわらわらと人が集まって来た。意外に多い。車も乗り込む。
明らかに旅行客でない人々がタラップを上り下りするのを真上から眺めていると、この人たちは今からどこへ、
何しに行くんだろう、この人たちの人生にはどんなドラマがあったんだろう、と知りたい気持ちになってくる。
やはり近隣の島や鹿児島に親族がいたりして行き来するのだろう。フェリーは生活の足なのだ。


フォークリフトがくるくる動き回ってコンテナを次々積んでいく。最後に転落防止のバリケードを置いて終了。


再度寝て奄美名瀬港には7:00に到着。
南国だと思っていたのに、寒い!大阪とあまり変わらないじゃないの・・・




街の中心部は港から1kmぐらい離れているのでぶらぶら散策しながら歩いて行く。




奄美にはもう数回来ているのであまり珍しいものは見つからないが、予約しているレンタルバイクは9時からなので、
2時間もあるのだ。。




時間をつぶしながらモーニングできるところを探すとサンドイッチカフェが1軒開いていた。助かった〜!
暖かいところでたまごサンドを食べてほっとひと息。

続く
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長いお正月休み、船旅に。

2024-02-13 23:05:10 | 川・橋・船
例年のお正月休みは1月4日までなのだが、今年は5日が会社の一斉休みとなったため三連休とつながって
なんとも贅沢な大型連休になった。実家に帰ってまったり過ごすにも長すぎる・・・ということで、
実家は例年通り3日に切り上げ、4日から旅に出ることにした。
前に沖縄に行ったときに、那覇から鹿児島へ行く船に乗りたいと思っていたので、鹿児島まで飛んで
何とかそれに乗れないかとあれこれ考えたのだが、配船スケジュールの関係でなかなか旅程の中にうまく
おさまらない。。。それで、那覇まで行くのは諦め、鹿児島から奄美折り返しのプランに。
朝イチの飛行機で鹿児島に到着、順調に鹿児島市内へ。今日は鹿児島に泊まらず夕方のフェリーで奄美へ移動するのだ。


早朝の便で鹿児島へ飛んで、夜には奄美行きの船に乗るので、それまで鹿児島のまちでうろうろしよう。
何度か見ていたカッコイイ鹿児島県産業会館。「鹿児島ブランドショップ」が営業していたので入ってみると
いろんな物産品が売っていたのだがまだ旅の初日、、、ウインドウショッピングのみ。。


エントランスホールの方へ出てみると、おぉ、片持ちのカッコイイ階段が~!ここより奥へは入れなさそうだな。
1967(昭和42)年築、手仕事感が残る戦後モダニズム。この時代の建築が好きだ。
しかし、外観もだいぶほころびが出ているし、大丈夫だろうか。。。

検索してみると2023年にDOCOMOMO JAPANにより日本におけるモダン・ムーブメントの建築に
選定されているらしい。やっぱりそうか!

鹿児島には何度も来ていてまちなかの主な近代建築などは見ているし、奄美から戻ってから2連泊するので
今日はノープラン。。。どこに行こうかな。


夕方まで時間がたっぷりあるので桜島フェリーに乗りに行こう。
港へ行く途中に見つけた味のある飲み屋横丁を覗いたり溶結凝灰岩の塀を愛でたり。




桜島フェリーも以前乗ったことがあるが、当時はまだ「御船印」が始まっていなかった。
御船印とは、寺社巡りで御朱印を集めるように、船に乗って集めるスタンプラリー的なもの。
公式サイト


私は定期航路の船旅が好きなのでもうずいぶん昔からいろんな航路に乗っていて、御船印が始まってからは
せっせと集めているのだ(笑)。ただ私は、トンボ返りや連続乗りまくりはせずあくまで旅の一部に
組み込むことを旨としている。


第〇〇桜島丸、という船が何隻もあって行ったり来たりしている。桜島フェリーは日中の時間帯だと1時間に
3~4本という高頻度で運航している。所要時間は15分ほどなので、常に3~4隻が海上にいるということか。




たった15分の航海だというのに船内には「うどんスタンド」があって、結構賑わっている。私も食べてみようかと
思ったが列に並んでいる間に桜島に着いてしまいそうなので諦めた(笑)。




