サー・アンドリュー・ロイド・ウェバー公式サイトによれば、この10/9で『オペラ座の怪人』が誕生20周年を迎えたそうです。
Phantom's 20th latest
当日の様子はこちらで。
また、Gettyにも画像が上がっています。
驚いたのが、初代クリスティーヌにして、周知の通り当時はALW夫人であったサラ・ブライトマンも当日姿を見せてくれたこと。
彼らの私小説ならぬ「私ミュージカル」の色濃かった演目だけに、現在このような画像を見ると、感慨深いものがあります。
ところで、この日、初代ファントム=マイケル・クロフォード氏は来なかったんですね。
以前このブログでもお伝えしたブロードウェイ公演7486回記念の方には来ていましたが。
実は私、今も一日一回は、氏のファントムを聴かずにいられないのですが、先日某所で驚くべき動画を見つけてしまいました。
おそらくBWでの初演時のものと思われる "The Point Of No Return" から、例のカタストロフに到る場面。
初演時のクロフォードは、満足に口も開けられないほどのすごいメイクをされていたそうですし、更にあの仮面を着け、表情演技など殆ど出来ない状態で、ただその「醜さ」だけが伝わって来ます。
そしてあの声。地獄の底から天上に突き抜けるが如き「音楽の天使」の歌声。
壮年の男の肉体の中にいるのは、よるべなき無垢な幼子の魂。
ああ、彼はこんなにも醜く、こんなにも愚かで、こんなにも孤独で、そしてこんなにも彼女を愛している。
クロフォード=ファントムが、声だけではなく、その佇まいでもそれを伝えていたことが判って、やはりいろいろな意味で鳥肌が立ちました。
彼のファントムは本当に「怪人」みたいで嫌だ、という感想を見たこともありますが、裏を返せば、それは寧ろ褒め言葉だと思いますよ。
そして、彼のファントムの最大の特長は、そのイノセンスにあると、私は思います。「見捨てられた子供」のエゴと孤独と無垢。それが感じられないファントムはファントムではない、と言ってもいいくらいです。
という訳で、今日も私はオリジナル・ロンドン・キャスト版CDを聴くことにします。
ところで、一部で「若さがない」などとも言われている初演スティーブ・バートンのラウル。あれはあれで私は好きですよ。包容力や父性まで感じさせて、「子供」のエリックといい対比になっていると思います。
こんばんは.
サラブライトマン,武道館の "Harem" ツアーをアリーナ2列目で観ました!!
私の中ではやはり,彼女のクリスティーナが一番です.
そしてもちろん,ドライブのお供に The Phantom of the Opera は必須です!
もう20年ですか….本当に感慨深いですねぇ.
丁度原作を読んで,あまりにもすばらしかったので,一気読みして,現国の先生に貸した覚えがあります.
情報ありがとうございました.
eowyn
こうして素の画像など見ると、サラの年齢を感じてしまいますが、歌はますます素晴らしくなっていると思います。一時Edenをヘビーローテしていました。
舞台には、原作で実は最もカッコいい「ペルシア人」が出て来ないのが残念と言えば残念です。
でも、ストーリーを主役を三人に絞っての舞台もやはりいいですねー。