娘の熱烈なご要望にお応えして、立川シネシティへ映画『メイドインアビス -深き魂の黎明-』(つくしあきひと原作、小島正幸監督)を観に行きました……
年が明けて最初に観る映画がこれ。久しぶりのシネシティで観るのがこれ。しかも公開初日です
劇場版「メイドインアビス」 -深き魂の黎明- 公式サイト
実は原作8巻すべて既読です
年明けにTOKYO MXで放映されたTVアニメ総集編前後編も観ました(観せられました)
いやしかし年寄りとしては、いたいけな子供が酷い目に遭う話を映像作品として観るのは精神的にキツイんですわ
何しろTVシリーズからのキャラクターデザイン担当氏が「子供がかわいそうで耐えられない」とおっしゃったくらい(パンフより)の話ですから。
ネット中心に大人気の黎明卿ことボンドルドさんはやはりド外道でした
あの人の声が森川智之さんというキャスティングは卑怯だと思います。優しく紳士的で穏やかな声音のゲス外道……
真面目な話もすると、様々な困難に打ち勝ちながら「冒険」を目指す少年少女の姿には胸打たれます。しかしその「困難」描写のエグイことと言ったら…… グロとかじゃなくて、とにかく痛くて(観る側の神経にとっても)、ひたすら「エグイ」です。R15指定も当然ですね。但し後味が悪いかと言うと、必ずしもそうではないのがまた不思議なところ。
アクションシーンはカッコよく、背景も音楽も美しくて、映像作品としてのクオリティが高く、2時間近くを飽きさせません。クライマックス近辺の或るシーンでは、切なさに思わず涙が出ました。
少年少女の胸躍る冒険物語に心惹かれるかた、かつグロ(いや有り体に言えば「リョナ」)耐性のあるかたにはオススメです!と、一応言っておこう
原作では、この後も彼らの肉体的にも精神的にもハードでヘビーな冒険の旅はまだまだ続くのですが、どうかその先の旅路に幸多かれと願ってやみません(絶対無理)
メイドインアビス | WEBコミックガンマ 公式サイト