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映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

各映画雑誌の『プレステージ』特集記事

2007-06-05 23:25:53 | HJ&CB・プレステージ
MOVIE STAR (ムービー・スター) 2007年 07月号 [雑誌]

イン・ロック

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いよいよ6月9日公開の『プレステージ』。各映画雑誌は海賊どもに席巻されていますが、この作品の小特集や出演者インタビューもあちこちで掲載されています。
時期を逸して、既に次号が出てしまったものもありますが……

まず、出たばかりの『MOVIE STAR』7月号。
ヒュー・ジャックマンのインタビュー記事がカラーとモノクロで3ページ。『プレステージ』紹介記事付き。
マジシャンと俳優の共通点や、自分は何かに「取り憑かれ」たりすることのない人間で、演じる仕事はただ単純にそれが好きだからしているだけ、と語っています。
『プレステージ』については、どうしてもこの作品に出演したかったけど、初めアンジャーは他の俳優に決まったと聞いていた。後でそれが間違った情報だったらしいことが判って、自分がアンジャーに、クリスチャン・ベイルがボーデンの役を貰ったが、ぴったりのキャスティングだった──等々。
カラーページの写真は、最新『オーストラリア』撮影中のものです(with ニコール・キッドマン)。

『TV TARO』(関東版)7月号
カラー見開きでヒュー・ジャックマン・インタビュー。写真は海外サイトでもよく見かけるワイルド系。
インタビューは似たような内容ですが、例の13歳の頃の、デイヴィッド・ボウイ・コンサートのチケット転売ネタが出て来ます(笑)。
パワーの源は寿司で、マグロとサーモンが好きだとか。
そう言えば、X-MEN3プロモで来日した時も、ホテルにいて出前を取り続けていたという話を読んだことがあります。

余談ですが、デイヴィッド・ウェナムもマグロとサーモンのお寿司が好きだと語っていました。シドニーっ子にとっては、その二つが代表的な寿司ネタなんでしょうか?

「今月の公開映画」ページに作品紹介もあり。『300』とお隣です。
『300』関連では、ロドリゴ・サントロくんに関するミニコラムもありました。でも「キモ・セクシー」って……

『FLIX』7月号
カラー見開きでヒュー・ジャックマン・インタビュー。クリスチャン・ベイルへのインタビューも半ページほど。
ヒューはやはり「取り憑かれない」タイプだと自らを語り、自分のベストの演技はすべて舞台のものだと言っています。
クリスチャンについては「すごく優れた役者で怖れを知らず、仕事に打ち込む。でも同時にとても気楽に仕事ができるんだ。子供たちも一緒に遊んでいたしね」だそうです。

映画雑誌ではないけれど、意外なところで──
『ChouChou(シュシュ)』12号
インタビューとかはありませんが、「天才マジシャン2人の華麗なるだましあい」なるタイトルで映画紹介記事あり。
そう言えばこの雑誌でも(と言うか角川の雑誌ではこぞって)試写会募集していましたね。
「実力派男優2人が奇術師役を熱演 壮絶なワザ&心理バトルは圧巻!」というコピーは、まあその通りです。
カトリーヌあやこさん描くヒュー様、という嬉しいんだかどうなんだか…なイラストも載っていました。

『300』関連でも紹介したのが下の雑誌。
『映画秘宝』7月号
「映画独自の設定で逆に原作のテーマを明確化、ノーラン監督の最高傑作!」と、ジョナサン・ノーランの脚本も併せて大絶賛です。
でも「『バットマン ビギンズ』での失点を挽回して余りあるベールが光る。」って……あれって「失点」だったの?
私にとっては、彼と『太陽の帝国』以来の「再会」を果たせた記念すべき作品だったんだけど。

そして、最新号ではないけれど、
『キネマ旬報』6月上旬号
クリストファー・ノーラン監督及び主演二人のインタビュー中心の作品特集。
ヒューのインタビューは相変わらずですが、クリスチャンも例によって、早口で自分の言いたいことだけまくし立てて、「笑いを取り交ぜながら話すヒュー・ジャックマンとは対照的」だったそうです。
でも、ここでも
「出会ったときから、ヒューはアンジャー、僕はボーデンだった」
と言い、これは彼の記事の見出しにもなっています。
やっぱりそうなんですよねぇ。
また、彼のノーラン監督への心酔ぶりも伺える内容となっています。

とにかく映画自体の仕掛けや「騙し」が重要な映画だけに、各誌とも紹介には苦慮しているようですが、キネ旬が「人間ドラマ」と「自己喪失」性を押さえているのはさすがです。
二人の心理的葛藤を軸にした作劇により「そのスリリングな展開とサスペンスの盛り上がりは、生半可なアクションなど、束になってもかなわないほどの高みに到達している。」(西脇英夫)という評には、我が意を得たりという思いでした。

先週末に先行上映の行なわれた『300』は、各サイトやブログ記事を見ても、既に多くの方が取り上げ、またその内容もおおむね絶賛モードですので、うちとしてはやはり『プレステージ』をプッシュして行く所存です。
話題性では『300』には敵わないと思うし、公開後どこがどう批判されるか、どこが理解されないか、大方の予想も出来ますので。判官贔屓というところでしょうか(ちょっと違う?)

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