ヒューヒュー！・201 ウルヴァリンの秘密（？）

カンヌ国際映画祭公式サイトによれば、"X-MEN : The Last Stand" は、本日 11:30と22:30（現地時間）に上映予定だそうです。
ヒュー・ジャックマンは姿を見せるでしょうか？
ひと足早いご本人の画像はこちらでどうぞ。
サングラス…ストライプのスーツ…やはり、ちょっと強面なイメージを狙ったんでしょうか？

X-MEN関連、またはウルヴァリンについても、あちこちでインタビューが上がっていますが、代表して下記を。
iF Magazine.com
Moviehole.net

後者は字は小さいは改行はないはで、非常に読みにくかったです…
X-MEN シリーズとウルヴァリン役があって、今日のヒュー・ジャックマンがある…というのは事実だと思います。
上の記事でも触れているように（他記事でも見た記憶が…）、『恋する遺伝子』撮影でNYにいた時、トレイラーを出てセットに向かう途中、八人くらいのパパラッチが写真を撮っているのを見ても、それが自分を撮っているとは気づかなかった、などという話もあります。
だからって、米メディアで、オーストラリアにいた頃のことを「下積み時代」みたいに書いているのはいかがなものでしょうか。
そりゃ「国際スター」としてはそうかも知れませんが、豪では既にスターだったし、デビュー当初から実質「下積み」時代なんてない人だったし。
英メディアでは、それとは少し異なる書きぶりで、やはり「（ウェスト・エンドでの）『オクラホマ！』でブレイク」という扱いですね。

上の二つの記事どちらでもちらっと触れているのが、彼の子供の頃のこと（おそらく同じ時のインタビューだったんでしょう）。
「子供の頃、僕はいつもむしゃくしゃ腹を立てていた」
Movieholeでは、「現在の彼の気さくな様子からは、にわかに信じ難い話だが」とコメントしています。

「五人兄姉の末っ子で、何の力もなかったからね（Movieholeは四人と書いてありますが、正しくは五人です。でも、ヒューの上に四人という意味かも）。今でも突然、その頃の感情が顔を出すことがある。ウルヴァリンを演じる時、毎朝トレーニングをしている僕を見たら、驚くし震え上がると思うよ。『あれはヒューじゃない』って。だって、ゴッドスマックかメタリカの曲をかけて、明日という日なんて来ないみたいに、叫んだりわめいたり、汚い言葉を吐き散らしたりしてるんだから。限界ぎりぎりまでウェイト・リフティングしたりね。ウルヴァリンを演じる時には、彼がキレたり狂暴になる瞬間というのをいつも感じている。毎朝それを実践していれば、役の上にも何らかの形で現れるだろう。これっていいセラピーだよね」
と言って、彼は笑っていたそうですが、少年時代の鬱屈した思い出については、先日ちょっと触れた PARADISE magazine でも詳しく述べています。
これについては、後日ちゃんと取り上げたいです。

その一方で、豪の National Nine News には、こんな記事も…

つまり、「どうしたらそんなセクシーに？」というような質問は、にべもなく却下！だそうで。
「俳優としたら、セクシーな演技はどうするかなんて判らないよ。どうすればセクシーになれるかも知らない。自分では特に意識もしてないし」

でも、それって、意識してなくてもセクシーってこと？

更に、カンヌでは（ウルヴァリンとしてもヒュー・ジャックマン自身としても）あらゆる雑誌の表紙を飾ったり、到る所のビルボードやポスターに顔が出ていたりするけれど、それもご本人は冷静に受け止めているみたいです。
「そういうポスターを見れば、すごいとは思うけど、でもそこにいるのはキャラクターなんだよ。僕じゃなくて」
別のインタビューでも（たとえば上記 iF Magazine 等でも）、そういうポスターの類いを見て「おおカッコいい！」とは思うけれど、それはその映画や役のことであって、自分自身のことではない、と言っていました。

また今回、ジーン・グレイとのかなり濃厚なラブシーンがあるようですが、これについても、
「よく知っている相手とそういうシーンを演じるのは変な感じがするものだよ。会ったばかりの人とベッドインって言うのも、それはそれで変だけど、よく知っている人とするよりは、まだ気が楽だね」
だそうで、先日の下ネタ満載とは、またちょっと雰囲気が違うような…
やはり、米メディア向けと豪向けとでは、対応の仕方が違うんでしょうか？

ここで言うのも何ですが、デイヴィッド・ウェナム・インタビューの続きは少しお待ちを。
『炎』の新しい放送日前には何とか…と思っております。