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映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

杉浦日向子さん

2005-07-26 14:04:45 | 本・マンガ・雑誌
百日紅 (上)

筑摩書房

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昨日知ったニュース。詳しいのはここでしょうか。

好きだったんですよ。漫画家杉浦日向子が。
初期作品は青林堂(『ガロ』の出版元だった)で出たものを持っているくらい。
だから漫画家を引退した時にはショックだったけど、「お江戸でござる」は伊東四朗さんが出ている頃は毎週見ていて、伊東さんが降板してからは、ほぼ杉浦さんのコーナーだけ見ていました。

いわゆる「江戸ブーム」や「東京論」ブームが、出版界を中心に、サブカルチャーも含めた文化的事象として、何年かにいっぺん盛んになることがありますが、東京で生まれ育った人間として「江戸」がマイブームだった時期と、社会的ブームのサイクルが合致していた頃、この人の書くものを読みあさったものでした。
悲痛な『合葬』も、のほほんとした後期の『とんでもねえ奴』なども好きですが、代表作として挙げるならやはりこれでしょうか。
壮年期の北斎と娘お栄(応為)、北斎の弟子だった若き日の渓斎英泉を中心とした連作短編集です。北斎の画業や生活、江戸の風俗、若者たちの心のゆらぎ、艶っぽい話まで……などと説明しても、うまく伝わりませんね。読んで下さい、と言うしかないです。

「漫画家」であった期間は短くとも、多くの素晴らしい作品を残して下さったことに感謝して、ご冥福をお祈りいたします。
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2 コメント

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杉浦さんの訃報 (misao)
2005-07-26 22:09:38
 えっ、と驚きました。私は、漫画何冊か持ってる程度ですが、まだお若いのに(私は45なので、なおさらショック。)独自の世界を持っていた方だけに大変残念です。謹んでご冥福をお祈りします。
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残念です… (クイークェグ)
2005-07-27 16:10:24
こんにちは。

そうですね、まだそれほどのお歳ではなかったのに、と思うとショックです。

ここで紹介した本を、改めて読み返したりしているのですが、やっぱりいいなあと思います。
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