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映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

デイジーデイジー・183 『300』公開直前インタビュー

2007-03-02 19:25:56 | DW・300
ときどき
すみません、『The Prestige』感想じゃなくて、今日は『300』とデイヴィッド・ウェナム関連です。
『The Prestige』が『イリュージョンVS』(涙←いい加減しつこいとは思いますが、当分これは外せません)として公開されるまでには、まだ間があるから。ということでご勘弁を。

さて、この3月5日に米プレミアを迎える『300』、主演ジェラルド・バトラーと、ディリオス役デイヴィッド・ウェナムのインタビューが出ました。
Moviehole.net

個別インタビューではなく、二人一緒のインタビューです。お二人ともプレミアに備えて、既にLAあたりにいるのか?と思いましたが、内容を見ると、昨年夏の Comic-Con の頃のインタビューが今になって出て来たようにも思えるし……どうなんでしょうか?
ともあれ、インタビュアー氏の見るところ、二人とも映画の中で見るより少し筋肉も落ちていたそうです。

インタビュアーからデイヴィッドへの最初の言葉、
「パール・ベイからここまで長い道のりでしたね」
というのは、彼の「ダイバー・ダン」が一世風靡したオーストラリアのTVシリーズ『Sea Change』のことです。
こういうネタが出るのも、豪の映画サイトならではですね。

そしてまた、とってもハードだったトレーニングの話。
デイヴィッドは例によって、「人生であんなきついトレーニングはなかったけど、おかげで体は締まったし、今はまたそうでもなくなっているにしても、結果には満足している」ということを語っています。
一方、現場では怪我人も続出したようで、毎日誰かしら病院送りになっていたとか。バトラーさん自身も股間を傷め、6日くらいは歩くのもそろそろふらふら、という感じで、更には、やり過ぎて肩を傷めたりもしたそうです。
DW「そんなことになるんじゃないかって言ったのに聞かないんだから」

バトラーさんは、撮影開始前からトレーニングにはいっていて、もちろんモントリオールで撮影が始まってからも、他の二人と組んで特訓した。トレーニングはきつかったけれど、他の人たちと友情の絆も生まれたし、良かったと思う。そうは言っても、撮影終了後はジムにも行かなくなったし、暫くは二度とあんなことはしたくない気持ちだったとか。
GB「撮影が終わってからは4ヶ月間マッサージに通ったよ」
「4ヶ月の撮影期間中は、(毎日)撮影が終わった後マッサージして貰っていたよ」
が正しい訳だと思います。すみません。

そのトレーニングのおかげ(せい?)でピーナッツを食べるようになったという話、他でも見た気がしますが、どういう意味なんでしょうか?
とにかく、ボディビルディング的トレーニング(ウェイトリフティングとか)以外にも、剣と盾と槍の特訓もあり、ちゃんと形になるまで、何ヶ月も同じ型を繰り返し繰り返しやらされて、初めの頃はみんなうんざりしていた、とか。
DW「思い出すね、その頃のことを(笑)」

またデイヴィッドは、出演が決まった時には、この映画の原作がフランク・ミラーのグラフィック・ノベルであることも知らなかったと、ここでは語っています。
DW「ギリシアにロケに行くのかなと思っていたよ。それから原作を手に取って、撮影は3ヶ月間、モントリオールの撮影所のブルー・スクリーンで行なわれることを知ったんだ」
GB「うん、俺もそうだった。撮影はモロッコ辺りでするのかと思ったよ。それから、顔合わせの時にプレビューを見せてもらって、『すごいな。どこで撮った?』って訊いたら、『モントリオールのスタジオだよ』って」
ジェリーさんは幼い頃モントリオールで育ったので(ご両親の離婚でスコットランドに戻ったんでしたっけ?)、懐かしい気持ちもあったようです。

それにしても、デイヴィッドが語る「出演を決めた当時のこの映画及び原作に対する知識」って、幾つかのインタビューを見るたびに少しずつ違うことを言っていて、どれが本当なのかよく判りません。
ともあれ、コミックは普通に好きだったけど、熱烈マニアという訳でもなかったというデイヴィッド、わざわざ山ほどの本を買って読んだそうです。
このあたりにも、彼の研究熱心さが伺えますね。

熱狂的ファンがいる原作ということが、役作りや演技に影響したかという問いに対して、そうは思いたくないと、バトラー氏は言います。
ファントムやドラキュラなど、アイコンだったり、カルト的人気があったりする役も何度か演じて来て、それなりのプレッシャーはあったけれど、
「でも実際に演技することになったら、自分のできることをするしかないんだよね。だから答えは『ノー』だ。ただ自分の演技が正しいと信じるだけさ」
と。
DW「これの場合、ザック(スナイダー監督)の演出がフランクの原作にきわめて忠実だということで、ファンにも安心して貰えるんじゃないかな。少しも違えることなく、グラフィック・ノベルに命を吹き込んだと言える。幸い僕は完成した映画を観ることができたけど、本当にその通りになっていた。フランクが観ても、これを祝福して、認めてくれるだろう。それが何よりだね」

しかし、そういう「原作の忠実な映像化」ということは、役者としての仕事を制限されることにならないか、という問いに対してバトラー氏は、それはキャラクターやその感情の焦点を合わせる助けとなる、と答える一方、演じる側にも何がしかの自由は残っている、と言い、デイヴィッドも、演じる上で束縛は感じなかったと語っています。
またバトラー氏は、グラフィック・ノベルの特質は、少ない表現で多くを語れる所にあると言い、それは役者の仕事にも通ずるという意味のことも述べています。

そして最後の「big question」。例の「股擦れ」の話ですが、これに対する二人の掛け合い(?)が、以前このエントリーでお伝えした、Comic-Con 当時のインタビューへの答えと判で押したように同じ。
だから、今回のインタビューも当時のものなのかな?と思ったのですが……

それにしても、こうして文章に起こしたインタビューでも、二人のしゃべり口調の違いみたいなものが伺えて面白いですね。
例によって誤訳や勘違いがあるかも知れませんが……

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