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このタイトルでこの画像はいかがなものか?と自分でも思います
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おまけにこのシーン、水しぶきもキラキラとスローモーションで、更にご丁寧にもアングルを変えてもう一回見せてくれたりして、しかもこのポーズは何なんでしょう?
ここでご紹介したバラエティのスクリーニングでも、ヒュー・ジャックマンいわくスタッフが嬉々としてオイルを塗ってくれたとか何とか……
ジャパン・プレミア試写会の舞台あいさつでも、バズ・ラーマン監督自ら、とにかくこのシーンにご注目!とおっしゃっていました
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ほんとに何なんだよ、もう!
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でもバズ監督に限らず、これまでの彼のフィルモグラフィーを振り返ると、本当にあらゆる監督がヒューを脱がせたがっていますね
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もっともヒュー・ジャックマン本人は、昔々の「男の白痴美」みたいな二枚目スターと違い、けっこう冷めた自意識を持っている上、あれだけ容姿に恵まれていながらナルシシズムも稀薄そうな人なので、こういうことは大抵ネタやジョークにしちゃってますけどね。
でも、脱ぐ脱がないに関わらず、映画『オーストラリア』のヒュー=ドローヴァーが「夢の男」であるというのは本当のこと。
本来はニコール・キッドマンのための企画でしたが、これは寧ろ「ヒュー・ジャックマンの映画」である、とは、多くの男性批評家やコラムニスト、映画紹介担当のアナウンサーさえもが認めるところのようです。
若き日のクリント・イーストウッドを彷彿させる(ヒュー自身も役作りの上で意識したそうです)野性的なカッコよさから、「白タキシードの王子様」(笑)まで、ヒューのあらゆる魅力を一度に見られる作品で、ストーリーとかはさておき(ひー!
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ドローヴァーが舞踏会に登場するシーンなんて、マンガだったらバーン!と大ゴマで、背景に花でも散っていそうなシーンですよ
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一歩間違えたら笑いどころにもなりかねませんが(既に半分くらいそうなっているかも
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一方、映画後半に於けるドローヴァーのへたれっぷりも、それはそれで良きものでした。へたれてこそヒューだと言ってもよろしい。
へたれとはちょっと違うけれど、空襲の後、アイヴァンの酒場で、マガリ(この人が実は義兄であったというのもポイント高し)のために "One more glass." と要求しながら静かに涙を流すシーンも好きです。こういう繊細さ(役柄も演技の上でも)も、ヒューの美点の一つだと思います。
そんなわけで、映画『オーストラリア』。一つの作品としては言いたいことも多々あるけれど、ヒューのファンとしては無問題!でございます。
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