このところ起床はだいたい8時頃。朝ごはんはやっと無限ピェンローから解放され、買っておいたクラムチャウダーとベースブレッドで、久しぶりの洋食系でした。今日も晴天なのでせっせと洗濯。
娘に電話したところ、まだまだ咳がひどく、今日も仕事を休んだそうですが、食欲は回復しつつあるようで、今日は特に面会や差し入れに行かなくても大丈夫そうでした。
【日曜美術館】はこの10月に亡くなった高階秀爾さんの追悼特集。高階先生の『名画を見る眼』は、文字通り西洋絵画に対する多くの人の眼を開いてくれたご本でした。自分も愛読しました。いま世にある絵画鑑賞の手引きで、この本(IIも合わせて)の影響を受けていないものはないと思います。日曜美術館の過去放送も紹介されましたが、横尾忠則さんとの対談(ピカソ論)なども面白かったです。長年ありがとうございました。
午前中はしばらく読書して、お昼に冷凍パッタイを食べた後、本を抱えておでかけ。図書館に返す本の他、昨日整理した古い本の中から比較的状態の良いものを選び、NPO団体の運営しているエコショップへ持って行きました。買取りではなく寄付という形ですが、ただ捨てることにならなくて良かったです。図書館の本も返却し、荷物が軽くなりました、が——
今日の #日曜美術館 を観た後、本屋さんへ行ったら、高階秀爾先生の『名画を見る眼』カラー版がI、IIとも目立つ所に置かれていたので即購入しました。ミーハーですね😅 でも同じようなことを考えた人が多いのかアマゾンでも「西洋画」カテゴリーで現在ベストセラー1位です。https://t.co/wFHiUBAOS0
— レイチェル (@Rachel2012R) December 22, 2024
というわけです 実家で読んでいたのはもちろん旧版で、いつかカラー版もと思っていたので良い機会でした。
その後は電車に乗って多摩センターへ。今年はまだ夜に見ていないクリスマスイルミネーションを見るためです。と言っても、駅に着いたのは3時頃。暗くなる前、まず《パルテノン多摩》へ向かいました。
今年も撮れたパルテノン大通りの巨大キティさん。
パルテノンではミュージアムで開催中の「多摩市百草恋路稲荷神社の秘密」という展示を覗きました。
市内の「稲荷塚古墳」の上に鎮座していた神社ですが、ごく最近縮小移転したそうです。老朽化と共に、神社を維持管理できる氏子さんたちもいなくなり、社殿の伝来物は殆ど市に寄贈されたとか。だからこそこういう展示も可能になったわけです。江戸時代は近くに黄檗宗の寺院もあったそうで、さまざまな信仰が集結したような場所だったんですね。
その後、エレベーターに乗り、4階の子ども広場(屋内)を抜けて中央公園方面へ。
子ども広場のクリスマスツリー。
公園の大池周辺の工事も進んでいるようです。今日も風が強かったけれど、池を渡る風は「震えあがるほど」ではありませんでした。
まだまだ時間があるので、中央図書館にも寄りました。まずカフェで一休み。ここも市内の各公民館に入っているのと同じ団体のB型事業所です。
コーヒー類は胃にこたえるので避けたく、ロイヤルミルクティーはアイスしかなかったため、ゆず茶を頼みました。寒い外テラスではなく、屋内の窓際の席が空いて良かったです。
可愛いカップと思ったら——
いわさきちひろさんの絵をモチーフにしていたんですね。一口飲んでカップを置いて気がつきました。
しばらくのんびりとスマホなど覗いて過ごしてから、エスカレーターを降りて書架が並ぶフロアへ。ここはとにかく広くて書架も大きく多くて、蔵書もいっぱいです。しかし、他の小さい図書館に比べて「これは」という掘り出し物は、表に出ているところでは少ない気がします。あくまでも自分のシュミの上で、という意味ですが。そして普通の閲覧コーナーがとにかく少ない。研究や勉強用に特化しているようで、なんとなく気に入った本をダラダラ……いえ、ゆっくり読むには不向きです。それでも、ちょっと気になる本を一冊借りることができました。
エントランスを入った所の「ステッププラザ」脇のクリスマスツリー。
ステッププラザとその壁面。ステッププラザというのは階段状になった場所に、その時その時のテーマによる本が置かれ、その場で腰を下ろして読むこともできます。現在のテーマはもちろんクリスマス。絵本が多く、子供たちも楽しそうに読んでいました。
そうこうするうちに日も傾いてきたので外に出ました。
図書館の外観。この写真だと青空みたいに写っていますが、実際は5時近くでかなり「夜」っぽかったです。
図書館脇から表通りへ向かいます。
そこへの脇道の木々や植栽にも、楽しく工夫を凝らしたライトアップがされていました。
トップ画像はパルテノン大通り十字路とセンターランドツリーを望んだ風景。25日まで夜市と言うか「ナイトマーケット」が開催され、可愛い雑貨のお店やフードカーが並んで、周辺はかなり賑わっています。また、この時はツリーの前で「演劇型パフォーマンス」も行われていました。
2024年12月 【クリスマス ナイト マーケット多摩センター in 2024】情報と近くのホテル・旅館−BIGLOBE旅行
近くで見上げたツリー。
パルテノンへ続く光の並木道。
これ以外にも可愛い動物さんたちや様々なオブジェがライトアップされていましたが、人やが多く写りこんだり背景が悪かったり、そもそも屋台の裏手で撮りにくかったりで、アップできるのはこれくらいでした。
これも名物「光の水族館」。
中から見た景色と駅側からの入り口。
子供たちと一緒ではなく、老女ひとりでイルミネーション見物をしても……と思っていましたが、行けば行ったで楽しかったです。
電車に乗る前に《成城石井》で晩ごはんになりそうなものを買って帰りました。
風が強くて、ダウンコートを着ないと寒く、ピッチリ着込むと暑い、という微妙な気温。10℃前後くらいだったでしょうか。
帰宅後まずしたのは、昨夜まとめておいた本や雑誌を古紙回収に出すこと。今日も集積所まで何往復もして大変でした。
晩ごはんは成城石井で買ったほうれん草とベーコンのキッシュロレーヌに、昨日コンビニで買ったカップ入りポトフ。ちょっとだけクリスマスっぽい感じです。
『光る君へ』がなくさびしい日曜日の夜。【ダーウィンが来た!】スペシャルをちょっと観てからシャワー。フィギュアスケート全日本選手権・女子シングルは最終滑走グループだけ観られました。
9時からのEテレ【クラシック音楽館】は、引退を表明しているマエストロ井上道義の指揮で『ボエーム』。なかなか面白い演出でした。日本もそれ以外の国の人たちも入り混じっての上演でしたが、マルチェッロの扮装と言うか外見がレオナール・フジタなのが気になってきになって、話が頭に入ってきませんでした。