日生劇場で上演中のミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』を観に行きました。実はまだ出先ゆえ、まとまった感想は書けません。
画像は劇場前のポスター。タブレット撮影の下手くそ写真ですみません。
ミュージカル『オペラ座の怪人』の作曲者アンドリュー・ロイド=ウェバー自身による「公式続編」と言われるこの作品。日本初演から5年ぶりの再演となります。初演同様、主要な役はダブルキャストで、自分が観た本日夜公演のファントムは石丸幹二さん。クリスティーヌは濱田めぐみさん、ラウルは小野田龍之介さんでした。
石丸さんのファントムは歌も演技も素晴らしかったです。劇団四季時代はラウル一筋でしたが、今あの年齢だからこそできるファントムだと思いました。ファントム先生は相変わらずのストーカーっぷりを発揮していましたが、石丸さんの演技自体に「キモい」感じはなかったです。エリックさん本人にとってはあくまでも「純愛」だからなのでしょうか。
他のキャストの皆さんの歌やダンスも、またサーカスの妖しく濃密な雰囲気を伝える美術も素晴らしく、複雑な盆回しや大ブリッジの上下移動等、大道具のダイナミックな動きには目を見張りました。楽曲の美しさは言うまでもありません。絢爛豪華な舞台にただ圧倒されました。
ただ、これをあの『オペラ座の怪人』の続編とさえ思わなければ
キャラクターの変貌ぶりやトンデモ設定、ストーリーについては、「ファントム=エリックがオペラ座の地下で妄想した二次創作」という説に納得できるほどです。舞台には登場しない原作の重要人物である「ペルシャ人」ことダロガにエリックが語って聞かせた「夢」だとしても不思議ではありません。
そして、こんなことを言うのはわたくしだけだと思いますが、観ている間ずっと、ヒュー・ジャックマン主演映画『グレイテスト・ショーマン』が脳裏に去来するのを止められませんでした。
初見の感想がこんな変なもので申し訳ありません……