今朝は妙に早く目が覚めてしまいました。
買い溜めた糖質オフパンとサラダの朝食にもいい加減飽きてきて、思い切って(大げさ?)近所のコンビニまで朝ごはんと、ついでにお昼に食べるものも買いに行きました。暑くならないうちに買い物したいという気持ちもあったのです。
外は既に暑くなっていましたが、日差しだけはまだそれほど強くありませんでした。お店のサンドイッチやおにぎりは意外と品薄でしたが、本当の早番の人たちが朝イチで買った後ということだったのでしょうか?
で、朝ごはんは買ったおにぎりと昨日作った浅漬けの残りでした。しかし、早く起き出したせいか、午前中また睡魔に襲われ、結局また横になってしまいました。洗濯は昼少し前に。
午後は『相棒』再放送。「最後のアトリエ」はゲスト米倉斉加年さんの名演もあり、自分は好きな作品です。夭折の画家の伝記を書いたのが北之口秀一というところがミソ。と言うかスタッフのお遊びでしょうか。もっとも自分が北之口秀一なる作家を知ったのは、先日再放送された「ツキナシ」初見からですが。
そして午後から夕方にかけては、この本を読んでいました。
久しぶりに呼んだ加納朋子さんの本。ラノベ的な前半、ちょっとファンタジー寄りの後半。加納作品には珍しい悪魔のような人物が登場するも、怒涛のクライマックスからラストにかけては思わず泣きました。いつかの岸辺に跳ねていく (幻冬舎文庫) 加納 朋子 https://t.co/Dac5H9Oys6
— レイチェル (@Rachel2012R) August 9, 2022
いつもの「日常の謎」とは少し違うけれど、前半で描かれたエピソードの背景や謎が後半で次第に解き明かされていく様は、やはり「ミステリ」です。後半登場する「悪魔のような人物」が本当に恐ろしくて嫌な感じで、どうなることかとハラハラしましたが。
人は持って生まれた能力によって必ずしも幸せになれるわけではなく、親に愛されるわけでもない。能力がありながら自罰的で自己肯定感の低いヒロインの気持ちを丁寧に描き、最後の感動に到るのは、やはり加納さんらしいと思いました。
「彼」のヒーローっぷりもさることながら、意外な形で出会った人たちが本当に「冒険の仲間」になってくれたことにも感動です。久しぶりに清々しい気持ちで読み終えることができました。