この日はすっきりと晴れわたり、爽やかなクルーズ。桜島がてっぺんからふもとまできれいに見えた!
デッキで眺めていると桜島はどんどん大きくなり、そして到着。


港のターミナルには飲食店があるだろうと思ったら小さなカフェしかない。この古いビルのパチンコロッキー、
前にも見た気がするな。。ラーメン屋はあるようだが・・・
「桜島マグマ温泉」に行けば何か食べられるだろう、と思ったら、レストランはやっていないと。。。え~


温泉に入ったあと道の駅に行ってみたら、港周辺で唯一の地場グルメが食べられるレストランは満席。。。
待つのも時間がかかりそうなのであきらめる。やっぱり車がないとツライな。。


昼食を逃してしまったので帰りのフェリーのうどんスタンドで食べよう。今度は一番乗りで!


何を血迷ったかそばを選んだのはちょっとミスった、、、うどんスタンドなのだからうどんを頼むべきだった。


鹿児島港に戻ってきたら隣接する運河に何やら人が集まっている。何だろうと見に行ったら、運河を締め切った
ところでイルカのショーが始まるらしい。港のすぐ横には「いおワールドかごしま水族館」があるのだが、
こんな水族館の外の運河でやるって本当!?珍しいし無料のようなので見ていくことに。
イルカがどこからともなくすい~っと出て来てすごいスピードで泳ぎまわる。飼育員のお姉さんがいるにはいるが
特に指示とか掛け声とかはなく、イルカが自由に自主的に動き回っているようだ。
ジャンプも披露!うわぁ〜すごいすごい!


観客にまんべんなく見えるように場所を考えてあちらでこちらでジャンプする。くるくる回りながらのジャンプや
横向きのジャンプなどいろんな種類のジャンプを見せてくれ、お客に近いところではちょっとかかる程度の絶妙な
水しぶき、水路の中央部では豪快な水しぶきをあげるというサービス精神旺盛なイルカ。
しかもそこは鹿児島旧港の古い石積みの堤防なのだ。これは楽しいなぁ〜


鹿児島旧港施設は国の重要文化財に指定されている。




イルカを見ていたらふと水族館に入ってみようという気になった。特に予定していなかったのだが、
まぁ奄美行きフェリーの乗り場は水族館のすぐ裏手なので、わざわざ別の場所へ移動して遊ぶより効率もいい。


いおワールドかごしま水族館は、とっても楽しかった!大水槽はずっと眺めていられるし、小さな水槽も
たくさんあって充実。ヒラメの水槽とかウツボの水槽とか好き。


ウミウシの展示が興味深い!カラフルでゴージャスな何百種のウミウシの写真と、いくつかの飼育水槽があって
興味津々(写真撮ったはずなんだけど、ない・・)。
最後はちょっと駆け足でアザラシもチラ見、ミュージアムショップは見ずに出てしまった。


続く
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023.3.18~21 九州北部ドライブ旅 もくじ

2023-12-22 23:07:29 | Weblog
半年以上前に友人と行った九州北部の旅。
私はフェリーで、友人は飛行機で、九州入りして小倉で合流。レンタカーで田川、嘉麻、小石原、日田、うきは、
原鶴温泉、田主丸、草野、久留米と数珠繋ぎにめぐって、最終博多空港まで。
同一県内だから乗り捨て料金もかからずコスパの良いドライブだ。
産業遺産や近代建築を見て、まち歩きをして、木造旅館に泊まり、本の掲載先を再訪してお礼を言い、
素敵なタイルにも再会し、温泉でリラックスし、おいしいものを食べて、今回も充実した旅だった。
このあたり好きで何度も行っているが、何度行っても楽しいな!


伊田竪坑と料亭あをぎり
伊田のまちをうろつく。
嘉麻の常盤館に泊まる。
常盤館 鯉の間の意匠
中島家住宅と小石原焼の里
伯亭若の屋に泊まる
日本丸館を見学。
ギャラリー安政からの、泰泉閣
田主丸の建築と巨峰ワイナリー
草野の近代建築とつばきのお花見
再訪 高牟礼会館

連載はちんたらちんたら、完結に3ヶ月もかかってしまった(汗)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再訪 高牟礼会館

2023-12-19 23:50:03 | 建物・まちなみ
2023年3月の九州北部の旅、続き

久留米で高牟礼会館に立ち寄る。私は以前たまたま見つけて見学したことがあるが、未見の友人のために再訪。
前回は細い道を自転車でうろついていていきなり現れたのだが、今回いざ行こうと思ってナビをセットしたのだが
なかなか近寄れず、ぐるりと一周まわりこんでようやく見覚えのある門にたどり着いた。。。
2015年に訪れたときの記事→久留米をうろつく ~高牟礼会館


