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映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

ヒューヒュー!・316 新作?スパイ映画

2006-11-10 14:33:14 | ヒュー・ジャックマン

国内外のヒュー・ジャックマン・ファンサイトさんで既に話題に上がっていることですが、またまた彼のSEEDプロダクション製作による新企画情報です。
初出は Variety ですが、こちらが見られない場合は下記でどうぞ。
Cinema Blend
Comingsoon.net

原作は "The Amateur"。ロバート・リテルによる1981年発行のスパイ小説です。

主人公は婚約者を航空機事故で失ったCIAの暗号分析官。彼は独自の調査によって、その事故がテロリストによって引き起こされたことを知り、復讐のための訓練を開始するが、そこに上層部からの圧力が──

というストーリーのようです。
邦訳はないかと、所蔵のハヤカワ文庫『冒険・スパイ小説ハンドブック』(1992)で調べたら、日本語タイトル『チャーリー・へラーの復讐』として、北村太郎・訳により新潮文庫から出ていることが判明。
各ジャンル、ベスト30形式で作品紹介をしている『ハンドブック』では、「スパイ小説」部門23位にランクインしています。(ちなみに1位はジョン・ル・カレの『寒い国から帰って来たスパイ』。体制は変われど、オールタイム・ベストはやはりこれ。)
アマゾンにも出ていますよ。

しかし、これを見ても何だか判らないと思いますので、以下『ハンドブック』よりの引用。

『ミュンヘンのアメリカ総領事館がテロリストに襲撃され、その場に居あわせたアメリカ人女性が射殺された。彼女の婚約者でCIAの暗号専門家チャーリー・へラーは、CIAがテロリストたちの居場所をつきとめながら何の手も打たないことに業を煮やし、自らの手で復讐を果たすべく、単身、テロリストたちの潜むチェコスロバキアに潜入する。
現場で経験のない主人公が、諜報活動の最前線に飛び込み、どのように目的を達成していくか?シリアスな内容ながらユーモア感覚が随所にみられ、この著者には珍しいアクションものとなっている。』(同書117ページ。筆者(T)氏)


実は原作が発表された頃、一度映画化されているようですが、新作ではテロリストの背景など時代に合わせて変えると思われます(彼らの潜伏先がいまどきチェコっていうのもねぇ)。

それにしても、今でさえ山ほどの新企画を抱えているヒューとSEED、果たして実現可能なのか、ただこういう原作を押さえてあるというだけのことではないのか、作られるとしてもヒュー自身が主役を演じるのか──結局「予定は未定」ということなんじゃないかという気もします。

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