朝ドラで、好ましからざる人物だった徳永助教授が、
今週は株を上げています。
「源氏物語に登場するユウガオが好きだ」と、好感度もアップ。
素直で従順で控えめな女性として源氏物語に描かれている夕顔。
数年前、庭に咲いた夕顔です。
夕方に咲くから夕顔と呼んでいますが、
本来、ユウガオと言えば、かんぴょうのことです。
ヨルガオの事を、ユウガオとも言うそうなので、
これは夜顔なんでしょうね。
花の雰囲気は、薄幸の佳人・夕顔にピッタリです。
娘が、「観音寺にオオヤマレンゲが咲いているらしい」と言うので、
植物公園近くにある、あじさい寺・五日市観音寺に行ってみました。
うんうん、咲いてるねぇ。
『オオヤマレンゲ（大山蓮華）』はモクレンの仲間で、
レンゲはハスの花のこと。
気品漂う姿から「天女花」「森の貴婦人」と呼ばれます。
運よく低い所に咲いた花があったので、その芳しい香りを嗅ぐことができました。
なかなか出会えない幻の花として人気が高く、
広島県では最高峰の恐羅漢山（1346ｍ）で見られると、登山者が押し掛けるようです。
花の寺には、『ナツツバキ（夏椿）』、別名『シャラノキ（沙羅の木）』も、
『シナナツツバキ（支那夏椿）』、別名『モモイロナツツバキ（桃色夏椿）』も咲いていました。
『ドクダミ』は、先々週の朝ドラのテーマでしたが・・・
牧野博士には申し訳ないけれど、
庭のドクダミは邪魔者なので、見つけたらすぐに抜くようにしていて、
例年は、あまりたくさんの花を見ることはありません。
けれど、TVドラマで万太郎がドクダミを見つけて「十薬だ！」と喜んでいるので、
今年は牧野博士に免じて、抜かずにおいたのです。
そのドクダミがやっと咲き始めたので、
遅ればせながらアップすることにしました。
（今週も、ドラマではドクダミが出て来るので、良しとしましょう）
よく見れば、かわいい花です。
白い花びらのようなのは苞で、黄色い部分が花です。
先日のお墓参りの時、お寺で八重咲きの花を見つけました。
これも、かわいいですね。
子供の頃、母が煎じて飲んでいたようで、
家に帰ると嫌な匂いがしていたのが、ドクダミの思い出です。
♪ この広～い野原いっぱい、咲く『シロツメクサ』を～～～
摘んで、プチプチのような緩衝材にしましょう。
江戸時代（1846年）に、オランダから献上されたガラス製品の箱に、
ガラスが割れないように、乾燥させた花が詰められていたので『詰草』、
さらに花が白いので『白詰草』となったそうです。
これが発芽して定着した「帰化植物」です。
四つ葉のクローバーを探したり、花の冠を作ったりした懐かしい記憶のある花ですね。
赤い花もあります。
ムラサキツメクサ（紫詰草）です。
アカツメクサとも呼ばれます。
以前は、隣の家に大きなボタンの木があって、
毎年、大輪の花を楽しませてもらっていたけれど…
空き家になって、更地になって、ボタンの木もなくなってしまいました。
通常の品種は4～5月に咲く『春牡丹』ですが、有名なのは、三原市か島根県。
近くで牡丹と言えば、縮景園の『冬牡丹』です。
『冬牡丹』は、一般的な『春牡丹』を1〜2月頃に咲くように調整したものです。
温室で春の状態にして咲かせたものを、「わらぼっち」の中で展示しています。
どちらにしろ、豪華で見事な花ですね。