和館と連続したハーフティンバーの洋館。落ち着いた佇まいは全然変わっていなくてほっとした。


印象的な外観をさらに強めているアーチ型の窓。


側面もカッコイイのだ。


受付で見学をお願いすると快く了承頂けた。前と同じおっちゃんだったかどうかは定かでないが(笑)
近年は時々建築関係の人が見学に来るらしく、A4いちまいものの資料が用意されていた。


それによると、当初旧有馬藩士の板垣別邸であったと言われており、洋館は明治44年に増築されたようだ。
1900(明治33)年頃~、国分村役場
1911(明治44)年頃、旧陸軍第18師団長官舎として洋館・管理棟を新築
1925(大正14)年~、第12師団長官舎
第2次大戦後、米軍進駐により接収
1948(昭和23)年頃~、久留米市長公舎
1957(昭和32)年~、助役公舎
1972(昭和47)年~、久留米市職員共済会館「高牟礼荘」
1996(平成8)年~、市民の文化施設
実にさまざまな用途の変遷があったが、現在はさまざまな教室や会合などの場所として市民に利用されている。
いすとテーブルの会議室もあって和室もあるから重宝されているようだ。


ロビーの大理石のマントルピース。板が張られているが、外から見ると煙突もあるので実際に火を入れることの
できる本物の暖炉だったようだな。


その真裏の第3会議室のマントルピース。


ゴージャスな木製天井が格調高い雰囲気。


通気口もしっかりデザインされている。


一方第2会議室の天井はティンパネル張り。中心飾りもなかなかこだわったデザイン。
何かの会で使用中だったが管理人さんが声をかけて下さったら快く覗かせて頂けた。皆さんにこやかで親切~~


この部屋のマントルピースの上には、手作りの編みぐるみが、、、ほっこり。
こんなカッコイイ建物だけど気取りもせず、地域の人たちが日々交流の場として親しんでいるのが分かるね!


段々の窓のところはやはりトイレ、手洗い場だった。


和館の方も見学させて頂く。特に豪華でもない実用的な和室が廊下に面して並んでいる。


廊下の大きなガラス越しにお庭の緑が美しい。欄干がめぐっており、もとは吹きさらしの外廊下だったのだろうか。


和館も洋館もかなり床を高く作ってあり、これにより湿気を抑えているのと、ずっと使い続けているからだろう、
一部改修されているもののとてもきれいな状態を保っているように見える。




大事に使われている建物は美しい。久留米の住宅地にひっそりと佇む高牟礼会館、これからも長く使ってほしいなぁ。


ちょっとゆっくりしすぎた・・・渋滞のリスクを考えて十分余裕をもって博多へ向かうはずだったのに、
余裕時間をついつい見学に使ってしまったのだ(汗)。信号に引っ掛かるたびにナビの到着予定時刻が延びて
ハラハラ、ガソリンを入れる時間も惜しくてあたふた、こういう時に限ってレンタカー屋への道路を入り間違えたり・・・
何とか友人の飛行機に間に合って、私は博多駅へ移動、バリ得こだまでちんたら帰る。
今回も楽しい旅だった!しかし、旅の最後に博多から新大阪までこだまはさすがにキツかったな・・・(爆)

おわり。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草野の近代建築とつばきのお花見

2023-12-19 02:19:51 | 建物・まちなみ
2023年3月の九州北部の旅、続き


巨峰ワイナリーをあとにして今度は草野に寄り道。ここにも近代建築が集まっているのだ。
草野は平安時代から425年にわたり草野氏の城下町であり、江戸時代中期には久留米から天領日田へ通ずる
日田街道の宿場として栄えた。街道沿いには今もこのような立派な建物が残る。


その並びには1911(明治44)年築の洋館、旧草野銀行がある。
ペパーミントグリーンに塗られた下見板張りの四角い平屋建てで、入母屋破風の玄関ポーチがついている。
木造でも窓にはすべて面格子がはまっているのはさすが銀行だな。


現在は草野歴史資料館となっており、公開施設なので入場しようと近寄っていくと、、、
げげっ、「展示替えのため休館中」だと。なぬーーー
非情にも閉ざされた鉄扉には「草埜」の文字が。ちょっと中国っぽい。


