お歳がお歳とは言え、ショックなニュースでした。
ミュージカルファンとしては『ウェストサイド物語』『サウンド・オブ・ミュージック』の監督ということになりますが、同時に私にとっては『スター・トレック』劇場版第一作の監督としても忘れ難い人です。
この劇場版ST、公開当時いわゆるトレッキーには不評だったということが、私には心外でした。
エンタープライズ号をなめるようにして撮って行くシーンでは、その「大きさ」を初めて実感できたし、テーマとしても、オリジナルテレビシリーズが声を大にして言い続けて来たことの集大成だったと思います。
その後いくつも作られたST映画シリーズ、振り返ってみれば「映画」としてあれが一番まともだったと、ファンの間での評価も変わって来てはいるようですが。
編集出身だったということで、STでもミュージカルでも、シーンの切り替え等うまいなあと思わせてくれる人でもありました。『サウンド・オブ・ミュージック』のドレミの歌なんて神業ですよ!
その他、数々の映画で楽しませてくれてありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。
TNGも好きです。現在STと言えば皆さんがまず思い浮かべるのはそちらの方みたいですね。
でも、やはりオリジナルのカーク、スポック、マッコイのトリオ漫才には愛着が…
映画第一作は、そういうノリに欠けて、妙に「格調高く」作っている所も不評の一因だったようです。