新日だまりの樹

喉摘者の日常を綴っていこうと思います、
このブログが多少でも皆さんに理解を深めていただく一助になればと思います。

こころの復興

2015年03月20日 | 日記
「日だまりの樹 No.35」私が喉頭ガンを発症したのは2011年2月の末でした。最初は風邪かと思い風邪薬を飲んでいたのですが、声がれがなかなか良くならない、でも他に症状もなくそのうちと思い、ほおっておきました。そして3月11日に東日本大震災に・・被災者に同情し、毎日福島原発に気をもみ、会社の仕事も心配、完全に消耗していました。当時、精神科医の香山リカさんがコラムで「こころの復興」を執筆されていました。その中でいまでも記憶に残っていることは
※1かわいそうな被災者という勝手なイメージを押しつけてはいけない。
※2大きな出来事があったからといって人は急に変わらない。
※3人間には100パーセント良い人も、100パーセント悪い人もいない。
※4被災していない人にも「共感疲労」という苦しみがある 。だから、「不謹慎にわらってしまうのは」日常を取り戻すためには健全だ。
当時言われてなるほど、そして何か救われる言葉でした。
これらの言葉は障害者にも当てはまる指摘ではないかと思っています。