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『バットマン ビギンズ』続編『ダーク・ナイト』ですが、長らく動きがなかった本家公式サイトにヒース・レジャー追悼ページが出来ました。
下記トップページをクリックしてご覧下さい。
The Dark Knight
ああ何だかもう、ねえ……
公開時には、慣例としてオープニングまたはエンドクレジットに「ヒース・レジャーに捧ぐ」の一文がはいるのでしょう。
そうして次々に「その事実」を確認させられて行くのは、非常につらいです。
eiga.com ではテリー・ギリアム監督『The Imaginarium of Doctor Parnassus』が製作中止になったと伝えています。→こちら
『[eiga.com 映画ニュース] 出演俳優のヒース・レジャーが急死したため、テリー・ギリアム監督の最新作「The Imaginarium of Doctor Parnassus」(パルナッサス博士の想像力、の意)が製作中止になった模様だ。同作は昨年12月にロンドンでクランクインし、3月上旬まで撮影が行われる予定になっていたが、米アス・ウィークリー誌によると、来週からブルースクリーン撮影を行う予定だったカナダの撮影クルーの元には解雇通知が届けられたという。
同作は、パルナッサス博士(クリストファー・プラマー)率いる不思議な旅芸人の一行を描くファンタジー映画で、ヒース・レジャーは主役ではないものの、プラマーやトム・ウェイツ、バーン・トロイヤーといったアンサンブルキャストの中では観客を呼べる一番のスターだっただけに、彼なしでの撮影は続行不可能となった模様だ。なお、同作のプロデューサーはまだ今後の計画について明らかにしていない。
もし、これが現実のものになると、テリー・ギリアム監督にとっては製作中の映画の撮影中止は2度目の経験となる。00年、ギリアム監督はジョニー・デップ主演で「ドン・キホーテを殺した男」の撮影を開始したが、度重なるトラブルやジャン・ロシュフォール(ドン・キホーテ役)の病気降板などが理由で結局中断した。その映画が中断に追い込まれるまでの顛末を描いたドキュメンタリー映画「ロスト・イン・ラ・マンチャ」を気に入ったヒース・レジャーが、ギリアム監督作「ブラザーズ・グリム」(05)への出演を快諾したのは有名な話だが、そのレジャーが新たなギリアム作品をまたも製作中断に追い込むことになるとは、皮肉な話である。』
ということは、やはり『ダーク・ナイト』が彼の「遺作」ということになるのでしょうか……
またオーストラリアからも、彼を悼む同郷俳優たちの声が届いています。代表してThe Ageより。
Aussie stars devastated by Ledger's death
先日もお伝えしたニコール・キッドマンやメル・ギブソンの他、『アイム・ノット・ゼア』で共演したケイト・ブランシェット、『ケリー・ザ・ギャング』(『ネッド・ケリー』)の共演者ジョエル・エジャートン、同じく『ケリー・ザ・ギャング』そして『キャンディ』2作で共演したジェフリー・ラッシュ等の声が、衝撃と悲しみを伝えています。
『ケリー・ザ・ギャング』については、当ブログでもここで簡単に感想を書きましたが、ベテラン共演者の中で最も若かったヒースは堂々の主役ぶりでした。
これに出たことでオーランド・ブルームがジェフリー・ラッシュと出会い、『パイレーツ・オブ・カリビアン』出演への道が開かれたという楽しいエピソードも付随する映画ですが、いま観たら悲しみが勝ることと思います……