大型で非常に強い台風26号は14日、沖縄県南大東島の東の海上を北上した。15日夜から16日にかけて本州の太平洋側にかなり接近する見込みで、気象庁は西日本から北日本にかけた広い範囲で暴風や高波、大雨に警戒するよう呼び掛けた。
気象庁によると、15日午前0時現在、南大東島の東南東約300キロを時速25キロで北北西に進んだ。中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。中心から半径220キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。
15日は西日本から東日本で雷を伴った1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降る見込み。15日午後6時までの24時間予想雨量は、いずれも多い所で東海200ミリ、近畿150ミリ、伊豆諸島100ミリ。雨は16日にかけて続き、西日本から北日本の広い範囲で大雨となる恐れがある。