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台風一過。朝のうちはまだ雲も多かったけれど、次第に晴れてきて気温も上がり、数日ぶりに洗濯物をちゃんと外干しできました。
昼頃、息子のクルマで市内の大型ショッピングセンターへ。ランチもそこで冷やし中華を食べました。
家で必要なものを少し買った後、しばらく別行動でそれぞれの買い物。再び落ち合って、カフェで一休みしました。二人ともレモンスカッシュを頼んで、少しリフレッシュできた感じです。
帰宅後、ちょっと横になったところ少しウトウトしてしまいました。
夕食は鰻丼。蒲焼は生協の冷凍ものですが、なかなか美味しいです。付け合わせはきゅうりとみょうがの生姜入り浅漬けでさっぱりと。
食後は息子がコーヒーを淹れてくれました。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』感想は手短かに。サブタイトル「諦めの悪い男」。
義時の闇落ち。などと俗っぽい表現を使う気にもなれません。重病の将軍頼家が生死の境をさまよう間、北条家を守るため、鎌倉のためと言いながら非情に徹し、当面最大の敵である比企能員を騙し討ち、その一族を頼家が跡取りと考えていた幼い一幡やその生母もろとも皆殺しにします。
主人公でありながら、もはや悪の総帥と化した義時。ラストの暗い眼差し、その表情が恐ろしいです。息子の泰時はそんな父の所業に疑問をぶつけますが、しかし、もう後戻りできなくなった義時自身も、実は「これで良し」と思ってはいないでしょうね。権力闘争に身を投じながら、本人は権力欲や私利私欲でそうしているわけではないところに、むしろ業の深さを感じます。
「坂東武者の世を作りたい」「北条がそのてっぺんに立つ」と語っていた兄・宗時の理想は叶えられつつある。しかし、それは本当に「理想の世界」なのでしょうか?大事なのは名誉ではなくあくまでも「メンツ」。行動原理は「ナメられたら殺す」。多くの歴史好きが半ばネタ的に「蛮族」呼ばわりする坂東武者ですが、実際なんと恐ろしい世界であることか。亡き兄の言葉は、それこそ「呪い」であるかもしれません。
大河の後はEテレで【クラシック音楽館】。ウィーンフィル、ベルリンフィルそれぞれのサマーコンサートより。『鎌倉殿の13人』の厄落とし(?)。荒んだ心が癒されます。