通りから少し道を入っていくと、同じような色の木造建築が見えた。マップには「草野発心堂」と書かれている。


アンティーク屋さんのようだが営業しているのかどうかよくわからない。
さっきの草野歴史資料館と揃えているのか、何か関係があるのか・・・しかし私有の建物であるのは間違いない。
入口付近のデザインは歴史資料館よりも純洋風で凝った造りになっている。少し時代が下るのだろう。
壁の一部はドイツ壁で白いタイルがポイントに貼られている。


向かい合って建っている和館の方もなかなか立派でこちらも古そう。


裏の方へ回ってみると、窓辺に置いてあったのは・・・


「ちくごせんぞく」駅の駅名標??検索してみると、現在の九大本線うきは駅は元は筑後千足という名前だったらしい。
1931年(昭和6)年に筑後千足駅として開業、国鉄民営化後の1990(平成2)年にうきは駅に改称した。
その時不用になったものを払い下げてもらったのか買い取ったのか。
駅名標はなんだかこの窓辺からもの憂げに外を眺めているようにも見えてくる(笑)。


福岡県の指定文化財になっている鹿毛家住宅。非公開なので外観のみ。


その向かいに建っていたのは、火の見櫓。ぱっと見では古いものなのか何なのかよく分からないし、
足下だけ見るとコンクリート電柱にしか見えないが、見上げるとハシゴ状になっている。


「昭和二年四月建設」の文字が彫り込まれていなければ素通りしてしまうだろうな(苦笑)。


山帰来も残念ながらお休み。。。


こちらもまたペパーミントグリーンシリーズ。旧草野貯蓄銀行。わざと色を揃えてあるとしか考えられないが、
もともとこういう色だったのだろうか?WEB上の過去の写真を見ると違う色だったこともあるようだし、
別に揃える必要もないと思うけど・・・(笑)


隣接する主屋の方が気になるな・・・なんかいいもの持ってそう。

雨は降り続いている。。。私は結構晴れ女だと思っていたけど、このときはパワー不足だったか。。

車で少し移動して山辺道文化館へやって来た。左右対称の堂々たる木造洋館は、旧中野病院。
久留米市花畑に建設中だった建物を、草野町で開院していた医師中野俊蔵氏が1914(大正3)年に当地へ
移築して完成されたのだそうな。こちらもまたペパーミントグリーン。


病院閉業後、建物は平成3年の台風で大きな被害を受けたが、補修されて美しい姿によみがえり、現在は
交流拠点として使用されている。ようやく雨をしのいで内部を見学することができてほっとひと息。。。
施設の方はとても親切に対応してくださった。


内部も美しい装飾が随所に施され、病院とは思えないような華やかさ。


特に2階の大きな広間は正面にバルコニーまでついていて、どこぞの邸宅のダイニングかと思うような
華麗な雰囲気が漂っている。どういう用途の部屋だったのだろうか。




昔の写真が飾ってあった。裏に病棟が建っていたらしいが今はない。


床下通気口は桜のマーク。


病棟が建っていたであろう場所は現在駐車場とちょっとしたつばき園になっている。ここには品種改良された
多くの種類のつばきが植えられていて、このときちょうど花盛り!


赤と白が大胆に混じった大きな花はゴージャス!淡いピンクはほんわり優しい。花びらの先端だけ紅をさした
ようなのは色っぽい。小さくて可愛らしい花をたくさんつけるものもあり、本当にそれぞれの美しさを
競い合うように咲き誇っている。
傘を差しながらのお花見だったが、雨に濡れてつややかな姿は一段と美しかった。








そのあと近くにある「世界のつばき館」にも行ってみた。草野は昔から有数のつばきの産地であり、
品種改良もさかんに行われていた。豪華な「正義」が久留米つばきの看板品種のようだ。
ハウスの中に珍しいつばきの原種などがたくさん植えられていた。つばきはお茶の仲間で、中国やベトナムの原種は
黄色い花を咲かせる。金花茶(キンカチャ)という蝋梅に似た黄色い小さな花がぽとぽとと落ちているのも美しい。


他にも久留米つばき園というところもあり、ゆっくり時間があれば行ってみたかったが、今日は旅の最終日。
博多まで戻らなければいけないのであまりのんびりもしていられず、、、つばきのお花見もこのぐらいで。

続く
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする