ときどき
今朝もまあまあ早く起き、軽く洗濯してから、母の入居している施設へ出かけました。
元々は妹が予約を入れていて、わたしも同行しようと考えていたのですが、妹に急用ができたためわたし一人で行って来ました。面会するのは、母がこの一月に退院して以来のこととなります。
母はシルバーカーを使い、立ったり座ったりの動作に際しては軽く介助もされながら、一応は自分の足で歩けるようです。表情は少し乏しくなったかとも思いますが、わたしのことは認識できていました。娘が最近独立、一人暮らしを始めたことを話すと「あの子がねえ」と驚いていたから、孫たちのこともちゃんと憶えているようで、少しホッとしました。
面会時間は一回15分程度ということですが、平日で他の入居者さんの面会者もいなかったからか、30分くらいは居られました。新型コロナウイルス禍のせいで、昨年から面会は一家族当たり週一度、人数上限三人、要予約と定められ、以前のように気軽に会いに行くことができなくなってしまいました。居室への立ち入りも原則お断りとなり、現在どのように生活しているか伺い知れないのが、どうにも歯がゆい思いです。
一方コロナワクチンは来月にも接種が行われるようで、それに関しては施設とかかりつけの医院にお任せです。ワクチンの数はとりあえず確保されているのに、流通が滞っていることに、施設側としても忸怩たる思いがあるようでした。
ともあれ昼少し前には施設を辞し、最寄駅に着いてから美容院へ寄りました。こちらも久しぶりです。予約なしで受け付けてもらえる短時間カットのお店で、いつもは待機客がいて30分くらい待つ（外で時間を潰す）こともあるのに、今日は珍しくすぐ入れました。今月はもう今日くらいしか行ける日がなかったので、切ってもらえて良かったです。
そう言えば、行き帰りの電車やバスもちょうどいい時間に来てくれたし、万事スムーズに運んでラッキーでした。
さすがに疲れたので、帰宅後は『花子とアン』再放送まで一休み。いま放送している辺りのメインストーリーは「蓮子とデン」だ、と言われたものです。
夕食は、とにかく家にある食材や残り物をどう組み合わせるか考え、思ったより種類多い献立となりました。
早めにシャワーした後、通常より30分遅れの【金曜ロードショー】で『スタンド・バイ・ミー』を視聴。このトシになると、自分ではどうすることもできない環境の下で、否応なく「人生」と折り合いを付けることを余儀なくされる子供たちの姿に胸が痛みます。だからこそ、友だちとふざけ合ったりバカ話をしたりする時間が何より大切なのですが——
スティーヴン・キングの原作を探したけれど見当たらず、どこかの書架の奥底に埋もれていると思いますが、久々に読み返したくなりました。
