Superhero Hype! に "X-MEN:The Last Stand" スタジオ訪問記(撮影見学及びインタビュー)が出ました。
が、何しろ膨大な上、背景のせいもあって、とても読みきれません。
ヒューに関係ある部分は、Part 3 と Part 6 あたり。6の方を見ると、このスタジオ訪問は、現在ネットで公開中のトレイラーの試写を彼らが初めて目にした頃、つまり以前当ブログのこの記事などでもお伝えした昨年12月頃のことだったと思われます。このたび、或る程度ネタバレ解禁になったということでしょうか。
とりあえず判ることは、ヒューがとっても背が高いことと、とってもいい人だということ…(おい!)でも記者さんたちに試写室の座席を勧めて、自分は後ろで立って観てるって、やっぱりいい人かも。
Part6でマグニートーとの絡みのシーンなどについて読むと、なかなかスリリングです。イアン・マッケランとヒュー・ジャックマンが、マグニートーとウルヴァリンの扮装のまま、役や演技について話し合っている図って、確かに一見の価値はあるかも。そりゃ見られるもんなら私だって見たいですよ!
あと、ヒューが初めてオーディションを受けに行った時、イアン・マッケランとパトリック・スチュアートがいるのを見て、演劇学校の生徒みたいに「嘘だろ。ロバート・デ=ニーロとアル・パシーノと一緒に出るようなもんじゃないか」と思ったっていうのが、なんか可愛いですね。
実際、彼はその直前までロンドンの舞台に立っていた訳だから、感激もひとしおだったのでしょう。
それと映画の内容自体のネタバレになるかも知れませんが、X-3だとミュータントたちを「治療」できる可能性が出てくるということなんでしょうか?
ミュータントたちの誰がどの道を選ぶかは、それこそネタバレなので言えないそうですが、ヒューいわく「ウルヴァリンにとっては『誰がどんな選択をしようが好きにすればいい。俺も俺の好きなようにするさ』ということ」だけど、それでも映画の中では、ウルヴァリンもいろいろ考えざるを得ないことになるようです。
またイアンは、「誰かが(ゲイである)自分を『治療』しようなんて持ちかけてきても御免蒙りたい。それは自分にとって、皮膚の色を変えろと言われるに等しい」と語っています。
たとえばローグの抱えている問題は、彼女自身のみに起因する訳ではなくて、周りの人たちの対応にも多くを負っているはずではないか、とも。
X-MENシリーズの扱っているテーマが、いわゆるマイノリティとそうでない(または自らをそうとはみなしていない)人たちとの軋轢や差別の問題のメタファー(寓意)であることは言うまでもないことですが、実際このシリーズは、アメリカでは、特に若いアフリカ系、ユダヤ系、そしてゲイの人たちから支持されているようです。
そのあたりの話は、以前見かけたCNN.comの記事にも出ていました。
「もし自分が社会から疎外される要因となっている特殊な力を取り除くことができたら?これは不寛容さや、異質なものへの恐怖といったことのメタファーなんだ。ユダヤ人やゲイやアフリカ系でなくなることを、もし選択できるなら?マイノリティにとって人生は困難なものだろう。もしそれを変えることのできる機会が得られたらどうするかな?」(ヒュー・ジャックマン)
トレイラーを見ると、道具立てやアクションは派手になったらしいX-3ですが、テーマは相変わらず重いようです。
ヒュー関連でもう一つ。
この記事によると、"The Prestige" 公開は、今年の10月20日になるようです。日本公開がいつかは判りませんが、楽しみです。
X-3は全米で5月末に公開。で、"The Fountain"はどうなったんだろう…
順調なんですね。
で、ほんと、「The Fountain」はどーなってんでしょうかね。監督ぅ。
X-MEN、いっぱい人が出てきてあわただしい映画になりそうな気がするのですが、深いテーマをどのくらい追いきれているのか…。
熱く語るキャストのインタビューをみているとちみっと心配になったりもします(^^;
個人的にはパイロくんのその後も気になってます。
"The Fountain"は「今年公開」にはなっていても、今年のいつなんだかは、まだ判らないんですよね。本当にどうなってしまうんでしょうか?