造幣局の桜を充分堪能した後、次の目的地に向かった。
せっかく観賞した桜たちの種類を列記しておこう。
観賞順に今が満開の関山、晋賢象、松月。懐かしい名前の泰山府君(中国の泰山の神)を
祭り花の命を長らえた故事。登山したことを思い出しておりました。
あと、紅玉金吊、二尊院貴賢象、数珠掛桜、菊桜、紅華、鐘馗、こんな名前も簪桜、手弱女、鎌足桜・・・。
奥ゆかしい名前過ぎて・・・でもなんか素敵な気分になりますね。
目的地に早く着きすぎたので、目に飛び込んできた心斎橋通りの文字に誘われぶらつくことに
しました。
とにかくい沢山の店舗が延々と並び、ほどほどで引き返しました。
でも安いのでツイツイ財布のひもが緩みました!(^^)!
午後2時からの開演。
場所は難波別院御堂会館というところ。
なぜかこういうのに心が傾注し足を運ぶ吾輩である。
来賓の元市長の平松邦夫氏の挨拶も、軽妙に大阪感が溢れていた。
84歳の演劇界の第一人者新屋英子氏の2000回を遥かに超える
一人芝居。
在日のオモニー(おかあちゃん)たちの悲哀である。
開幕するや否吾輩は涙腺全開、なぜこうも胸を掴まれるのかと
思うのだが、両親への思い、小さいころの友人への哀愁というか
とにかく吾輩の琴線に触れてしようがないのである。
涙を流すのはいいことだと誰かの本に書かれていたが
この劇場にいたすべての人々に溢れた涙の色はブルーでは
ないと思った。苦しい涙を経験した事を忘れてはいけないと思った。
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